【センバツ出場紹介①】 星稜
今年も3/23開幕のセンバツに向けて出場校の紹介を行っていきたいと思います。
まず第1回目は優勝候補筆頭とされている星稜です。
秋の成績
咋夏は甲子園に出場して始動が遅れたところに、エース奥川はU18日本代表に招集。でも甲子園の済美戦では一時は6点をリードするも追いつかれ、最後はタイブレークで逆転サヨナラ満塁弾を被弾という悔しい試合を経験したメンバーの多くが残り、石川大会では金沢・遊学館というライバルにコールド勝ち、しかも失点を喫したのは金沢戦のみという圧倒的な試合運びで優勝。北信越大会でも奥川が関根学園・松本第一・東海大諏訪と3試合連続完封で決勝にコマを進めると、決勝では再試合の末に啓新を破って優勝。明治神宮大会でも強豪の広陵をコールドで破り、高松商も破って決勝に進出するも、決勝では札幌大谷との投手戦に敗れて準優勝に終わった。
秋の主なオーダー
投手陣
エース奥川は昨夏には2年生で唯一U18日本代表にも選ばれていて、世代最強との呼び声も高くドラフト候補筆頭。Max150㌔のストレートにスライダー・カーブ・チェンジアップもそれぞれ完成度が高い。これに明治神宮大会から130㌔台のフォークも加わり、ほぼ無敵状態。秋の公式戦は計60イニングを投げて、82奪三振、失点は5(自責点は4)という圧倒的な内容であった。ただ2番手以降の投手も非常に能力が高い。昨夏にサヨナラ満塁弾を浴びてしまった、左腕の寺沢はその経験を糧に北信越大会では3試合に先発していずれも無失点。ともにU15日本代表にも選ばれた荻原と寺西も来年にはドラフト候補に入ってきそうな右腕だ。寺西は夏の甲子園では143㌔をマークした186㎝右腕。荻原は小柄だが全身を使ったフォームからインコースにストレートを投げ込むピッチングが売りで神宮大会での決勝では先発を務めた。

世代最強の投手との呼び声高いエース奥川
野手陣
前チームからエース奥川の他にも、キャッチャー山瀬・セカンド山本・ショート内山・センター東海林が残っていて、センターラインの守備力も全国随一で、石川大会ではチーム通して無失策であった。打線は前チームの南保・竹谷のようにホームランを量産するバッターはいないものの、1年春から3番を務めた内山が4番に座ると勝負強いバッティングを披露し、チームトップの2ホーマーを放つなど長打力もついてきた。5番の奥川は打撃でもチームの中心で、秋は打率4割超えで打点18はチームトップ。6番福本も長打力があり、こちらも打点12をマークする活躍であった。前チームから1・2番を打つ東海林は50㍍5.9秒の俊足が武器で、神宮大会の高松商ではホームランを放つなど長打力もついてきた。2年生の知田もミート力が高く巧みなバッティングを見せていて、3番の地位を確保。山本を加えて1~3番でチャンスを作り、4~6番で返すというのが攻撃パターンとなって大量得点を狙う。星稜で4番エースだった寺西健を兄に持つ寺西は打力もあるので、野手としての起用も検討したいところだ。

50㍍5.9秒の俊足を武器に1・2番を務める東海林

秋は4番を務めた2年生ショートの内山
エース奥川に加えて層も厚い投手力はセンバツ出場チームでもNo1といえ、攻撃・守備も経験者が多く充実している。秋の成績などを考慮しても、優勝候補筆頭といえるチームであろう。
センバツ制覇へのキーマン
山瀬慎之介 3年キャッチャー
~復活は星稜にとって最大の戦力アップ~
秋は充実していた星稜の中にあって、打率.200で最終的には打順を9番まで落としてしまった山瀬には物足りなさを感じた。中学時代には宇ノ気中で全国制覇を経験した、遠投120㍍を誇る強肩捕手で林監督からも歴代No1と評されていて、星稜高校でも1年秋から正捕手。2年春のセンバツでは打率.600をマークするなど打撃面でも大活躍をみせてベスト8入りに貢献。
新チームでは主将も務めた山瀬であるが、右手首のケガに苦しむ。上述のように打撃は不調に陥り、石川大会の準決勝では内山がマスクを被った。内山は本職こそショートであるが、中学時代にはU15日本代表の正捕手という実力者。センバツでも山瀬の状態が治らなければ、後釜はいるという状態で、主将と言えども安心はできない。ただ山瀬が本来の力を発揮できれば、全国屈指の捕手としてその地位も安泰である。小4からずっとバッテリーを組んでいる奥川の力を最大級に引き出せるのは山瀬であり、打撃でも中軸を打てる実力者である。山瀬の復活こそが攻守の両面で、星稜にとっては秋からの大きな上澄みとなることであろう。

ランキングに参加しています
よろしければクリックをお願いします↓

にほんブログ村
まず第1回目は優勝候補筆頭とされている星稜です。
秋の成績
咋夏は甲子園に出場して始動が遅れたところに、エース奥川はU18日本代表に招集。でも甲子園の済美戦では一時は6点をリードするも追いつかれ、最後はタイブレークで逆転サヨナラ満塁弾を被弾という悔しい試合を経験したメンバーの多くが残り、石川大会では金沢・遊学館というライバルにコールド勝ち、しかも失点を喫したのは金沢戦のみという圧倒的な試合運びで優勝。北信越大会でも奥川が関根学園・松本第一・東海大諏訪と3試合連続完封で決勝にコマを進めると、決勝では再試合の末に啓新を破って優勝。明治神宮大会でも強豪の広陵をコールドで破り、高松商も破って決勝に進出するも、決勝では札幌大谷との投手戦に敗れて準優勝に終わった。
秋の主なオーダー
守備 | 選手名 | 学年 | |
1 | 2B | 山本 | 3 |
2 | CF | 東海林 | 3 |
3 | 3B | 知田 | 2 |
4 | SS | 内山 | 2 |
5 | P | 奥川 | 3 |
6 | 1B | 福本 | 3 |
7 | LF | 岡田 | 3 |
8 | RF | 有松 | 3 |
9 | C | 山瀬 | 3 |
投手陣
エース奥川は昨夏には2年生で唯一U18日本代表にも選ばれていて、世代最強との呼び声も高くドラフト候補筆頭。Max150㌔のストレートにスライダー・カーブ・チェンジアップもそれぞれ完成度が高い。これに明治神宮大会から130㌔台のフォークも加わり、ほぼ無敵状態。秋の公式戦は計60イニングを投げて、82奪三振、失点は5(自責点は4)という圧倒的な内容であった。ただ2番手以降の投手も非常に能力が高い。昨夏にサヨナラ満塁弾を浴びてしまった、左腕の寺沢はその経験を糧に北信越大会では3試合に先発していずれも無失点。ともにU15日本代表にも選ばれた荻原と寺西も来年にはドラフト候補に入ってきそうな右腕だ。寺西は夏の甲子園では143㌔をマークした186㎝右腕。荻原は小柄だが全身を使ったフォームからインコースにストレートを投げ込むピッチングが売りで神宮大会での決勝では先発を務めた。

世代最強の投手との呼び声高いエース奥川
野手陣
前チームからエース奥川の他にも、キャッチャー山瀬・セカンド山本・ショート内山・センター東海林が残っていて、センターラインの守備力も全国随一で、石川大会ではチーム通して無失策であった。打線は前チームの南保・竹谷のようにホームランを量産するバッターはいないものの、1年春から3番を務めた内山が4番に座ると勝負強いバッティングを披露し、チームトップの2ホーマーを放つなど長打力もついてきた。5番の奥川は打撃でもチームの中心で、秋は打率4割超えで打点18はチームトップ。6番福本も長打力があり、こちらも打点12をマークする活躍であった。前チームから1・2番を打つ東海林は50㍍5.9秒の俊足が武器で、神宮大会の高松商ではホームランを放つなど長打力もついてきた。2年生の知田もミート力が高く巧みなバッティングを見せていて、3番の地位を確保。山本を加えて1~3番でチャンスを作り、4~6番で返すというのが攻撃パターンとなって大量得点を狙う。星稜で4番エースだった寺西健を兄に持つ寺西は打力もあるので、野手としての起用も検討したいところだ。

50㍍5.9秒の俊足を武器に1・2番を務める東海林

秋は4番を務めた2年生ショートの内山
エース奥川に加えて層も厚い投手力はセンバツ出場チームでもNo1といえ、攻撃・守備も経験者が多く充実している。秋の成績などを考慮しても、優勝候補筆頭といえるチームであろう。
センバツ制覇へのキーマン
山瀬慎之介 3年キャッチャー
~復活は星稜にとって最大の戦力アップ~
秋は充実していた星稜の中にあって、打率.200で最終的には打順を9番まで落としてしまった山瀬には物足りなさを感じた。中学時代には宇ノ気中で全国制覇を経験した、遠投120㍍を誇る強肩捕手で林監督からも歴代No1と評されていて、星稜高校でも1年秋から正捕手。2年春のセンバツでは打率.600をマークするなど打撃面でも大活躍をみせてベスト8入りに貢献。
新チームでは主将も務めた山瀬であるが、右手首のケガに苦しむ。上述のように打撃は不調に陥り、石川大会の準決勝では内山がマスクを被った。内山は本職こそショートであるが、中学時代にはU15日本代表の正捕手という実力者。センバツでも山瀬の状態が治らなければ、後釜はいるという状態で、主将と言えども安心はできない。ただ山瀬が本来の力を発揮できれば、全国屈指の捕手としてその地位も安泰である。小4からずっとバッテリーを組んでいる奥川の力を最大級に引き出せるのは山瀬であり、打撃でも中軸を打てる実力者である。山瀬の復活こそが攻守の両面で、星稜にとっては秋からの大きな上澄みとなることであろう。

ランキングに参加しています
よろしければクリックをお願いします↓



にほんブログ村
スポンサーサイト