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U18日本代表反省会

「第12回 BFA U18アジア選手権」に参加していたU18日本代表の戦いが終わった。自国開催であるにも関わらず、韓国・台湾に敗れて3位という結果は残念な限りである。で今日は簡単にではあるがここで今大会の反省点をメンバー選考&起用という点から書いていきたいと思う。


甲子園組に偏ったメンバー構成
今回のメンバーは18人中17人が夏の甲子園出場組であり、不出場組は市川(明徳義塾)のみであった。もともとは甲子園後のU18日本代表は甲子園組のおまけという意味合いが強かったが、近年では甲子園不出場組からも力のある選手を選出して、まさに代表というチームを作り上げてきただけに今年の1人というのは極めて少ないといえる。

近年のメンバーのうち夏の甲子園不出場組のメンバー
2018年:市川(明徳義塾)
2017年:三浦(福岡大大濠)、古賀(福岡大大濠)、鯨井(東海大市原望洋)、清宮(早稲田実業)、安田(履正社)、井上(日大三)
2016年:島(東海大市原望洋)、佐藤(中京大中京)、鈴木(静岡)
2015年:高橋純(県立岐阜商)、森下(大分商)、勝俣(東海大菅生)、津田(浦和学院)、宇草(常総学院)、
2014年:高橋(前橋育英)、小島(浦和学院)、栗原(春江工)、岸田(報徳学園)、吉田(履正社)、浅間(横浜)

強い選手がいたからといって甲子園に出られる世界でもないので、まともにその世代の上位18人を選べば、甲子園に出られなかった選手がそれなりに入ってくるはずだ。よって今回の1人というのは甲子園組に極めて偏ったメンバー選考であったといえる。

甲子園出場組は疲労もあり、また打者でいえば木製バットで練習する期間は短くなる。そういう意味では予選敗退組から有力選手を選んで合宿でもしておき、それに甲子園組を加えてチームを作るというやり方もありではないだろうか?

20180828高校日本代表 市川
夏の甲子園不出場組から唯一の選出となった市川(明徳義塾)


裏目に出てしまった吉田の起用
今大会では注目の吉田は韓国戦に先発したもののは3ランを浴びてしまい、台湾戦でもリリーフ登板するも直後に勝ち越しを許してしまい2試合とも敗け投手となった。ご存知の通り吉田は甲子園での881球という大熱投の疲労を考慮されて、代表合流直後も別メニューが続いていて、対外試合登板は1イニングのみという形で韓国戦の先発マウンドにあがった。甲子園での吉田の投球はこの世代でもNo1に近いものであったが、今大会の吉田は本調子でなかった。もちろん結果論であるが吉田の先発、さらには台湾戦でのリリーフ起用は見事に裏目と出てしまったのである。


疑いたくなる朝日監督の存在
よって今回の大会では甲子園のメンバーが多く選ばれ、その中でも甲子園で活躍した選手を積極的に起用するという形であった。こうなると100回記念大会ということもあり例年以上に盛り上がった甲子園の余波をキープすることができ、さらに吉田が投げればまた世間の注目は増し、甲子園を主催していた朝日新聞社や取材するメディアにとっては好都合なものなのだ。

もちろん永田監督が「直前で甲子園で活躍していた選手こそ、そのままの流れで代表に臨むことがベストであると判断したのかもしれない。そんな起用が失敗したいまではこの起用は本当に永田監督の判断だけなのか?他からの圧力などなかったのか?と疑いなくはなってしまう。


投手多すぎなメンバー構成
今大会は18人まで選手を登録することができたが、その構成は投手8人・野手10人というものであった。ただ実際にフタを開けてみると主要な試合(韓国・台湾戦)は吉田・柿木を中心に板川・根尾のみの登板であり、その他の試合に関しては実力差があったので正直誰が投げても良かったということだろう。もともとこのような展開は想像できたことであり、投手8人というのは若干多すぎたような気もする。

一方の打線は野尻を入れても11人のみであり、控えは2人しかないという状態なので試合途中で代打を送ることも容易にできずに、打てなくてもスタメンを変えられるほどのバリエーションがなかった。このように野手が貧窮している一方で、投手では奥川・渡辺・山田・市川は出番が少なかったので、野手と投手の人数比もミスったといえる。

個人的にはマウンドにも上がれる野手を何人かいれおいて、香港戦・スリランカ戦などはその選手に投げてもらうというのがベストだったと思う。香港戦で先発した野尻は他の試合ではファーストで出場するなどまさにその選手であったが、もう何人かいてもいいのかなというところであり、やはり野村(花咲徳栄)が欲しかった。野村は高校球界屈指の右のスラッガーとして左打者の多い打線にアクセントはつかられただろうし、花咲徳栄のエースであるために投手としての実力も十分である。

20180828高校日本代表 野尻
投手登録ながら最終戦では4番を打つなど二刀流の活躍を見せた野尻(木更津総合)


新チームに影響をもたらせたメンバー選考
このアジア選手権が行われている一方、各地では春のセンバツ出場に向けた秋季大会がすでに始まっている。以前2年生でメンバーに選ばれた安楽の済美、高橋の前橋育英が早々に敗退するなどこの代表が秋への重荷になってしまったことが問題となった。それ以降は新チームのエースとなる2年生投手を選ぶのは敬遠されがちであった。今年は久しぶりに2年生として奥川が選ばれたが、星稜は投手層が非常に厚いのでまだ影響は少ないと思われる。ただ奥川はほとんど大会で投げていないので、ならなぜ招集した?とは思う。

ただし他のメンバーで秋季大会に大きく影響を及ぼしてしまったメンバーがいた。今回の首脳陣は咋春に報徳学園の監督を勇退した永田監督はフリーであるが、その他のコーチ陣は仲井間コーチ(八戸学院光星監督)、平川コーチ(北海監督)、小針コーチ(作新学院監督)と現役の高校の監督である。そのうち平川監督の北海は、監督不在のまま地区予選に臨んだのだが、2回戦で札幌日大に敗退。強豪どうしがいきなり2回戦でぶつかるというくじ運の悪さもあったが、北海は監督の不在のままセンバツ出場の可能性がなった。逆に平川監督にしてみれば、自分が夏の間にチームを空けていて戻ったら、もう次の春のセンバツの出場がなくなっているというわけだ。

これは非常に大きな問題であり、コーチのメンバーも常設化するなど、しっかりと選考して、特定のチームだけが秋に不利を被るというのは避けて欲しい。


以上です。
今回は残念な結果だったが、まぁ打たれてしまったもの、打てなかったものはしょうがないのでこれを次に生かして、できれば上記のようなことも考慮してメンバーを選考・起用して欲しいものです。


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