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愛工大名電×三重【秋季東海大会】

10/26 秋季東海大会
愛工大名電×三重 @長良川球場

試合経過

20191026愛工大名電×三重
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください

この日から岐阜で開幕した秋季東海大会。いきなり愛工大名電(愛知2位)と三重(三重3位)という、甲子園でも実績のある名門校どうしが激突した。

2回表、名電打線が三重のエース松山に襲い掛かる。まずはこの回先頭の藤本が右中間に2ベースを放ち口火を切ると、佐藤のポテンヒットで無死1・3塁としてから、7番小野が3塁線を破る先制タイムリー。一気に3塁を狙った佐藤はタッチアウトとなるも、8番小島が三遊間を破るタイムリーで2点目。9番松本のライト線への2ベースで1死2・3塁としてから、1番青山もセンタ―前タイムリー。2塁ランナーはホームタッチアウトとなるも、トドメは2番主将大石のライトオーバーのタイムリー2ベース。この回先頭打者から7者連続ヒットで4点を奪い、松山をKOした(ランナーのタッチアウトがなければどうなっていたことか…)。
20191026愛工大名電 藤本
7連打の口火をきる2ベースを放った藤本

3回表にも、またもや藤本がヒットで出塁すると、2死から小野の打球は風も味方してレフトの頭上を超えるタイムリー2ベースとなり、名電がリードを5点に広げる。
20191026愛工大名電 小野
2回に続いて2本目のタイムリーを放った小野

名電の先発は夏に続いて、1年生ながら背番号1を背負うエース左腕の田村。この試合ではストレートはMax138㌔であったが、球持ちがよく、またクロス気味のフォームから入ってくるので、スピード以上の威力が感じられた。これに加えてスライダー・カーブ・フォークといった変化球も操っていて、また1年生とは思えない堂々としたマウンドさばきも見られ、3回まで三重打線を1安打無失点と完璧に封じていて、試合は完全なる愛工大名電ペースであった。
20191026愛工大名電 田村1
3回まで三重打線を完璧に抑えた田村

田村は4回も簡単に2死をとるものの、そこから三重の佐脇・原田に連打を浴びて2死1・2塁のピンチを招く。明らかに足を気にするしぐさをみせる田村に対し、6番坂口が左中間を破る2点タイムリー2ベースを放ち。田村はどうやらふくらはぎが痙攣していたようで、続く服部に3球を投げたところで降板し、ファーストに回る。代わりにマウンドにあがった寺嶋は、服部に四球を与えたものの、続く代打湯場を三振に仕留める。
20191026三重 坂口
左中間に2点タイムリー2ベースを放った坂口

ここから試合は両チームの2番手投手の好投により、膠着状態に入る。三重のサイドスロー山下は、ストレートは130㌔に満たないもののきっちりと両コーナーに投げ分け、スライダーとのコンビネーションが武器の投手。回の先頭打者の出塁を1回も許さなかったために、ピンチを招いてもすでに2死という場面も多く、4回以降は名電打線を無得点に抑えていった。一方、名電の寺嶋もピンチらしいピンチは6回のみで、その他は淡々と三重打線を抑えていった、試合は5-2と名電リードのまま最終回を迎える。
20191026三重 山下
4回以降名電打線を無得点に抑えていった山下

名電は9回表、1死から3番田村が初球をとらえると打球は右中間スタンドに飛び込むホームランとなり、待望の追加点をあげる。三重もその裏に菊池・西原と代打勢がヒットを放ち、四球も絡めて満塁のチャンスを作るものの、最後は寺嶋が粘って寶田をショートゴロに打ち取りゲームセット。名電が6-2で三重を下し、県立岐阜商の待つ準々決勝にコマを進めた。
20191026愛工大名電 田村2
最終回にとどめのホームランを放った田村



名電の新チームは間違いなく、田村を中心としたチームである。明徳義塾中時代から関戸(大阪桐蔭)とともに注目されていて、わざわざ内部進学を蹴って、愛工大名電に進学した逸材は、176㎝85㎏というがっちりとした体格で、エースとしてだけでなく、打撃でもチームの中心である。この試合でもマウンドを降りた後にも、ファーストに残り、最後は自らのバットでトドメをさしたあたりは本当にさすがの一言である。

そんな田村のアクシデントだけに、チームにとっては衝撃が大きかったと思うが、緊急リリーフで最後まで寺嶋が無失点で投げ抜いてくれたことは大きかった。田村・寺嶋に加えて、野嵜・平口もいて、名電の1年生には好投手が揃っていて、他チームから見れば羨ましい限りであろう。打線も中盤以降、山下にはてこずったものの、7連打で三重のエース松山をKOしたあたりはさすがの一言。翌日には鍛治舎監督が就任して逸材の揃う県立岐阜商(しかも地元)という強敵が相手だが、名電の戦力もそれに引けは取らないだろう。ただやはり強敵に戦う上では、田村が本調子で投げられるのかは気になるところだ。

三重としては奪った2得点もアクシデント後の田村からのみであり、2-6というスコア以上の完敗であった。その中でも山下の好投は、この試合では光明であった。他にも左腕の尾崎、181㎝の1年生右腕の近藤とタイプの異なる投手が控えている。この試合ではエース松山が2回に捕まってしまったことが痛かったが、投手の数は揃っているので、早い段階で継投していけるチームを目指したいところだ。
20191026三重 松山
三重としてはエース松山が2回に捕まってしまったことが痛かった



Pickup Player
寺嶋大希 愛工大名電1年 投手
~エースのアクシデントを救う好リリーフ~
エース田村がアクシデントで降板したものの、その後を受け継いだ寺嶋が最後まで無失点で投げ抜いたことが愛工大名電にとっては大きかった。

安曇野穂高リトルシニア時代から注目されていた右腕は愛工大名電に進学すると、1年夏から控え投手としてベンチ入りを果たす。この秋の東海大会では背番号13をつけて、引き続き控え投手としてベンチ入りを果たしていた。この試合でも序盤からブルペンには入っていたものの、同学年のエース田村のピッチングは快調そのもので、出番がありそうな雰囲気はなかった。しかし4回に田村にアクシデントが発生したこともあり、寺嶋が急遽マウンドに上がることとなった。

投球練習は少しはしていたものの、気持ちの上で本当に準備ができていたかというと厳しい状況。カウント2B1Sからスタートした最初の打者は四球で歩かせてしまうなど、チームに暗雲が立ち込める。ただ続く代打湯場はスライダー2球で簡単に追い込むと、粘られるが最後はまたもやスライダーで見逃しの三振に仕留めピンチを脱する。すると5回以降はテンポのいいピッチングで、5・7・8回と三重の攻撃を3人で片づける。寺嶋は横回転の力を使ってややスリークウォーター気味のフォームから投じるストレートは130㌔後半で8回までは138㌔であったが、最終回には力を入れたのかMaxを更新する141㌔をマークしていた。変化球は2種類のスライダー(?)をやつっていて、奪った三振はほぼ全てこのスライダーによるものだった。ピンチの場面でも動じることなる淡々と投げることができていて、最終回の2死満塁のピンチも最後は寶田をショートゴロに打ち取りました。結局4回途中から最後まで、5回1/3を5奪三振無失点に抑えるナイスリリーフであった。

1年生投手としては田村ばかりが注目されている愛工大名電であるが、この寺嶋も名門の戦力として十分な1年生右腕。他にも野嵜・平口と好投手がそろっていて、チーム内の競争は激しいが、やや細身に見える178㎝70㎏という体が冬場を通してできてきて、さらにスピードが増すようなことがあるとスカウトも注目する投手となることだろう。

20191026愛工大名電 寺嶋
4回途中から最後まで無失点でなげきった寺嶋


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