FC2ブログ

桐蔭横浜大×立教大【オープン戦】

12/1 オープン戦
桐蔭横浜大×立教大 @立教大新座グランド

試合経過

立教大の先発は期待の左腕川端。秀岳館時代にはU18日本代表にも選ばれた左腕は、1年春からリーグ戦では防御率1.93をマークするなど活躍したが、2年生になった今年は秋に2試合に登板するのみとなっていた。エース田中誠、さらには2番手の手塚と両先発が抜ける立教大にとっては、リリーフエースの中川はいるものの、川端には先発の柱として期待したいところである。そんな川端の武器は左腕ながら完全なるオーバースローから放たれる角度のあるストレートであるが、この日のストレートはスピードでいえば甲子園のときの148㌔には遠く及ばない状態。さらにコントロールはイマイチで3回までに4四球を出していた。ただキャッチャー竹葉の2盗塁をさすアシストもあって、またストレートも角度があり決まれば簡単に打てるボールではない。またスライダー・カーブに加えてカットボールも操るようになるなど投球術は向上していて、ピンチの場面では要所を締めるピッチングをみせて3回無失点でマウンドを降りる。
20191201立教大 川端
コントロールには苦しんだものの3回無失点と先発の役割を果たした川端

桐蔭横浜大の投手陣は2イニングずつの継投。先発の森屋はスライダーがキレていて、初回には道原・柴田からともにこのスライダーで三振を奪うと、2回には4番東からもアウトコースいっぱいのストレートで見逃しの三振を奪い3者連続三振。そのあと2四球でピンチを招くも、7番太田からはまたもや三振を奪うと、竹葉も詰まらせてセカンドゴロに打ち取り、2回無失点と先発の役割を果たす。
20191201桐蔭横浜大 森屋
2回を無失点に抑えた桐蔭横浜大の先発森屋

桐蔭横浜大の2番手は左腕のメンディス海。市立川越時代には浦和学院から完封勝利を奪ったことでも有名な左腕は、成瀬のようなフォームから緩急も巧みに使って、3回・4回と立教打線を6人で打ち取り、こちらもしっかりと役割を果たし、桐蔭横浜大は4回まで立教打線をノーヒットに抑える。
20191201桐蔭横浜大 メンディス
桐蔭横浜大の2番手として2回をノーヒットに抑えたメンディス

立教大は4回から2番手として根岸がマウンドに上がる。193㎝の大型右腕のストレートは威力抜群でほぼこのストレートで勝負していく。まだ球に多少のバラツキはあったものの、5回にピンチを招いた場面で、山ノ井→加賀と桐蔭横浜大が送った実力者の代打を連続三振に仕留めたあたりは痺れたものがあった。ポテンシャルは一級品の右腕だけに、その開花の兆しが見えつつあるのは立教にとっては非常に明るいことだろう。
20191201立教大 根岸
ポテンシャルの高さが光った立教大2番手の根岸

5回裏、桐蔭横浜大はこの回から3番手として、1年生左腕の穂坂をマウンドに送ったが、1死から太田に四球を出すと、さらに9番宮慎にも四球を与えて2死1・2塁のピンチを招く。すると立教の1番宮崎は低いライナーで二遊間を破り、チーム初ヒットは貴重な先制のタイムリーヒットとなる。
20191201立教大 宮崎
先制タイムリーを放つ宮崎

先制した立教大は6回から3番手として登板した1年生左腕の宮海土が2回をノーヒット無失点。8回には腕の位置をさげた栗尾が登板すると、(横に)角度のあるボールを武器に3人で抑える。立教大は追加点を奪おうと、中嶋・三井といった実力者を代打で送り込むも、7回・8回と桐蔭横浜大の4番手大久保の前に無得点。ただ9回表の回のマウンドには前日に3失点を喫してしまった赤嶺が上がると、内山・伊藤の青森山田コンビから連続三振を奪うなど、見事に前日の雪辱を果たし、3人で絞めてゲームセット。立教大が5投手の完封リレーで、唯一の得点を守り切り、1-0で勝利した。

20191201桐蔭横浜大×立教大
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください


やはり光ったのは多彩な立教大の投手陣たちだ。先発の川端は左オーバー、2番手の根岸は右の本格派、3番手の宮や小柄な左腕で、4番手には腕の位置を下げてクロスステップのサイド気味のフォームとなった栗尾。最後は変化球が得意の右腕赤嶺が締めるなど、タイプ的に異なった5投手のリレーで、桐蔭横浜大打線にしても的は絞りづらかったと思われる。大学日本代表候補合宿に参加しているアンダースローの中川というさらにタイプの異なる投手もいて、春は0.96→秋は1.38と素晴らしい防御率をマークした中﨑もいて、数はいるのであとは誰がエースになってくれるのかというところである。ただ打線に関しては、前日に神奈川大に完封敗けを喫して、この日も2安打のみというのは不安である。

それは桐蔭横浜大に関しても同じことで、立教打線を2安打に抑えた投手陣は称賛に価する。立教大と違って高校時代に甲子園で名をはせた投手たちではないが、森屋→メンディス→穂坂→大久保と1・2年生の投手たちが台頭してきているのは、実績のある投手がいないというチーム事情からすると非常に心強い。ただ打線は途中出場の星野の2安打のみで、終盤は正直ヒットが出る気はしなかった。この試合では全ポジションの選手を交代させて、計18人が打席にたったが、その雰囲気を打破できる選手はいなかった。日本代表候補合宿でこの試合は不在であった渡部の存在感の大きさをまじまじと感じさせられてしまった。
20191201桐蔭横浜大 星野
チームの全ヒットとなる2安打を放った星野



Pickup Player
宮海土 立教大1年 投手
~~
5投手で完封リレーを果たした立教大投手陣の中で、その投球内容がNo1といえたのは3番手で登板した宮海土であった。

国学院栃木では2年春に背番号1を背負った小柄な左腕は、キレのあるボールを強気にインコースに投げ込む投球が持ち味。2年秋には水澤・渡辺とともに「3本の矢」と評され、その中でも背番号10をつけて抑えの役割を担う。栃木大会では宿敵の作新学院を破って優勝を果たすと、関東大会では市立川越戦で3回無失点リリーフを見せて関東8強入りに貢献。翌春のセンバツに出場すると、英明戦では3回無失点、延岡学園戦では4回無失点、智弁和歌山戦では3回無失点と、すべてリリーフとして計10としてイニングを投げて無失点であった。立教大に進学すると、1年秋の明治大2回戦でリーグ戦デビュー(1回投げて1失点)を果たすと、その後もフレッシュトーナメントでも登板をしていた。

この試合では6回に3番手としてマウンドに上がった宮海土。いきなり3番の稲葉をインコースのストレートで見逃し三振に仕留めると、続く4番関口も低めのストレートで三振、5番内山もショートフライと6回を完璧に3人でしのぐ。宮海土のストレートはそれほどスピードがあるというわけでないが、特に右バッターのインコースにノビのあるボールを投げることができていた。そのストレートを勢いよくどんどん投げ込んでいくために、スライダーとともにチェンジアップも有効であった。6回には四球を出すものの、外野フライ3個に打ち取り、結局2回を無安打無失点に抑えた。1点を先制した後に、流れをそのまま立教大に引き付ける見事なピッチングであった。

立教大には右のリリーフ投手はたくさんいるが、左のリリーフ候補は意外と少ない。この試合のように度胸満点のピッチングを来年は神宮のマウンドで行ってほしいところである。
20191201立教大 宮海
2回をノーヒット無失点に抑えた立教大3番手の宮海土



ランキングに参加しています。
よろしければクリックをお願いします↓
にほんブログ村 野球ブログ 大学野球へ
にほんブログ村

スポンサーサイト



テーマ : 大学野球
ジャンル : スポーツ

コメントの投稿

非公開コメント

最新記事
ランキング
おススメ
カレンダー
07 | 2020/08 | 09
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
カテゴリ
プロフィール

ぶるーたす

Author:ぶるーたす
高校野球~社会人野球までアマチュア野球なら何でも好きです

アクセスカウンター
月別アーカイブ
検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

注目ブログ