【夏の代表予想2019】~神奈川編~
明日から7月で、夏の甲子園出場をかけた各都道府県の地方大会も始まりまる。
ということで今年も各地区の代表予想をしていきたいと思う。
1回目は全国屈指の激戦区である神奈川です。
有力チーム紹介
今年の神奈川は東海大相模・横浜・桐光学園の三つ巴の戦いとなり、ここに慶応・桐蔭学園のノーシード勢がどこまでくらいつくかという展開を予想する。
◎東海大相模、横浜、桐光学園
〇
△桐蔭学園、慶応
東海大相模は選手層が非常に厚く、春の関東大会を制し、練習試合などを含めても60連勝中と安定した戦いぶりをみせる。投手陣はエースと呼べる存在こそいないものの、コントロールが抜群のサイド右腕の紫藤、2年春には2枚看板の一角としてセンバツベスト4に貢献したカーブが武器の左腕野口、関東大会では前橋育英から完投勝利をあげた142㌔左腕の冨重、奪三振率の高い185㎝の1年生石田、そして夏は背番号1を背負う二刀流の146㌔の本格派右腕の遠藤とバリエーションに富み、門馬監督がどのような起用をするのか楽しみ。打線ではそれぞれが高校通算30発を超える、遠藤・山村・西川のクリーンアップが注目。特に山村・西川はまだ2年生でこの数字であり、1番センターを務める鵜沼とともに2年生にも逸材が揃っている。その他には春はケガで欠場したが、中軸も打てる正捕手で主将の井上、さらには巨人の金城コーチを父に持つ金城飛龍は内外野を守れ、勝負強いバッティングとレベルの高い走塁で貢献度が高い。

遠藤(東海大相模)
ライバルの横浜は、センバツで明豊に大差で敗れるなど戦いぶりにバラツキは大きいものの、個々のレベルは全国屈指であり、また現在神奈川史上初の3連覇中と夏の強さも際立つ。投手陣は高校ビック4と呼ばれるプロ注目の153㌔左腕の及川、U18日本代表候補にも選ばれた186㎝の2年生左腕の松本、春は背番号1を背負うなどMax144㌔のストレートにSFFが武器で安定感がある2年生右腕の木下の3本柱。打線は主将も務め、U18日本代表候補の強打者内海が1・2番に入る攻撃的な打順。センバツはケガで代打のみであった度会(元ヤクルトの度会博文の息子)が春は3試合連続ホームランを放つなど復調し、同じく2年生の左の今日打者の冨田と3・4番を組む模様。センバツでは4番を務めた吉川もレギュラーに定着し、及川・木下もバッティングでも5番を打つなど力を発揮してきていて、1年生ながらライトのレギュラー獲得が有力な安達など打線の厚みは確実に増してきている。

内海(横浜)
春季大会では準決勝で横浜を破り、関東大会出場を果たした桐光学園は、今年勝負の年を迎える。昨年のチームはレギュラーがほぼ下級生と経験者が多く、最終学年を迎える谷村・冨田の2人は1年夏からの2枚看板。スリークォーター右腕の谷村は、ストライク先行の攻めのピッチングが持ち味で安定感も抜群。冨田は鋭いスライダーが武器の左腕で、そのフォームもそっくりなことから松井裕樹2世との呼び声が高かった。ただ現在のチームになってから、この2人がその実力を発揮できているとはいえず、春には2年生左腕の安達が背番号1を背負った。安達はロッテの小島を彷彿とさせるフォームから、140㌔を超えるキレのあるストレートを投げ込み、横浜から完投勝利をあげている。谷村・冨田が復活すれば、この3本柱は全国でも屈指であり、神奈川2強を凌ぐ力は十分にある。打線は春には3試合連続ホームランを放つなどチームNo1の強打者である鈴木を2番に置く布陣であり、4番の安達は1年春から中軸も務める強打者で、登板時以外はファーストを務める。他にも横浜戦で3ランを放った唐橋や右のスラッガーである鵜沢が名を連ね、前チームがレギュラーであった選手でもその座が安泰でないほどの選手層の厚さである。

安達(桐光学園)
この3強を追うのが、昨秋に関東大会を制した桐蔭学園と、昨夏北神奈川を制した慶応の2校。桐蔭学園は走攻守に優れプロ注目の森が3番ショート主将とチームの中心で、4番川上やサードの川久保らの打撃も魅力。春はまさかの初戦敗退となったが、伊禮・山崎・渡部らで繋ぐ投手陣が練習試合では日大三を完封するなど大会前に好調をキープしているのは好材料。慶応も同じく春はまさかの3回戦敗退となったが、秋は桐光学園をコールドで下し、横浜相手に9回1死までリードを奪う戦いぶりをみせていた。投手陣は田口・駒形・山下とタイプのことなる3本柱と擁していて、打線は前チームから4番を務めるスラッガーの廣瀬を中心に、2年春のセンバツでは4番だった関、何でもできる器用な吉川、期待の2年生本間らが並び、主将の善波(明治大の善波監督の息子)が扇の要として守備をまとめ上げる。

森(桐蔭学園)
~夏の神奈川のキーマン~
及川雅貴 横浜3年 投手
木下や松本も台頭してきた横浜であるが、この男の復活なくして甲子園出場はないだろう。U15日本代表ではエースとして活躍し、横浜では1年夏から甲子園のマウンドにも立った左腕は、ストレートはMax153㌔をマークするまでになり、130㌔中盤をマークする鋭いスライダーにチェンジアップも交えた投球で、その力はプロからトップクラスの評価を受けている。その一方やや安定感にかけるところがあり、2年秋には春日部共栄にコールド負けを喫すると、3年春のセンバツでも明豊戦で3回途中KO。その後はフォーム崩し、春はエース降格となり、まだ本来の投球は見せられずにいる。ただ2年春には東海大相模から2失点完投勝利をあげたように、本来の投球さえできれば、強豪ひしめく神奈川といえども、この及川を早々に打てるチームはいないだろうし、及川が完全に復調すれば、横浜を優勝候補の1番手として推せるレベルである。

組み合わせと代表予想
組み合わせ↓

数字だけ見れば東海大相模が圧倒的にも見えるが、その東海大相模の組み合わせが何とも厳しい。4回戦ではノーシードの慶応と対戦することなり(しかも夏の相模は慶応が苦手)、ライバル横浜とも準決勝で対戦することとなる。一方桐光学園は準々決勝で桐蔭学園(or横浜創学館)とぶつかるまでは強豪との対戦はなく、決勝で横浜・東海大相模の勝者と対戦する形となるので組み合わせ的には非常に有利。よって今回は確率的に桐光学園が1番甲子園に近いと判断して、代表予想は桐光学園とさせてもらう。
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ということで今年も各地区の代表予想をしていきたいと思う。
1回目は全国屈指の激戦区である神奈川です。
有力チーム紹介
今年の神奈川は東海大相模・横浜・桐光学園の三つ巴の戦いとなり、ここに慶応・桐蔭学園のノーシード勢がどこまでくらいつくかという展開を予想する。
◎東海大相模、横浜、桐光学園
〇
△桐蔭学園、慶応
東海大相模は選手層が非常に厚く、春の関東大会を制し、練習試合などを含めても60連勝中と安定した戦いぶりをみせる。投手陣はエースと呼べる存在こそいないものの、コントロールが抜群のサイド右腕の紫藤、2年春には2枚看板の一角としてセンバツベスト4に貢献したカーブが武器の左腕野口、関東大会では前橋育英から完投勝利をあげた142㌔左腕の冨重、奪三振率の高い185㎝の1年生石田、そして夏は背番号1を背負う二刀流の146㌔の本格派右腕の遠藤とバリエーションに富み、門馬監督がどのような起用をするのか楽しみ。打線ではそれぞれが高校通算30発を超える、遠藤・山村・西川のクリーンアップが注目。特に山村・西川はまだ2年生でこの数字であり、1番センターを務める鵜沼とともに2年生にも逸材が揃っている。その他には春はケガで欠場したが、中軸も打てる正捕手で主将の井上、さらには巨人の金城コーチを父に持つ金城飛龍は内外野を守れ、勝負強いバッティングとレベルの高い走塁で貢献度が高い。

遠藤(東海大相模)
ライバルの横浜は、センバツで明豊に大差で敗れるなど戦いぶりにバラツキは大きいものの、個々のレベルは全国屈指であり、また現在神奈川史上初の3連覇中と夏の強さも際立つ。投手陣は高校ビック4と呼ばれるプロ注目の153㌔左腕の及川、U18日本代表候補にも選ばれた186㎝の2年生左腕の松本、春は背番号1を背負うなどMax144㌔のストレートにSFFが武器で安定感がある2年生右腕の木下の3本柱。打線は主将も務め、U18日本代表候補の強打者内海が1・2番に入る攻撃的な打順。センバツはケガで代打のみであった度会(元ヤクルトの度会博文の息子)が春は3試合連続ホームランを放つなど復調し、同じく2年生の左の今日打者の冨田と3・4番を組む模様。センバツでは4番を務めた吉川もレギュラーに定着し、及川・木下もバッティングでも5番を打つなど力を発揮してきていて、1年生ながらライトのレギュラー獲得が有力な安達など打線の厚みは確実に増してきている。

内海(横浜)
春季大会では準決勝で横浜を破り、関東大会出場を果たした桐光学園は、今年勝負の年を迎える。昨年のチームはレギュラーがほぼ下級生と経験者が多く、最終学年を迎える谷村・冨田の2人は1年夏からの2枚看板。スリークォーター右腕の谷村は、ストライク先行の攻めのピッチングが持ち味で安定感も抜群。冨田は鋭いスライダーが武器の左腕で、そのフォームもそっくりなことから松井裕樹2世との呼び声が高かった。ただ現在のチームになってから、この2人がその実力を発揮できているとはいえず、春には2年生左腕の安達が背番号1を背負った。安達はロッテの小島を彷彿とさせるフォームから、140㌔を超えるキレのあるストレートを投げ込み、横浜から完投勝利をあげている。谷村・冨田が復活すれば、この3本柱は全国でも屈指であり、神奈川2強を凌ぐ力は十分にある。打線は春には3試合連続ホームランを放つなどチームNo1の強打者である鈴木を2番に置く布陣であり、4番の安達は1年春から中軸も務める強打者で、登板時以外はファーストを務める。他にも横浜戦で3ランを放った唐橋や右のスラッガーである鵜沢が名を連ね、前チームがレギュラーであった選手でもその座が安泰でないほどの選手層の厚さである。

安達(桐光学園)
この3強を追うのが、昨秋に関東大会を制した桐蔭学園と、昨夏北神奈川を制した慶応の2校。桐蔭学園は走攻守に優れプロ注目の森が3番ショート主将とチームの中心で、4番川上やサードの川久保らの打撃も魅力。春はまさかの初戦敗退となったが、伊禮・山崎・渡部らで繋ぐ投手陣が練習試合では日大三を完封するなど大会前に好調をキープしているのは好材料。慶応も同じく春はまさかの3回戦敗退となったが、秋は桐光学園をコールドで下し、横浜相手に9回1死までリードを奪う戦いぶりをみせていた。投手陣は田口・駒形・山下とタイプのことなる3本柱と擁していて、打線は前チームから4番を務めるスラッガーの廣瀬を中心に、2年春のセンバツでは4番だった関、何でもできる器用な吉川、期待の2年生本間らが並び、主将の善波(明治大の善波監督の息子)が扇の要として守備をまとめ上げる。

森(桐蔭学園)
~夏の神奈川のキーマン~
及川雅貴 横浜3年 投手
木下や松本も台頭してきた横浜であるが、この男の復活なくして甲子園出場はないだろう。U15日本代表ではエースとして活躍し、横浜では1年夏から甲子園のマウンドにも立った左腕は、ストレートはMax153㌔をマークするまでになり、130㌔中盤をマークする鋭いスライダーにチェンジアップも交えた投球で、その力はプロからトップクラスの評価を受けている。その一方やや安定感にかけるところがあり、2年秋には春日部共栄にコールド負けを喫すると、3年春のセンバツでも明豊戦で3回途中KO。その後はフォーム崩し、春はエース降格となり、まだ本来の投球は見せられずにいる。ただ2年春には東海大相模から2失点完投勝利をあげたように、本来の投球さえできれば、強豪ひしめく神奈川といえども、この及川を早々に打てるチームはいないだろうし、及川が完全に復調すれば、横浜を優勝候補の1番手として推せるレベルである。

組み合わせと代表予想
組み合わせ↓

数字だけ見れば東海大相模が圧倒的にも見えるが、その東海大相模の組み合わせが何とも厳しい。4回戦ではノーシードの慶応と対戦することなり(しかも夏の相模は慶応が苦手)、ライバル横浜とも準決勝で対戦することとなる。一方桐光学園は準々決勝で桐蔭学園(or横浜創学館)とぶつかるまでは強豪との対戦はなく、決勝で横浜・東海大相模の勝者と対戦する形となるので組み合わせ的には非常に有利。よって今回は確率的に桐光学園が1番甲子園に近いと判断して、代表予想は桐光学園とさせてもらう。
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