FC2ブログ

土浦日大×横浜【土浦市招待試合】

6/3 土浦市招待試合
土浦日大×横浜 @J:COM土浦日大スタジアム

今年の土浦市の招待試合は横浜を招いて、昨夏に甲子園出場を果たした土浦日大、春の茨城大会を制した常総学院の2校がそれぞれ対戦。そのうち第1試合の土浦日大×横浜の試合のレポートです。

試合経過
横浜の先発はなんと1年生の木下。昨年シニア日本選手権で世田谷西シニアを優勝に導いた超がつくほど注目の右腕が背番号19をつけてマウンドに立った。するとノビのある高めのストレートで、土浦日大の1・2・3番をいずれもフライに打ち取る立ちあがりを見せる。しかし2回表、先頭打者を世田谷西シニアの先輩のファースト内海のエラーで出塁させてしまうと、続く小菅にはレフト前ヒット、小澤にはストレートの四球を与えてしまい無死満塁のピンチを背負う。続く7番鶴見にはあっさりとセンターに犠牲フライを打たれてしまい土浦日大が先制…と思いきやサードランナーの離塁が早すぎたということでまさかのダブルプレー。木下は8番石渡に四球を与えてまたもや満塁としてしまうも、9番富田はショートゴロに打ち取り、まさかの展開でこの回を無失点で切り抜ける。

続く3回にも木下はショートエラーと鈴木のヒットで1死1・2塁のピンチを迎えると、5番小菅が前の打席に続いてレフト前ヒット。2塁ランナーの大賀は一気にホームを狙うも、レフト長南の送球が逸れてもタッチアウトと結果的には暴走となってしまい、この回も土浦日大はチャンスを作りながらも無得点となった。

横浜は3回裏に打っても注目の9番木下がチーム初ヒットを放ち出塁。続く1番小泉のヒットで一気に3塁を狙うもタッチアウト。木下はここで交代。ピンチを招きながらも3回無失点という投球内容であった。横浜の4回のマウンドには同じく1年生の松本が上がる。186㎝の大型左腕である松本は木下より先に神奈川大会に背番号21でベンチ入りを果たすと、横浜創学館戦ではなんと145㌔をマーク。関東大会でも背番号11でベンチ入りを果たしたが、制球力に課題があり登板機会はなかった。この試合でも小澤・鶴見といきなり2者連続で四球を与えてしまう。この2人に対してはストレートのみ9球投げてストライクは1球のみという散々な内容であった。しかしここからスライダーでストライクが取れるようになると、スライダーでカウントを稼いで決め球に自慢のストレートという投球スタイルで石渡・冨田を連続三振。木原もショートゴロに打ち取ってピンチを脱すると、5回は土浦日大の2番からの好打順を3人で抑えてみせた。
20180603横浜 松本
4回~6回の3イニングを無失点に抑えた横浜2番手の松本

一方土浦日大のエース富田も一歩も引かないピッチング。Max138㌔の回転のいいストレートに、スライダーとチェンジアップを交えて横浜打線を抑えていく。特にこのチェンジアップが落差が大きくて素晴らしいボールで決め球としても冴えて、このボールで横浜のクリーンアップから3連続三振を奪った。富田は5回で降板してしまったが、3安打無失点5奪三振とという内容で横浜打線を完全に封じ込め、昨夏2年生エースとして土浦日大を甲子園に導いた実力を見せつけた。
20180603土浦日大 富田
横浜打線を5回無失点に抑えた土浦日大のエース富田

土浦日大は6回から2番手として2年生サイド左腕の荒井が登板。荒井は先頭の代打大手から三振を奪うなど簡単に2死をとるが、そこから横浜は山崎のショート内野安打→盗塁でチャンスを作ると、3番の主将齊藤がライト前にタイムリーヒットを放ち先制する。
20180603横浜 齊藤
先制のタイムリーを放った横浜の3番齊藤

横浜はさらに8回には先頭の代打角田が左中間スタンドにソロホームラン。この2点のリードを7回から3番手として登板した黒須が守り切り、横浜が2-0で勝利した。
20180603横浜 黒須
7回から3イニングを無失点に抑えた横浜3番手の黒須

20180603土浦日大×横浜
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください

まず横浜としては1年生投手2人が投げられたのは収穫であった。木下は何よりも期待が大きいだけに無事に高校野球デビューできたということが大きい。決していい内容とは言えなかったが、球自体はいいものをもっていて、今後コントロールを修正していけば十分に使える存在だと感じた。そして松本は課題のコントロールを途中から変化球主体の投球に変えて克服して、3回無失点と見事なピッチング。松本のこの日のストレートのMaxは141㌔であったが、186㎝の長身から繰り出されているためにそれ以上の威力を感じ、正直ストライクゾーンに入れば打たれないだろうというレベル。それだけに制球難を克服したのは非常に大きかった。

打線は富田がよかったこともあるが、正直2得点は不満である。ただその中でもこの日はスタメン出場を果たした万波(絶不調でこの試合も背番号13で、春季大会ではスタメンから外れることも多かった)は3打数1安打。ノンステップ打法をやめることで元に戻った感があり、この試合ではヒット以外のショートゴロ2個も低くていい打球で、ドン底からは脱出した感がある。続く常総学院戦では4番にも復帰するなどして、夏に向けて光明が差してきたのは大きい。
20160603横浜 万波
復調の兆しが見えた来た横浜の万波


土浦日大はエース富田が見事であった。明秀日立・常総学院の2強といわれる今年の茨城であるが、関東大会で明秀日立を破り、この後の試合で常総学院も破った横浜打線を5回無失点に抑えたのだから、明秀日立・常総学院も十分に抑える力も持っているといえる。総合力ではこの2チームには及ばないだろうが、富田が万全の状態で挑めれば十分に勝てる可能性もある。

打線は昨夏の甲子園を経験した左の強打者3人(鈴木・井上・小菅)で構成するクリーンアップは横浜投手陣に対しても振りまけておらずに脅威となっていたことだろう。特に5番の小菅はレフト前ヒット2本にサードライナーと左打者ながら逆方向に強い打球を打てていて、この日の土浦日大打線では1番目立っていた。今後はこのクリーンアップ以外がどれだけ打てるかというのがキーになってくるだろう。
20180603土浦日大 小菅
逆方向への強い打球が目立った土浦日大の5番小菅


Pickup Player
木下幹也 横浜1年 ピッチャー
~期待の1年生がついにデビュー~
中学時代から注目を集めていた期待の1年生の木下がデビューを果たした。

木下はすでに184㎝90㎏という立派な体格で、中学時代には世田谷西シニアのエース兼主軸としてシニア日本選手権で優勝し、MVPを獲得。ちなみにこの時決勝で戦ったのが佐倉シニアの3番打者は、後にチームメイトとなり、この日は横浜の背番号14でベンチ入りしていた度会であった。さらに「ビートたかしのスポーツ大将」にもスーパー中学生として出場し、西武ドームでソフトバンクの松田相手に140㌔以上の球を投げていた。そんな超注目の木下であったが、1年生5人がベンチ入りした春季大会では残念ながらベンチ外。背番号19でベンチ入りしたこの試合が公の場では初の高校野球出場となった。

木下は初回から140㌔前後のストレートで押すピッチング。ボールが高めに浮いていたが、ストレートにノビがあるからかそれを土浦日大は打ちあげてしまっていた。2回には満塁からセンターへ犠牲フライを打たれたと思ったら、3塁ランナーの離塁が早くてダブルプレーと助かり無失点。続く3回にもピンチを迎えて3番鈴木にレフト前ヒットを浴びるもホームタッチアウトで難を逃れる。こうして何とか3回を無失点で乗り切る。上記のように点を取られても全くおかしくない内容であったが、相手の攻撃にも助けられて3回無失点。と内容は決していいものでなかったが、ストレートはMax142㌔でノビもあり、縦のスライダーも良かった。球自体は十分に通用する威力を持っていたので、この球を安定して低めに投げることができれば夏から戦力になれることだろう。

打っても注目の木下は3回の第1打席でカウント1B1Sからの低めの変化球をうまくとらえると、チーム初ヒットとなるセンター前ヒット。この打席に立った後にマウンドには木下でなく松本が上がるという展開であったので、あえて代打を送られなかったあたり打撃も期待されているに違いない。

投打において本来の力を発揮すれば、昨年の及川に続き、今年も横浜にスーパー1年生投手が現れたと騒がれる日も遠くはないだろう。

20180603横浜 木下 20180603横浜 木下2


ランキングに参加しています
よろしければクリックをお願いします↓
にほんブログ村 野球ブログ 高校野球へ
にほんブログ村


スポンサーサイト

テーマ : 高校野球
ジャンル : スポーツ

コメントの投稿

非公開コメント

最新記事
ランキング
おススメ
カレンダー
10 | 2018/11 | 12
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
カテゴリ
プロフィール

ぶるーたす

Author:ぶるーたす
高校野球~社会人野球までアマチュア野球なら何でも好きです

アクセスカウンター
月別アーカイブ
検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

注目ブログ