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5/14 早稲田大×明治大【東京六大学野球リーグ】

開幕前の予想で、今年の六大学の優勝候補にあげさせてもらった早稲田と明治。早稲田が法政と立教相手に勝ち点を落とす一方、明治は今のところ勝ち点を落としていません。そんな対照的な両雄の試合を見に神宮に行ってきました。

スタメン

早稲田
2B 真鍋 早稲田実 2
CF 中澤 静岡 1
RF 三倉 東邦 22
SS 石井 作新学院 10
1B 立花 千葉英和 8
LF 八木 早稲田実 25
3B 木田 成章 7
C 吉見 早稲田実 28
P 竹内 松阪 15


明治
2B 竹村 浦和学院 4
RF 加勢 札幌第一 7
1B 佐野恵 広陵 3
C 牛島 門司学園 2
LF 東原 天理 38
SS 吉田大 佼成学園 6
CF 逢澤 関西 37
P 横浜 10
3B 渡辺 横浜 15


試合経過

見事な投手戦で始まったこの試合、1~3回は明大:柳、早大:竹内の見事なピッチングで両チーム無得点。(早0-0明)

均衡が破れたのは4回裏、1死から明大4番:牛島がレフトへソロホームランを放ち先制。投げては柳が早大打線に対し、5回までパーフェクト10奪三振と圧巻の投球を披露する。(早0-1明)

しかしグランド整備明けの5回裏、早大:木田の放った打球は風にも乗り、レフトスタンドへ飛び込む公式戦初ホームラン。意外な形で早大がパーフェクトを破り、さらに同点に追いつきます。(早1-1明)

6回に失点して以降、柳の勢いが止まった。8回表には先頭打者に四球→バントでチャンスを作られると、8番:吉見にレフトオーバータイムリー2ベースを浴び、逆転を許してしまう。(早2-1明)

8回裏、明大も同様に先頭打者が四球で出塁→バントで1死2塁のチャンスを作る。早稲田は竹内→吉野和(4年:日本文理)に交代するも、制球が定まらず、四球→ヒットで満塁のピンチ。続く佐野恵にもセンター前に運ばれ、明大が同点に追いつきく。しかし後続は代わった小島(2年:浦和学院)が抑え、この回同点でしのぐ。(早2-2明)

試合は同点のまま延長戦へ入る。明大は9回:斎藤(3年:桐蔭学園)、10回~星(4年:宇都宮工)と繋いだのに、対し早大は小島が8回から続投する。明大は10回裏に2死2塁から佐野恵がまたもやセンター前ヒットを放つが、ホームタッチアウトとなる。(早2-2明)

試合が終わりそうにない気配が出てきた11回裏、明大は先頭の牛島。カウント2B1Sからのストレートを弾き返すと、サヨナラホームラン。明大が延長11回の激戦の末、早大を3-2で破りました。


20160514早稲田大 竹内
8回途中まで2失点と見事なピッチングをみせた早大:竹内

20160515明治大 柳
8回2失点11奪三振の好投を見せた明大:柳

20160515明治大 佐野恵
8回裏に同点タイムリーを放つ明大:佐野恵

スコア

早稲田
20160514早稲田スコア

明治
20165014明治スコア


Topic

8回裏の駆け引き
この試合は8回裏がポイントであった。

まず明大は先頭で好投の柳に代えて越智(2年:丹原)を送る。しかしこの越智に対し、竹内はストレートの四球と早稲田にとっては嫌な空気が流れる。渡辺のバントで1死2塁とすると、明大は右の代打:富岡(4年:日大三)を送る。

これを見た早大:高橋監督はマウンドへ行き、竹内に交代を継げる。前の回のチャンスでも打席に立たせていたので、本来はこのまま竹内で行くつもりだったのだろうが、先頭打者恵への四球と、富岡・加勢と右打者が続くということで交代に踏み切ったのだろう。しかしこれを見た明大は代打の代打に左の小林恵(4年:遊学館)を送る。

吉野和はアンダースローながら左バッターを苦にしないと高橋監督も太鼓判を押していたが、この日は左バッターに対してボールがアウトコースの外側に外れることが多く、ストライクが取れない。小林恵を歩かせてしまうと、またもや左の代打:中道(4年:智弁学園)にも3B1Sとカウントを悪くし、ストライクを入れにいったところをセンター前に弾き返され満塁のピンチとされる。

続く佐野恵は2球で追い込むも、最後は体制を崩しながらもセンター前に運ばれ、明大が同点に追いつく。なおも1死満塁で4番:牛島という逆転の大チャンス。ここで高橋監督は波の乗れない吉野和を諦め、小島を投入する。小島への継投は想定通りだろうが、理想としては5人中4が右バッターであったので、5番の東原あたりまでは吉野和で行きたかったところだろうが、結果として吉野和は左バッター3人相手に1アウトもとれないと最悪の結果になってしまった。

そんな早大にとっては悪い流れの中登板した小島だが、明大の4番:牛島を3球三振という最高のピッチングを披露する。続く東原もセカンドゴロに仕留め、2-2のまま9回を迎えることになる。

明大が代打4人、早大が3投手をつぎ込んだの8回裏の攻防は非常に見ごたえのあるものであった。

早稲田にとってはここで同点止まりは善しとするべきかもしれないが、ここで逃げ切れなかったことがやはり今日の早稲田の敗北の要因であっただろう。

20165014早稲田大 小島2
8回裏1死満塁のピンチで登板し、見事な投球をみせた早大:小島


風頼みの早稲田打線
この日の神宮球場はホーム→レフト方向に強い風が吹いていた。早大の1点目の木田のホームランも打ったときはレフトフライかと思ったが、高く上がったことが功を奏し、風の影響を大きく受けてスタンドに飛び込んだ。2点目も吉見のレフトオーバーの2ベースも同様で、最初はレフトは捕れるかのような動きであったが、打球はどんどん伸びレフト線のフェンス間際まで飛んだ。

残念ながら風がなければ今日の早稲田は完封負けしていただろう。11イニングでヒット3本…。今シーズンの早稲田打線を象徴するかのような抑えられっぷりであった。現在の早稲田打線は真鍋が打率3割を超えているが、他の打者は2割5分に達している者もいない。特に昨年からの数少ないレギュラーで、石井とともに打線の核として期待されている中澤の.032が厳しい。

基本的にメンバーを固定して戦う高橋監督。この日は中澤を2番にするなど打順は組み替えてきたが、メンバーを入れ替えるなどもっと大幅な打線にテコ入れが必要じゃないですか?と思わせる1日であった。


明大の強力投手陣
上述のように早大打線が不甲斐ないのもそうだが、明治の投手陣のボールは素晴らしいものであった。

まずは先発の柳。5回までパーフェクト10奪三振は見事としか言いようがない。1巡目はストレート中心の投球で、2巡目以降に早大打線が初球から積極的に振るようになると、早いうちから変化球を使い空振りを奪っていく。なんだかんだいって三振というのは初球から振っていけばしないものだが、その中でもペースを落とすことなく三振を奪えたのはスゴいことだ。柳といえば大きく曲がるカーブが持ち味だが、この日は130㌔くらいのボール(ツーシーム?)がよく効いていたと思う。この5回までが素晴らしすぎたせいで、6回以降は三振が1個と一気ペースダウンしたようにも見えてしまうが、風さえなければ間違いなく完封していたというピッチングだった。

上記のように好投のエース柳に代打を送ることができるのが明大の強みだ。2番手で登板した斎藤は、ストレートがほぼ全て140㌔越え(Max144㌔)と球威がアップしていた。ただですらクロス気味のスリークウォーターで、スライダーもいいので、左バッターに対してはたまらないだろう。斎藤は左バッターが4人続いた9回のみの登板であったが、何で1イニングで代えてしまうのだというピッチングであった。

そんな「何で代えるの?」という批判を見事にかき消すピッチングを見せたのが3番手の星であった。この日はMax152㌔のストレートがベストより低めに決まり、もともとあった球速はあるが粗いというイメージからの脱却ができていた。今期から先発転向を目指していたということで、そこが力任せでなく安定したピッチングに繋がったのではないだろうか?本人は先発をしたいようだが、今日の2イニングノーヒット3奪三振のピッチングを見ると、抑えで使いたくなる投手であった。そんな星だが、11回にサヨナラ勝ちとあったえ、意外なことにも4年目でリーグ戦初勝利を挙げた。

これだけの投手が揃っていれば、現段階では大学No1の投手陣といっても過言でない。そろそろ森下(1年:大分商)の登板でも見たいところであるが、この投手陣に割って入るのは簡単でなさそうだ。

20160515明治大 星
152㌔のストレートで三振を奪う活躍を見せた明治大:星



Pickup Player
牛島将太 明治大4年 キャッチャー
見事リベンジを果たした明治の4番

8回裏、同点に追いつきなおも1死満塁。明治としてはこの日ホームランを放つなど1番当たっていた牛島にここで打順が回ったことは明治にとってみれば最高の展開であっただろう。しかし早大:小島の前に、全てストレートで3球三振。明治の4番にとっては屈辱といってもいい結果でないだろうか?

そんな中11回裏に回ってきた次の打席。小島は今度はスライダーから入る投球を見せるが、2B1Sからの4球目。牛島が外レートを振り抜いた打球は低い弾道で左中間へ、フェンスに当たったかに見えた打球はわずかにフェンスの上。見事なサヨナラホームランとなった。

明大は昨年までは坂本(現:阪神)が捕手として4年間降臨していて、牛島の出番はほとんどなかった。坂本が抜けた今年は中道らとの正捕手争いに見事勝利した。まわりの選手の不調もあり、4番に座ると、今日の2本を含む3ホーマーと見事に結果を出している。

守備面でも早大が初球から振って来る中で三振を奪い続けたリードは見事であったし、肩もいい。上述の通り、昨年までは坂本の陰に隠れたが、明治の4番捕手とあればスカウトも放ってはおかない。4年目になって現れたドラフト候補に今後も注目です。

20160515明治大 牛島
明治大の4番キャッチャー:牛島

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