【センバツ出場校紹介②】 横浜
センバツ出場校の2回目は、東の優勝校筆頭といわれる横浜です。
秋の成績
激戦区の神奈川では準々決勝ではライバル東海大相模を撃破。最大の山場となった慶応戦では最終回まで1点のリードを許す展開も小泉の逆転サヨナラ2ランで勝利すると、決勝では関東大会を制した桐蔭学園相手に12-2と快勝してみせた。優勝候補筆頭として迎えた関東大会では初戦は順調に甲府工を破るも、続く春日部共栄戦では2-9とまさかまさかのコールド負け。この時点でセンバツは絶望かと思われたが、東京大会のレベルの問題やエース及川の力を評価されたこともあり、関東大会の準々決勝でコールド負けしたチームでは初となるセンバツ出場を果たした。
秋の主なオーダー
投手陣
左腕としては今大会No1との呼び声の高い及川は、何といってもMax153㌔のストレートが注目であるが、130㌔中盤で鋭く曲がるスライダーも武器で、秋は41回1/3で59奪三振を奪った。これに加えて秋に解禁したチェンジアップもなかなかの代物であり、神奈川では三浦学苑・横浜創学館・東海大相模・慶応といった強豪をいずれも2点以内に抑えた。その反面関東大会では春日部共栄に打ち込まれるなど、脆さもあるのが難点だ。これに次ぐのが、来年はドラフト候補となるだろう2年生投手2人だ。185㎝右腕の木下はMax144㌔のストレートに多彩な変化球が持ち味で、秋は神奈川決勝の桐蔭学園戦で好投を見せるなど主にリリーフとして活躍した。187㎝左腕の松本はコントロールに課題はあるものの、Max147㌔のストレートが決まれば、なかなか打たれることのないだろう。これに加えて復活を目指す、188㎝の黒須もいる。

世代No1左腕との呼び声高いMax153㌔のエース及川
野手陣
野手の中心は前チームからレギュラーとして活躍する内海・小泉の2人。内海は鋭いスイングで飛距離のある左のスラッガーで、夏の甲子園では12打数5安打1ホーマーの活躍をみせて、新チームでは4番主将を務める攻撃の柱。走攻守揃ったセンターの小泉は、神奈川大会で最大の山場となった慶応戦では9回に逆転サヨナラ2ランを放ちチームを救った。キャッチャーの山口は捕手出身の平田監督の信頼が厚く、ワンバンも多い及川のスライダーをしっかりと止めている。これに新2年生が続く形でレギュラーに定着した。夏には代打で大活躍した度会は、その巧みなバットコントロールで3番セカンドの定位置を獲得。1月に右足首を骨折したということでセンバツに間に合うかが横浜にとって大きなポイントになることだろう。もともと定評のある守備に加えて秋は打撃も好調だったショート津田、俊足でなんでもこなせる2番サード庄子と内野はファースト内海以外は全て2年生だ。センター小泉の両脇も冨田・大手という強打の2年生が務める。冨田は秋は5番を務め、ライナー性の打球はフェンス直撃打を連発して、打率.419をマーク。大手はプルヒッターの強打者で、強肩を生かしたライト守備も魅力だ。新2年生は冬場を超えればさらにパワーアップしていることも予想され、吉原・明沢といったパンチ力のある3年生も代打として控える打線は、全国随一といえる。

主将もつとめる4番の内海

走攻守揃ったセンターの小泉
もっているポテンシャルでいえばセンバツ出場校の中でもNo1といえるレベル。ただ戦いぶりに安定感がないため総合力では星稜に劣ると判断させてもらった、優勝候補としては星稜に次ぐNo2とさせてもらった。是非とも批判覚悟で選んだ関東の高野連の期待に応える活躍をして欲しい。
センバツ制覇へのキーマン
黒須大誠 3年投手
~崩壊を止められる男の復活に期待~
横浜に付きまとう不安はやはり突如起きる投手陣の崩壊の不安だ。ここのところ圧倒的な実力を持ちながら、17年秋の鎌倉学園、18年春の木更津総合、そして18年秋の春日部共栄戦といずれも投手陣が崩れてコールド負けを喫している。そしてその渦中にいたのが及川であり、咋秋は及川の後をうけた木下も崩壊を止めることができずに、まだ不安定さの残る2年生も崩壊を止めるのは難しいかもしれない。そうなったときにそのストッパーとして期待されるのが3年生右腕の黒須である。
黒須は及川とともにU15日本代表を経験し、横浜では長い腕をいかしてサイドスローに転向すると、及川と同じく1年春からベンチ入り。2年春にはその前の秋にコールド負けを喫した鎌倉学園を完封し、夏の甲子園では花咲徳栄の猛追の中、平田監督はエース板川を代えてまで黒須にマウンドを託し、最後まで逃げ切った。しかし新チームで副主将にも就任した黒須の姿は主にコーチャーボックスにあり、咋秋の登板は神奈川大会の決勝戦のみであった。
なかなかフォームが固まらなかったこともあり、本来の黒須のポテンシャルに似合うだけの成長点に達していないのは事実だ。それでも平田監督からの信頼も厚いこの右腕が復活すれば、横浜の投手陣の崩壊というリスクは大いに軽減されることだろう。

復活が期待される188㎝右腕の黒須
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秋の成績
激戦区の神奈川では準々決勝ではライバル東海大相模を撃破。最大の山場となった慶応戦では最終回まで1点のリードを許す展開も小泉の逆転サヨナラ2ランで勝利すると、決勝では関東大会を制した桐蔭学園相手に12-2と快勝してみせた。優勝候補筆頭として迎えた関東大会では初戦は順調に甲府工を破るも、続く春日部共栄戦では2-9とまさかまさかのコールド負け。この時点でセンバツは絶望かと思われたが、東京大会のレベルの問題やエース及川の力を評価されたこともあり、関東大会の準々決勝でコールド負けしたチームでは初となるセンバツ出場を果たした。
秋の主なオーダー
守備 | 選手名 | 学年 | |
1 | CF | 小泉 | 3 |
2 | 5B | 庄子 | 2 |
3 | 2B | 度会 | 2 |
4 | 1B | 内海 | 3 |
5 | LF | 冨田 | 2 |
6 | SS | 津田 | 2 |
7 | RF | 大手 | 2 |
8 | P | 及川 | 3 |
9 | C | 山口 | 3 |
投手陣
左腕としては今大会No1との呼び声の高い及川は、何といってもMax153㌔のストレートが注目であるが、130㌔中盤で鋭く曲がるスライダーも武器で、秋は41回1/3で59奪三振を奪った。これに加えて秋に解禁したチェンジアップもなかなかの代物であり、神奈川では三浦学苑・横浜創学館・東海大相模・慶応といった強豪をいずれも2点以内に抑えた。その反面関東大会では春日部共栄に打ち込まれるなど、脆さもあるのが難点だ。これに次ぐのが、来年はドラフト候補となるだろう2年生投手2人だ。185㎝右腕の木下はMax144㌔のストレートに多彩な変化球が持ち味で、秋は神奈川決勝の桐蔭学園戦で好投を見せるなど主にリリーフとして活躍した。187㎝左腕の松本はコントロールに課題はあるものの、Max147㌔のストレートが決まれば、なかなか打たれることのないだろう。これに加えて復活を目指す、188㎝の黒須もいる。

世代No1左腕との呼び声高いMax153㌔のエース及川
野手陣
野手の中心は前チームからレギュラーとして活躍する内海・小泉の2人。内海は鋭いスイングで飛距離のある左のスラッガーで、夏の甲子園では12打数5安打1ホーマーの活躍をみせて、新チームでは4番主将を務める攻撃の柱。走攻守揃ったセンターの小泉は、神奈川大会で最大の山場となった慶応戦では9回に逆転サヨナラ2ランを放ちチームを救った。キャッチャーの山口は捕手出身の平田監督の信頼が厚く、ワンバンも多い及川のスライダーをしっかりと止めている。これに新2年生が続く形でレギュラーに定着した。夏には代打で大活躍した度会は、その巧みなバットコントロールで3番セカンドの定位置を獲得。1月に右足首を骨折したということでセンバツに間に合うかが横浜にとって大きなポイントになることだろう。もともと定評のある守備に加えて秋は打撃も好調だったショート津田、俊足でなんでもこなせる2番サード庄子と内野はファースト内海以外は全て2年生だ。センター小泉の両脇も冨田・大手という強打の2年生が務める。冨田は秋は5番を務め、ライナー性の打球はフェンス直撃打を連発して、打率.419をマーク。大手はプルヒッターの強打者で、強肩を生かしたライト守備も魅力だ。新2年生は冬場を超えればさらにパワーアップしていることも予想され、吉原・明沢といったパンチ力のある3年生も代打として控える打線は、全国随一といえる。

主将もつとめる4番の内海

走攻守揃ったセンターの小泉
もっているポテンシャルでいえばセンバツ出場校の中でもNo1といえるレベル。ただ戦いぶりに安定感がないため総合力では星稜に劣ると判断させてもらった、優勝候補としては星稜に次ぐNo2とさせてもらった。是非とも批判覚悟で選んだ関東の高野連の期待に応える活躍をして欲しい。
センバツ制覇へのキーマン
黒須大誠 3年投手
~崩壊を止められる男の復活に期待~
横浜に付きまとう不安はやはり突如起きる投手陣の崩壊の不安だ。ここのところ圧倒的な実力を持ちながら、17年秋の鎌倉学園、18年春の木更津総合、そして18年秋の春日部共栄戦といずれも投手陣が崩れてコールド負けを喫している。そしてその渦中にいたのが及川であり、咋秋は及川の後をうけた木下も崩壊を止めることができずに、まだ不安定さの残る2年生も崩壊を止めるのは難しいかもしれない。そうなったときにそのストッパーとして期待されるのが3年生右腕の黒須である。
黒須は及川とともにU15日本代表を経験し、横浜では長い腕をいかしてサイドスローに転向すると、及川と同じく1年春からベンチ入り。2年春にはその前の秋にコールド負けを喫した鎌倉学園を完封し、夏の甲子園では花咲徳栄の猛追の中、平田監督はエース板川を代えてまで黒須にマウンドを託し、最後まで逃げ切った。しかし新チームで副主将にも就任した黒須の姿は主にコーチャーボックスにあり、咋秋の登板は神奈川大会の決勝戦のみであった。
なかなかフォームが固まらなかったこともあり、本来の黒須のポテンシャルに似合うだけの成長点に達していないのは事実だ。それでも平田監督からの信頼も厚いこの右腕が復活すれば、横浜の投手陣の崩壊というリスクは大いに軽減されることだろう。

復活が期待される188㎝右腕の黒須
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