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U18日本代表は本当に2年生投手を招集できるのか?

夏の甲子園終了後に開催される「BFA U18アジア野球選手権大会」の代表の1次候補選手30名が選出された。

メンバーは以下の通り↓
U18日本代表1次候補2018

有力選手では野村(早稲田実業)・森下(東海大相模)らが漏れたが、センバツ優勝の大阪桐蔭からは6名が選ばれるなど大まかかにいえば注目の選手は順当に選ばれたというとこであろう。ただ投手陣は14人中2年生が6人もいるというのは少々意外であった。この6投手はともにプロが注目するような期待できる投手である一方、実績という面ではまだまだといえる。

大会が開催されるのは9/3~9/9であり、その後すぐに新チームの秋季大会が始まってしまう時期である。甲子園に出場する可能性も大いにある選手たちなので、秋季大会までに急ピッチで新チームを仕上げなければいけない状況で、そのチームの核となるエースとなる選手がいないのは辛い。個人でいえば代表での経験はプラスになるかもしれないが、国際球というやや異なったボールを使い感覚が狂う、疲労が蓄積するといった面でも2年生投手が代表に選ばれることは新チームにとって大きなリスクとなる。5年前には安楽(済美→楽天)と高橋(前橋育英→西武)が2年生ながらU18日本代表に選ばれて活躍したが、その後の秋季大会で済美・前橋育英は早々に敗退してしまいセンバツ出場を逃してしまったこともあり、それ以降2年生投手が実際に招集されたケースはない。

永田監督は「将来性も加味した上で~」という言葉を使っており、今年のアジア大会もさることながら、来年のワールドカップも見据えているところが伺える。そういう意味では今年のうちから2年生をいれて、国際大会にならすというのは有効であるが、上記のような理由で各チームからは敬遠されてしまうので現実的でないかと思う。

20180324日大三 井上 20180415横浜 及川
2年生ながら日本代表候補に選ばれた日大三の井上(左)と横浜の及川(右)

また野手では2年生がいないのも気になる点だ。野手でいえば2年前の清宮(当時1年生)、昨年の藤原・小園といった選手は近年でも下級生ながら代表に選出されて主力として活躍している。野手であれば新チームに与えるリスクも少なく、比較下級生であっても招集はしやすい。将来性というのならば石川(東邦)、黒川(智弁和歌山)といった野手も候補に入ってもいいと個人的には思った。

ただこれは1次候補に過ぎないのである。ちょうど合宿をしていた大学日本代表と違って実際の代表選手は必ずしもこの候補の中から選ばれるわけではなく、昨年の代表も20人中1次候補選手であったのは12名のみであった。つまりはそもそもこの1次候補というのは実際の代表選考に与える影響は大きいとは言えず。現実的なところは各チームの事情から2年生投手の招集は敬遠される可能性が高いと思われる。

大学生と違って招集しづらいところもあるが、高校生も1回この時期に合宿でもやってみると本人たちのレベルアップやモチベーションにもつながっていいのではないか?


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