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日大鶴ケ丘×関東一【秋季東京大会】

10/19 秋季東京大会1回戦
日大鶴ケ丘×関東一 @神宮第二球場

試合経過

20191019日大鶴ケ丘×関東一
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください

日大鶴ケ丘×関東一という甲子園経験も豊富な両校がいきなり激突した1回戦屈指の好カードは、台風の影響で初戦が1週間遅延して、雨が上がったばかりの神宮第二球場でプレイボール。関東一は先発のマウンドに背番号10のサイドスロー星を送る。星は初回1・2番を打ちとって、簡単に2アウトを取るも、日鶴は3番西岡がライトフェンス直撃の2ベース。死球を挟んで、5番保坂の打球はライトの前にポトリと落ちて日鶴が先制点を奪う。
20191019日大鶴ケ丘 西岡
先制点のきっかけとなるフェンス直撃の2ベースを放った西岡

しかし関東一もすかさず反撃を開始。まずは1年生ながら夏の甲子園でもスタメンで出場していた1番初谷がその巧みなバットコントロールでライト線に運んで2ベースで出塁。さらに続く小野寺のバントの送球が逸れてオールセーフとなり関東一が無死1・3塁のチャンスを迎える。3番重政の打球は強烈なショートゴロであり、日鶴は6-4-3の併殺を狙うも二遊間の息が合わずにアウトは2塁のみ。これが日鶴にとっては痛く、残った重政が盗塁を決めると、5番渡邊がセンター前にタイムリーを放ち、関東一が2-1と逆転に成功する。

ただ日鶴は2回表、先頭の7番木村颯がヒットで出塁して2死2塁のチャンスを迎えると、1番寺田が同点タイムリー。星はサイドのからシュート気味のストレートが特徴であった。この球は右バッターのインコースにいけば効果的であるが、やや内側に入ってきたボールを寺田が逃さずにセンターに弾き返した1打であった。
20191019日大鶴ケ丘 寺田
2回表に同点タイムリーを放った寺田

追いつかれた関東一であったが、2回裏にも先頭の藤田が右中間への2ベースで出塁。五十嵐が送って1死3塁とすると、9番星が自らのバットで犠牲フライを放ち勝ち越し。そして関東一が3-2とリードしたところで、関東一の星、日鶴の中條がピッチングにやや落ち着きを取り戻し、試合は膠着状態に入る。
20191019関東一 藤田
勝ち越し点のきっかけとなる2ベースを放った藤田

ここで先に仕掛けたのはリードしている関東一であった。4回に2死1・2塁のチャンスを作ると、調子をあげてきた星に代えて代打に町田を送るという勝負に出るも、町田はセカンドフライに倒れて得点をあげられなかった。その関係で関東一は5回から2番手として領家がマウンド上がる。領家は毎回先頭打者を出してしまうも、フォームが安定していて、ピンチの場面でも動じずに日鶴打線を抑えていく。
20191019関東一 領家
2番手としてマウンドにあがり3回無失点と結果を残した領家

日鶴も5回に1死2塁のピンチを迎えたところで、中條→背番号1の近藤にスイッチすると、近藤がこの起用に応えてこのピンチは関東一の3・4番を抑えて凌ぐ。しかし6回裏、近藤にとっては不運なことに、関東一の5番渡邊の放った打球はファースト後方にポトリと落ち、変な回転のかかった打球をライト保坂がうまく処理できずに3ベースとしてしまう。続く岡澤はセンターにきっちりと犠牲フライを放ち、関東一が待望の追加点をあげる。
20191019日大鶴ケ丘 近藤
5回のピンチからマウンドにあがった近藤

リードを2点に広げた関東一は、8回から背番号1をつけた今村が登板。今村は左腕らしい出処見づらいフォームが特徴の投手で、8回はエラーで先頭打者の出塁を許すも、冷静にバントを2封すると、3・4番を抑えて無得点。最終回も四球と近藤の意地のヒットで長打が出れば同点というピンチを迎えるも、最後は9番田中の打球はショートライナーとなりゲームセット。関東一が4-2で勝利した、激戦ブロックの2回戦にコマを進めた。
20191019関東一 今村
8・9回と無失点に抑えた関東一の3番手今村



まず敗れた日大鶴ケ丘だが、非常に勿体ない試合であった。守備面ではミスが得点に絡む結果となり、初回にバント処理のミス+併殺がとれる打球でとれなかったことで2失点、6回にもポテンヒットを3ベースにしてしまったことが貴重な追加点に繋がった。先発の中條、2番手の近藤ともに球の力はまだまだであるが、それでもコーナーを狙って丁寧に投げて、粘りの投球をしていただけに残念だ。攻撃でも関東一を上回るヒットを放ちながらも、とくにかくランナーが進められない。この試合ではバントは失敗が3に成功が0、盗塁も失敗が3に成功が0という散々な数字であった。関東一がバント3個を全て成功させ、盗塁も2個とも決めたのは対照的でここがスコアの差にそのまま繋がったともいえる。

ただ勝利した関東一も完成度としてはまだまだ。夏の甲子園に出場し、先週は茨城国体で優勝したが、その分新チームの準備は遅れていたようだ。大会直前にもコンバートがあり、国体ではサードだった初谷がセカンド、1次予選ではセカンドだった渡邊を高校では初という捕手に抜擢するなどしていて、守備位置と背番号が一致していたのはレフト藤田、センター重政のみという布陣。4番には背番号13の東を抜擢したが、3番重政とともにノーヒットで合っていた1番初谷と5番渡邊・6番藤田を見事に分断してしまった。
20191019関東一 初谷
新チームではセカンドを守る初谷

投手陣は右サイドの星→オーソドックスな右腕の領家→左腕の今村とタイプの違う3投手による見事なリレー。ただ本来であれば1年生ながら夏の甲子園のマウンドも経験した市川がエースとして期待されていたが、どういう事情か知らないが、この秋は背番号18でこの試合でもブルペンで投球するのみにとどまった。ただこの後は3回戦で帝京、4回戦には日大三or東海大菅生とさらなる強豪との対戦が控えているために、この市川の復活にも期待したいところだ。
20191019関東一 市川
エースとして期待されたが、この秋は背番号18の市川


Pickup Player
渡邊貴斗 関東一2年 キャプチャー
~主将が急増捕手としてチームを牽引~
この試合3度の盗塁を阻止した関東一の捕手は、なんと2週間前から捕手を始めたばかりの主将であった。

渡邊は新チームの主将を務めるが、ベンチ入りを果たしたのはこの秋から。1次予選では2番セカンドで出場していたが、本大会での背番号は3.そしてこの試合では何と2週間くらい前から練習を始めたという捕手でスタメン出場(もちろん公式戦では初)を果たし、打っても5番を務めた。

渡邊の捕手としてのいいところは、送球が非常に安定しているところだ。決してキャノンといえるほどのスピードはないものの、確実に2塁にストライク送球ができる。その送球を武器に、4回・5回・6回と3イニング連続で日鶴の2盗を阻止して、2番手領家の3回無失点の好投を支えた。そしてリード面でのタイプの違う3投手で2失点だったので初マスクとしては合格点であろう。本当に2週間前から始めたなかりなのか?というほどの上出来であったと思う。

5番を務める打撃でも、初回に2死2塁から逆転となるセンターへのタイムリーヒット。渡邊の打撃は派手さがあるわけではないが、コンパクトなレベルスイングで確実にボールを捉えるバッターである。6回には渡邊の放ったポテンヒットが3ベースになり、貴重な追加点に繋げるなど、この日はラッキーボーイぶりも光った。まだまだ完成度の低いチームを攻守の両面で救った新主将の活躍にこれからも期待です。

20191019関東一 渡邊1
20191019関東一 渡邊2
攻守において活躍をみせた関東一の主将渡邊


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