FC2ブログ

東海大相模×習志野【秋季関東大会】

5/21 秋季関東大会準々決勝
東海大相模×習志野@高崎城南球場

試合経過

20191021東海大相模×習志野
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください


勝てばベスト4入りで、事実上センバツ出場が確定となる秋季関東大会の準々決勝。東海大相模と習志野という関東の人気校どうしの対戦とあって、平日にも関わらず高崎城南球場の内野席はあっという間に満員となった。

相模は1回表、鵜沼・加藤と連続でセンターフライに倒れるも、そこから山村が右中間にうまく落として、さらに好走塁で2塁を陥れる。すると4番西川は2球目の甘く入った変化球をとらえると、打球は飛距離十分でレフトスタンドへ飛び込む高校通算51号の2ランホームランとなる。
20191021東海大相模 西川2
先制の2ランを放った西川

いきなりリードを奪われた習志野だが、1番和田が初球をレフト前に運ぶと、小澤が送って2球で1死2塁のチャンスを作る。東海大相模の先発諸隈に対して、佐倉シニア時代のチームメイトである角田は粘った末に四球を選ぶも、櫻井はセンターフライ。2死1・2塁というチャンスで、5番高橋という再び佐倉シニア対決を迎える。高橋の捉えた打球はセンターやや後方のフライとなり、ここは諸隈に軍配が上がる形で初回のピンチを防ぐ。

しかし諸隈は2回に突如乱れ始め、山内・飴谷に連続四球。さらに宮下のサードゴロを吉沢が2塁へ悪送球してしまい、2塁ランナーの山内がホームイン。諸隈はさらにストライクがとれずに小林・和田に連続四球を与え、押し出しで同点となったところで、門馬監督はマウンドに2番手として金城を送る。金城は無死満塁という場面から、小澤・角田を打ち取り2死とするも、4番櫻井はフルカウントから外の変化球をうまく三遊間に運び、これで2者が生還して習志野が4-2と逆転に成功する。
20191021東海大相模 諸隈
2回に4四球を出し降板となってしまった諸隈

2~4回は山内の前に抑えられていた相模打線だが5回表、1死から大塚がライト前ヒットで出塁すると、盗塁を決めて2死2塁とチャンスを作り、1番鵜沼を迎える。するとここで相模自慢の上位打線が本領を発揮し、鵜沼が左中間にタイムリー2ベース、さらには加藤がセンター前タイムリーで同点。3番山村が右中間にタイムリー3ベースを放って逆転に成功すると、習志野は2番手としてサイド右腕の上杉をマウンドに送る。ただ西川がうまくライト前に運ぶタイムリーを放つと、トドメは5番吉沢が左中間スタンドにライナーで放り込む2ランで、相模がこの回一挙6点を奪って8-4と試合をひっくり返す。
20191021東海大相模 山村
逆転打となるタイムリー3ベースを放つ山村

さらに相模は7回にも先頭の鵜沼がレフト線への2ベースで出塁すると、2死1・2塁となってから、5番吉沢が左中間に2点タイムリー2ベース。吉沢のこの試合4打点目となる活躍で、相模が10-6とリードを広げる。
20191021東海大相模 吉沢
これで4打点の活躍となった吉沢

この相模の逆転劇を生んだのは間違いなく、2番手金城の好投であった。巨人の金城龍彦コーチの次男である1年生右腕は、俊足巧打の父や兄(昨年の相模のサード金城飛龍)と違って、がっちりした体格の右腕。Max140㌔のストレートに加えてスライダーやナックルカーブを習志野打線相手に投げ込んでいき、3回以降は習志野のスコアボードに0を刻んでいった。ちなみに相模のキャッチャーは神里(DeNAの神里和毅の弟)なので、思わず横浜バッテリーと言いたくなってしまった。
20191021東海大相模 金城
2回途中から登板しチームの逆転を呼び込む好投をみせた金城

ただそんな金城に対して、習志野打線で唯一タイミングが合っていたのは4番櫻井。登板直後には2点タイムリーを放つと、続く第3打席でもライト前を放ち、迎えた第4打席は7回裏の1死1塁という場面であった。櫻井は初球のストレートをとらえると、打球はバックスクリーンやや右に飛び込む2ランホームランとなり、習志野が反撃を開始する。
20191021習志野 櫻井
2ランを含むこの試合4打点をあげた習志野の4番櫻井

それでも容赦ない相模は8回表、2死から鵜沼・加藤が連打でチャンスを作ると、3番山村がレフト前にタイムリー。さらにレフト高橋が滑ったこともあり、ボールをはじいてしまうと、1塁ランナーの加藤も一気にホームインし、習志野が詰めた2点をあっという間に相模が戻す形となる。

習志野は9回にはエース山内をセンターからマウンドに戻すと、この山内が無得点に抑え最終回の攻撃に繋がる。すると9回裏の習志野は、3番角田が内野安打で出塁して、当たっている4番櫻井を迎える。ここで門馬監督は相性の問題もあってか、好投の金城から左腕の石田にピッチャーをスイッチ。するとこの石田が見事起用に応え、櫻井をセカンドゴロ併殺に打ち取り、続く高橋から三振を奪ってゲームセット。東海大相模が12-6で勝利して、センバツ出場を確実なものとした。
20191021習志野 山内
最終回はマウンドに戻った習志野のエース山内



東海大相模が強すぎたという試合であった。相模から見れば、諸隈が2回で降板という大誤算はあったものの、それでもこのスコアである。特に前チームからの経験者が揃う上位打線は強力そのもので、1~5番まで全員がマルチヒットで、うち4人が猛打賞。さらには12点の全てがこの5人のバットから叩き出されているというのだから脅威だ。猛者が集う関東大会においても、その実力は抜きんでていて、このままいけば優勝はかなり固いだろう。

春のセンバツ準Vのメンバーが多く残る習志野であったが、それでも6-12で完敗…奪った得点も相手投手の乱調と4番櫻井のバットからのみであり、櫻井を除けば相模投手陣に2安打に抑えられてしまった。初戦では前橋育英に快勝するなど、その実力は十分ながらもここで東海大相模とぶつかり、センバツが絶望的になってしまったことにはくじ運が悪かったとしか言いようがない。夏に向けての課題を上げるとすれば、山内に次ぐ投手の存在であろうか?山内自身は非常にいい投手であるが、ストレートはせいぜい130㌔ほどであり、1人で完封するという投手ではない。前チームではこれを飯塚がリリーフする形で補っていたので、飯塚の後継者が欲しいところだ。この試合3番手で登板した堀井は182㎝の長身から繰り出すストレートが140㌔をマークしていたし、今後は山内を補佐する存在として期待したい。
20191021習志野 堀井
山内に次ぐ投手として期待のかかる堀井

この試合のもう1つの注目は佐倉シニア勢による対決であった。2017年にジャイアンツカップを制した佐倉シニアのメンバーでは、当時エースだった諸隈と主将も務めた主砲の西川が東海大相模の、サード高橋・ショート角田をはじめとして、小澤・小林(学年では1個下)が習志野のスタメンに名を連ねた。他にも習志野のベンチには、当時正捕手であった京極をはじめとして、堀井・岩舘らも控えたいて、まさに佐倉シニアの同窓会ともいえる対決であった。軍配は諸隈・西川の東海大相模に上がったわけだが、初回の諸隈VS角田・高橋に始まり、習志野の3番手で登板した堀井が、この試合では初めて西川を抑えたあたりなどは非常に感慨深いものもあった。


Pickup Player
西川僚祐 東海大相模2年 外野手
~うまさも身についてきた最強スラッガー~
先制2ランだけにとどまらず、その後の2本のヒットからうまさも光ったのが東海大相模の4番西川である。

西川は上述の佐倉シニアでは主将、5番レフトとしてジャイアンツカップを制覇。その決勝戦では中学生ながら、逆方向である東京ドームのライトスタンドにホームランを放つなど当時から規格外のパワーを見せつけていた。東海大相模では1年夏の初打席(代打)ではいきなり敬遠されると、4番に座った大和南戦では保土ヶ谷球場の場外へ3ランホームラン。186cm92kgという体格といい、スイングといい清原を彷彿とさせるスラッガーで、1年秋からはチームの中軸を担う。2年春から肘のケガもあり、やや不調に陥り、2年夏は4番を外れるも、最終的には神奈川大会で打率.429、2ホーマー12打点の活躍。ただ甲子園では2試合で8打数ノーヒットと不発に終わるなど、まだ波のある選手でもあった。2年秋の新チームでは4番に復帰し、神奈川大会では桐蔭学園戦でホームランを放つなどして神奈川3連覇に貢献。高校通算は50号までに伸ばし、この関東大会を迎えていた。

そんな西川はいきなり2死2塁で迎えた初回の第1打席、2球目の甘く入った変化球を捉えると、打球は飛距離十分のレフトスタンドに飛び込む先制の2ランホームラン。第2打席では強烈なピッチャー返しで強襲ヒットとするなど、習志野エース山内に完全にあっていた。そんな背景もあってか、2死3塁で迎えた第3打席では西川を迎えたところで、習志野はマウンドに右サイドの上杉を送るが、この上杉の変化球にもうまく合わせて低いライナーで1・2塁間を抜くタイムリーヒット。結局この試合では4打数3安打3打点という活躍で強力相模打線を牽引した。

西川は当たれば飛ぶが、やや変化球攻めなどにはやや脆いところもあった。それでもこの試合では習志野の技巧派投手たちからこの成績。ホームランを打つだけでなく、状況に合わせて、うまいバッティングもできるようになってきた。このようなバッティングができると自ずと好不調の波も少なくなってくることだろう。守備でも左中間のフライをスライディングキャッチで好捕し、盗塁も決めるなど打撃以外の面でも成長が見られた。こうなってくると右のスラッガーとして来年のドラフトでも上位候補になってくることは間違いないだろう。
20191021東海大相模 西川1
先制2ランを含む3安打3打点の活躍をみせた西川



ランキングに参加しています
よろしければクリックをお願いします↓
にほんブログ村 野球ブログ 高校野球へ
にほんブログ村


スポンサーサイト



テーマ : 高校野球
ジャンル : スポーツ

コメントの投稿

非公開コメント

最新記事
ランキング
おススメ
カレンダー
07 | 2020/08 | 09
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
カテゴリ
プロフィール

ぶるーたす

Author:ぶるーたす
高校野球~社会人野球までアマチュア野球なら何でも好きです

アクセスカウンター
月別アーカイブ
検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

注目ブログ