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八千代松陰×東海大市原望洋【春季千葉大会】

4/29 春季千葉大会2回戦
八千代松陰×東海大市原望洋 @第一カッター球場

試合経過

20190429八千代松陰×東海大市原望洋
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください

春季千葉大会の2回戦にシード校である東海大市原望洋が今大会初登場。2日前の1回戦で東京学館浦安を破り、勢いに乗る八千代松陰が挑む形となった。両チームとも八木原、川和田という背番号1を背負う右サイド右腕の先発で試合は始まった。

八千代松陰の先発の川和田は初回ストライクが思うように取れない。川和田自身は決してコントロールの悪い投手でないのだろうが、左バッターの多い望洋打線に対して、アウトコースギリギリを狙うも少しだけ外れてボールとなってしまうケースが多かった。望洋は先頭の高嵜が四球で歩くと、バントと西田のライト前ヒットの後に4番門脇も四球を選んで1死満塁。さらに5番澤田は押し出しの四球を選んで先制すると、6番江見もライト前に運んで初回に2点をあげる。望洋は2回裏にも浅倉・高嵜・魚地と3本ヒットで満塁とすると、3番西田がレフト前に運んで追加点をあげ、川和田をマウントからおろす。
20190429八千代松陰 川和田
まさかの2回途中KOとなってしまった八千代松陰のエース川和田

ピッチャーが川和田→樋熊に代わっても望洋打線は攻撃の手を緩めずに、3回裏には澤田・江見の連打と四球で3イニング連続での満塁のチャンスを作ると、8番浅倉がセンター前に2点タイムリー。八木原が送った後、1番高嵜が犠牲フライを放つと、3番西田はセンターの頭上を越える2点タイムリー2ベースを放ち、この回にも5点を追加。3回までで望洋が8-0と大量リードを奪う展開となる。
20190429東海大市原望洋 浅倉
3回に2点タイムリーを放つなど3安打の活躍をみせた東海大市原望洋の8番浅倉

望洋の先発の八木原は、初回にいきなり1番満田に2ベースを浴びる滑り出しとなったが、ピンチの場面で佐々木・春日と中軸を三振に仕留めて無失点。1年夏から登板を重ねているだけあって経験豊富で、サイドから放たれるストレートはスピードこそないものの、しっかりと制球されていて、スライダー・シンカーと変化球も混ぜて的を絞らせない。特にスライダーは2種類あるだろうか、そのうちの1つはバックネット裏から見ていても、まるでボールが打者の手元で止まるような感覚に陥る球で、チェンジアップのような役割もしていて、松陰打線もタイミングを合わせるのに苦労していた。八木原は2~5回はヒット1本を許したのみで、四球もなく、淡々と松陰打線を手玉にとって無失点で前半戦を終える。
20190429東海大市原望洋 八木原
5回まで八千代松陰を無得点におさえた東海大市原望洋の先発八木原

ただ野球において5回終了後のグランド整備明けは流れが変わるというのは、よく聞く話だが、この試合はまさにその通りの展開となった。5回表、松陰は満田・長岡・佐々木と八木原から3連打で無死満塁のチャンスを作ると、4番大竹がレフト前に運ぶ2点タイムリー。5番春日のヒットで再び無死満塁とすると、やっと打ち取った打球をファースト江見がエラーしてしまい、松陰はこの回3点目。このいきなりの松陰打線の覚醒は、八木原の球が甘くなったこともあるが、松陰打線が八木原の球を決して引っ張ることなく、しっかりと引きつけて打てるようになっていた印象。望洋はここでたまらず八木原に代えて、須崎をマウンドに送るが、水野のファーストゴロを江見が2塁へ送球するも、これがランナーに当たってしまう。もちろん送球の精度の問題もあるが、ゲッツー狙うならホーム送球だろういう場面で、何とも中途半端なプレーであった。この時点で松陰はこの回、4点を奪ってなおも無死満塁という状態であり、一気に8点差を追いつくというシナリオすら考えられただろう。
20190429八千代松陰 大竹
2点タイムリーを放った八千代松陰の4番大竹

ただここから須崎が踏ん張り、8番樋熊を三振に仕留めて、まず1アウト。続く9番石井の打球はファーストゴロとなるが、江見に代わってファーストに入った伊達はこのゴロをとって1塁を踏むと、その後にホームに送球して3塁ランナーもタッチアウト。須崎の見事なピッチングと、ファーストを交代した相川監督の起用が見事にはまって、望洋がこの大ピンチを一気に脱する形となった。
20190429東海大市原望洋 伊達
途中からファーストに入って見事に併殺を完成させた東海大市原望洋の伊達

須崎は非常に投げっぷりのいい投手で、無四球とコントロールもよく、勢いのあるストレートと縦に落ちる変化球で、次々と松陰打線から三振を奪っていった。この須崎の好投で流れを呼び戻した望洋は、7回裏には代打岡本の、8回裏には小笠原のタイムリーで1点ずつを追加し、リードを広げる。須崎は結局最後まで無失点で投げ抜いて、望洋が10-4で勝利して3回戦にコマを進めた
20190429東海大市原望洋 須崎
6回途中から最後まで無失点リリーフをみせた東海大市原望洋の須崎


敗れた八千代松陰からしてみれば、結果的にはエース川和田が早々にKOされてしまったことが全てであった。1~7番まで左バッターが並ぶ望洋打線に対して、サイド右腕のというが不利である。さらに川和田は左バッターに対して、アウトコースにボールを投げようとしすぎていて、インコースを果敢につくという球は少なかった。こうなると望洋打線も、ためらうことなく踏み込んでスイングができてしまっていた。ただこれは川和田だけでの問題でなく、他に先発に充てられる投手がいなかったというチームとしての問題でもある。川和田の後に投げた樋熊、三橋という左右の2年生投手も正直まだ望洋に通用するレベルでなかった。かつては多田野(元日本ハム)、大場(元ソフトバンク)、小林(オリックス)といった好投手を輩出した八千代松陰だけに、夏に向けて投手陣のパワーアップに期待したいところだ。
20190429八千代松陰 樋熊
エース川和田に次ぐ存在として台頭が期待される八千代松陰の2年生右腕樋熊

打力の高さが光った望洋であったが、今日の試合でいえばもっと得点をとれたと思う。まず1・2回のチャンスは得点は奪ったものの、最終的には満塁で併殺打で終了している。7・8回にはタイムリーで1点をとった後には、ともに次のランナーがオーバーランしてタッチアウト。ヒット15本のうち、長打が1本しかないあたりを見ても、攻撃の効率がよいとはいえない状態であった。

投手陣は八木原・須崎というタイプの異なった2人の右腕のリレーができるのは1つ魅力で、この試合でも八木原が突如乱れた後に須崎が好リリーフで試合の流れを戻してみせた。ただその反面この2人は原田(東海大)・島(ロッテ)・金久保(ヤクルト)のような近年望洋が排出してきたような絶対的なエースでないために、木更津総合・習志野・中央学院といった打線に力のあるチームを抑えるのは容易でないだろう…。そうなると前チームからのレギュラーが多く残る打線で、打ち勝つというのが望洋のスタイルであろう。そのためには上述したような詰めの甘さを改善して、得点を重ねていくことが、この春に関東大会に出場するためには必要だ。


Pickup Player
西田佑大 東海大市原望洋3年 セカンド
~見事なバットコントロールで4の4~
この日の望洋打線の中で、5打数4安打3打点と1番結果を残したのは3番を打つ西田であった。

西田は千葉北シニアから東海大市原望洋に入学すると、2年夏には背番号5でベンチ入り。伊達との併用部分もあったが、主に6番ファーストを務め、磯辺戦ではホームランを含む3安打3打点の活躍を見せるなどして、咋夏の東千葉大会で打率4割を超える活躍でベスト4入りに貢献した。新チームからはセカンドにコンバートされ、秋は1番を打っていたが、この春は3番打者を務めている。

この試合ではまず1死2塁で迎えた第1打席では、広く空いた1・2塁間を抜くヒットを放ち、先制点の貴重なお膳立て。弟2打席では1死満塁の場面で、ボールをしっかりと呼び込んで逆方向のレフト前にタイムリーヒット。そして極め付けが第3打席で、樋熊のストレートを強く弾き返すと、打球はセンターの真後ろ頭上を越える2点タイムリー2ベース。西田はバットコントロールがよいので、ライト・レフト・センターと3方向にヒットを打っているが、下半身もしっかりとしるのでしっかりと振り抜くことができ、タイプとしては森友也のようなバッターである。また走力もあり、6回にエラーで出塁した後には盗塁を決めていて、最終打席では高いバウンドのファーストゴロでベースカバーに入った投手との競走を制して内野安打にしてみせた。

結局この試合で西田は5打数4安打3打点という活躍で、15安打10得点をマークした打線を3番打者として牽引した。今後もこのバットコントロールのよい西田の打撃から目が離せない。

20190429東海大市原望洋 西田
4安打3打点の活躍をみせた東海大市原望洋の3番西田



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