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作新学院×前橋育英【秋季関東大会1回戦】

9/20 秋季関東大会1回戦
作新学院×前橋育英@山日YBS球場

試合経過

20181020作新学院×前橋育英
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください

2年前の夏の甲子園優勝校である作新学院と、5年前の甲子園優勝校である前橋育英という北関東屈指の強豪校対決となった関東大会の開幕戦は、予想通りの投手戦となった。

作新学院のエース林。夏の栃木大会では1番イニングを投げるなど経験豊富な投手で、夏の甲子園では大阪桐蔭相手にリリーフ登板も果たしていた。やや2段モーション気味のフォームから繰り出すストレートはMax137㌔であったがスピンが効いていて、まさに本格派といえる投手。初回は3ボールから先頭の丸山の頭部に死球を与えてしまうなど制球に苦しんだが、4番森脇を高めのストレートで三振に斬ってピンチを脱すると、2回以降はコントロールも安定してきて、またそれによりブレーキの効いたスライダーをはじめとしてスローカーブ・チェンジアップ(?)なども有効に使うことができてきて、前橋育英打線を無得点に抑えていく。
20181020作新学院 林
作新学院のエース林

一方、前橋育英の先発の梶塚はそれ以上のピッチング。ストレートはMax135㌔で群馬大会で見たとき(観戦記)ほど球は走っていなかったが、スライダー・カーブ・SFF(?)などもまじえたピッチングで作新学院打線に的を絞らせず、5回までで打たれたヒットは横山のポテンヒットのみの無失点であった。

そんな投手戦だが攻勢であったのは前橋育英で4回裏には森脇・梶塚の連打で、5回裏には岡部・須永のヒットから1死1・3塁のチャンスを作るも、あと1本が出ずに無得点となっていた。ただ6回裏にこの回先頭の剣持がカウント3B2Sからのストレートを捉えると打球はライトスタンドに飛び込むホームランを放ち先制する。
20181020前橋育英 剣持1
先制ホームランを放った前橋育英の剣持

順調に見えた前橋育英に7回表にアクシデントが襲う。先頭の石井の強烈な打球が梶塚を直撃、梶塚はボールをすかさず拾って1塁に送球してアウトにするが、そのまま倒れこむと担架で運ばれてしまう。しかし長い中断を経て、梶塚はマウンドに戻るとその後も好投を続ける。

しかし終盤はやはり疲れが見えてきたか、8回表に作新学院に最大のチャンスが訪れる。先頭の代打岸が四球で出塁すると、立石がヒットで続き1死1・3塁。ここで打席にはここまでセカンドで好守を連発して、前の打席でも2ベースを放つなどこの試合乗っていた松尾を迎える。松尾はピッチャーの横を抜ける鋭い当たりを放つも、これをショート中村が体を入れて好捕すると、2塁ベース付近の早いゴロということで6-4-3のダブルプレー。前進守備も想定された場面であったが、前橋育英自慢の攻撃的守備でゲッツーをとりピンチを凌いだ。
20181020作新学院 松尾
この試合作新学院の野手で1番存在感を発揮していた松尾であったが1番のチャンスでは併殺となってしまった

20181020前橋育英 中村
最大のピンチを好守で併殺にした前橋育英のショート中村

追加点を奪いたい前橋育英は7・8回に共に1・3塁のチャンスを作るも、林の粘りのピッチングの前にあと1本が出ない。しかしそんな林の好投に打線が応えることができず、梶塚の前に完封負けとなってしまった。
20181020作新学院×前橋育英 スコアボード


スコア的には1-0という試合であったが前橋育英が作新学院が力では圧倒していた試合であり、ヒットの数は前橋育英が11本なのに対して作新学院は6本。前橋育英がチャンスであと1本がでないのに対し、作新学院はチャンスを作るのがやっとという感じであった。

前橋育英の勝利の立役者はなんといっても、完封勝利をあげたエース梶塚であろう。7回には1度担架で運ばれてもマウンドに戻ってきたあたりは、夏の甲子園で9回に足をつってもマウンドに戻った前エースの恩田を彷彿とさせた。梶塚はこの時、2番手投手としてずっと投球練習をしていたが、マウンドに呼ばれることがなかったので色々感じたものはあるのだろう。そんな前エースの魂を受け継いだ見事な完封劇であった。
20181020前橋育英 梶塚
見事完封勝利をあげた前橋育英のエース梶塚

作新学院としてはエース林は粘りのピッチングで1失点に抑えたことは非常に評価できる。ただ打線に関してはちょっと物足りなさがあった。注目の3番主将の石井(日本ハムの石井一成の弟)は最初2打席連続のピッチャーゴロ併殺と数少ないランナーを消してしまった。2打席目のピッチャーゴロと、3打席目の梶塚直撃のピッチャーゴロはともに当たりとして悪いものではなかったが、結果としてはピッチャーゴロ3個のノーヒットであった。もう1人の注目が甲子園の大阪桐蔭戦で2安打をはなった1年生の横山。栃木大会のベンチ外から、甲子園では1番打者として活躍したシンデレラボーイは新チームでは主軸として期待され、栃木大会では4番を打っていたこともあるが、この試合では打順は6番。スイングに鋭さは見られたが、結果としてはポテンヒット1本という内容であった。4番の坂主もほぼ懲罰気味に交代させれるなどとにかく打線が振るわなかった作新学院。ただ昨年の秋も関東大会では完封負け(しかもコールド)からの夏は甲子園に出場して、連覇の大阪桐蔭相手に善戦という結果だっただけに、新チームも冬場に成長することを期待したい。
20181020作新学院 石井
作新学院注目の石井弟はピッチャーゴロ3個を含むノーヒットであった


Pickup Player
剣持京右 前橋育英2年 セカンド
~この試合唯一の得点となる一振り~
この試合の唯一の得点をたたき出したのは前橋育英の3番剣持の一振りであった。

剣持は2年夏の群馬大会で背番号14ながらサードのレギュラーを掴むと打率.444の活躍。甲子園の近大附戦でも7番サードでスタメン出場すると、好左腕の大石から先制のタイムリー2ベースヒットを放つなど活躍した。打撃には積極性があって広角に打ち分けることができ、守ってはしっかりとボールを止めることのできるサードで送球もスピード正確性ともにはハイレベルであった。

2年秋の新チームからは主に3番セカンドを務めている。この試合でも初回にエラーをしてしまうなど、サードとは動きの異なるセカンドではまだまだなところもある。しかし打撃の方では群馬大会でも舘林戦で3ランを放つなど、中軸としてチームを検診していた。

この試合の剣持は最初はファーストゴロ、サードフライと完全に抑えられてしまうが、6回裏の先頭打者として迎えた第3打席。フルカウントからのインコースのストレートをうまく捉えると、打球は高く上がってそのままライトスタンドへと飛び込んでいった。前橋育英としてはチャンスを作りながらもあと1本が出ないという状況だったので、一振りで先制点をたたき出したこの1発は非常に価値のあるものだった。弟4打席では今度は逆方向のレフト線にうまく打球を持っていき2ベース。無死2塁のチャンスを作り出すも後続が続かずに無得点で、結局剣持のホームラン1点のみで前橋育英は勝利した形になった。

夏に続く甲子園の出場に王手をかけた前橋育英にとっては、主将の丸山とともに夏の甲子園の経験者である剣持の活躍が欠かせないことであろう。

20181020前橋育英 剣持2
6回にこの試合唯一の得点となるホームランを放つ前橋育英の剣持


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