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法政大×JX-ENEOS【オープン戦】

12/8 オープン戦
法政大×JX-ENEOS @ENEOSとどろきグランド

試合経過

ともに武蔵小杉にグランドを構える、法政大とJX-ENEOSの「武蔵小杉ダービー」となったオープン戦。今年最後の試合、またENEOS大久保監督の復帰戦とあって、ENEOSとどろきグランドには多くの人が詰めかけた。

ENESOは1回裏、先頭の小豆澤がレフト前ヒットで出塁すると、続く法政大出身の2番の川口は送らずに強硬策に出ると、見事にライト前ヒットを放ち無死1・3塁のチャンスを作る。3番田中はライトに犠牲フライを放ち、ENEOSが社会人の意地を見せてあざやかに先制する。さらにそこから岡部のヒットと四球で満塁のチャンスを作る。ここで法政の先発高田は7番小林を追い込むも、そこからインコースの変化球を小林にぶつけてしまい、ENEOSが2点目をあげる。
20191208ENEOS 田中
先制の犠牲フライを放った田中

ENESOの先発は都市対抗西東京予選では初戦の先発を務め、補強選手にも選ばれるなど、1年目からエース格として活躍した左腕の藤井。藤井は初回に1死1・2塁のピンチを招くも、4番羽根・5番村田をともに内野フライに打ち取りピンチを脱すると、2回に神野・佐藤の連打で無死2・3塁のピンチを迎えるも、そこからギアをあげると8番後藤・9番宮本を連続三振とこの場面で最高の投球をみせたまたもやピンチを脱する。2回ともランナーを背負ってしまったが、ピンチの場面では持ち前のストレートを軸にさすがというピッチングをみせた。
20191208ENEOS 藤井
ENEOS先発の藤井はピンチを招きながらも2回無失点に抑えた

法政大の反撃は3回表、この回からENEOSのマウンドにあがった2番手の大場に対して、3番の新主将中村は変化球をうまくすくううと打球はライトスタンドに飛び込むホームランとなる。
20191208法政大 中村1
反撃のソロホームランを放った中村

法政大は5回にもENEOS3番手の山岡から、先頭の齊藤大が四球で出塁して、前の打席ホームランの中村が送るなどして2死3塁のチャンスを作ると、5番村田のショートへの打球が内野安打となり、法政大が横浜コンビの活躍で同点に追いつく。さらにそこから神野がヒットでつないで、佐藤が四球を選んで満塁とすると、途中からマスクを被っていた8番渡邉は粘った末に四球を選んで押し出しで法政大が逆転に成功する。
20191208法政大 村田
同点タイムリーを放った村田

逆転に成功した法政大は6回から5番手として三浦が登板。本来はエース的存在であるが、この秋はコンディション不良のためリリーフに回るも、8試合に登板して防御率0.00と活躍した右腕は法政大投手陣の中でも1つのレベルが上の存在。6回はENEOSの下位打線を完璧に3人で抑えると、7回は先頭の小豆澤にセンターオーバーの2ベースを浴びて、バントで1死3塁のピンチを迎えるも、1番欲しい場面で見事に3番田中から三振を奪い、続く4番岡部もファーストゴロに打ち取って2回無失点リリーフをみせた。
20191208法政大 三浦
2回無失点の好リリーフをみせた三浦

しかし法政大は8回に6番手としてマウンドに上がった石川が大誤算。先頭の村上に死球を与えてしまうと、続く7番大平にはセンターオーバーの2ベースを浴びてしまい、無死2・3塁。7番小林の打席ではストレートが高めに抜けてしまいワイルドピッチとなり同点に追いつかれると、小林にも死球。続く高橋の初球もボールとなったところで、オープン戦にも関わらず青木監督は石川をベンチに下げて、杉下をマウンドに送る。ただ杉下も準備不足であったか、高橋に四球を与えてしまい満塁とすると、1番小豆澤には粘られた末に、この回3個前の死球を与えてしまい、押し出しでENEOSが逆転。ENEOSは2番川口にタイムリーが飛び出し、さらに3番田中がこの試合2本目の犠牲フライを放って、6-3と大逆転に成功する。
20191208ENEOS 小豆澤
粘った末に押し出し四球をもらうなど、この試合の活躍が光った1番小豆澤

後がなくなった法政大は、9回のマウンドにあがったENEOS江口の前に簡単に2死とされてしまうも、ここで3番中村がこの試合2本目となる意地の1発を放つ。ただ反撃もここまでで4番野尻が三振に倒れ、試合はENEOSが6-4で勝利し、大久保監督の復帰後初勝利となった。

20191208法政大×JX-ENEOS
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください
※場内アナウンスがなかったので、一部法政大の選手が分からないですがご了承ください


やはりこの試合の最大の注目は、JX-ENEOSの大久保監督復帰であった。日本石油(現:JX-ENEOS)では在籍5年で4度のベストナインに輝き、アトランタオリンピックでは正捕手も務めた大久保は、近鉄で代打の切り札として活躍すると、その後は横浜のコーチを経て、新日本石油ENEOS(現:JX-ENEOS)の監督に就任すると、田澤や大城といった投手陣を育て、都市対抗を3度も制覇するなどJX-ENEOSの黄金時代を築く。2015年には母校である慶応大の監督に就任すると、この秋の日本一を含め、3度のリーグ制覇。ただその反面、大久保監督が去ったJX-ENEOSは低迷を続け、ここのところ3年連続で都市対抗本戦出場を逃すという憂き目にあっていた。そんな低迷したENEOSを救うべく、復帰した大久保監督にとっては、この試合が復帰後初戦となっていた。
20191208ENEOS 大久保監督
復帰後初勝利を飾ったENESOの大久保監督

まずはチームの状態を見るとういことで、投手陣は主力級が軒並み投げて7人を起用。特に最終回に中村に1発を浴びたもののの、それ以外は法政打線をノーヒットに抑えた6回以降の宮崎→西島→柏原→江口といったあたりはさすがであった。野手陣も大学生相手ということもあり、柏木・山崎・松本といったベテラン勢を除いたフルメンバーで臨んだ。結果的には法政投手陣の乱調につけこんでの逆転勝ちということで、内容としては褒められるものではなかったが、今日出場した若い逸材たちはポテンシャル十分であり、新制大久保ENEOSには大いに期待したい。

法政大の新チームの不安は攻撃陣であった。この秋のリーグ戦で規定打席に達したのは、宇草・相馬・伊藤・福田・毛利・船曳と6人全員が4年生であり、下級生は実績不足感が否めない。そんな中で新チームを牽引したのは、新主将でもある中村迅であり、この試合では3番に座ると2ホーマーの活躍をみせた。その他にもこの試合ではフル出場を果たした斉藤大・佐藤の二遊間はチームの中核をなすと思われる。その一方外野はまだまだ競争が激しいようだが、この試合でともに2安打と結果を残してフル出場を果たした村田・神野の2人は1歩リードといったところであろうか。
20191208法政大 中村2
2ホーマーを放ち新主将としてチームを牽引した中村


Pickup Player
川口凌 JX-ENEOS ショート
~後輩の前で見せつけた実力~
法政大出身のJX-ENEOSの川口が、後輩たちの前でその力を見せつけた。

小柄ながら走攻守揃った内野手として、横浜高では1年夏より、浅間・高濱(ともに日本ハム)とともにショートのレギュラーを獲得するも、当時2年生の松井(楽天)率いる桐光学園に敗れて準々決勝敗退。ただ2年夏には準々決勝で3年生になった松井にリベンジを果たして桐光学園を破ると、準決勝では東海大相模にコールド勝ち、決勝では熊谷(NTT東日本)率いる平塚学園を破り神奈川を制覇。1番サードとして臨んだ甲子園では、3回戦で優勝した前橋育英に敗れた。3年春もセンバツ出場を果たすも、3番サードとして臨んだ3年夏は神奈川大会の準決勝で、全国制覇を果たした東海大相模に敗れてしまう。

法政大に進学すると、1年春よりリーグ戦に出場し、1年秋にはサードのレギュラーを獲得し、打率.333の活躍。2年春も打率.321と活躍するも、その後は2年秋~4年春まで打率は1割台に落ち込むこともあるなど不調に陥った。しかし4年秋には打率.373と復活を遂げ、ショートのベストナインこそ横浜高校の同期である渡邊(明治大→楽天)に譲ったものの、見事な活躍でリーグ制覇に貢献した。

JX-ENEOSに入社した今年は1年目ながらレギュラ―を獲得し、都市対抗の西東京予選では6番サード、優勝したJABA北海道大会では2番セカンド、日本選手権では2番ショートを務めるなどマルチに内野をこなした。

この試合でも2番ショートでスタメン出場すると、初回に1番小豆澤がヒットで出塁して迎えた第1打席では、送りバントすることなく強硬策に出ると、引っ張ってライト前ヒットを放ち1・3塁という理想的な結果を出してみせた。2打席目は四球を選び、3打席目には持ち前のシュアな打撃を発揮するも惜しくもショートライナー。第4打席には小豆澤が2ベースを放って無死2塁という場面で迎えると、今度は見事にバントを成功させた。そして逆転した直後に迎えた第5打席ではセンター前にはじき返す貴重なタイムリーを放った。

結局3打数2安打1打点という活躍であったが、どの打席も無駄な打席はなく、バントもできて強硬策もできるという2番らしい活躍であった。長年ENEOSのショートを務めてきた渡邊は来年からコーチ兼任となることも発表されて、いよいよ来年からは本格的に川口にショートとしての期待もかかる中、また昨年法政大を卒業したばかりで、一緒にプレーしていた後輩たちの前でも社会人らしい見事なプレーをみせた。来年はドラフト解禁年であり、横浜高の同期である浅間・高濱・渡邊に続くプロ入りにも期待したい。

20191208ENEOS 川口
後輩たちの前で2番打者として見事な働きをみせた川口



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