【センバツ出場校紹介④】智弁学園
センバツ出場校紹介の4回目は、智弁学園です。
秋の戦いぶり
夏の甲子園に出場した前チームのベンチ入りメンバーのうち、9人が残った新チームは前評判が高かった。奈良大会ではその前評判通りに順当に勝ち上がっていくと、準決勝ではライバル天理(のちに近畿大会優勝)にコールド勝ち、決勝では奈良大付を破って優勝果たした。地元の1位として臨んだ近畿大会でも初戦で神戸国際大付に逆転勝ちを収めると、準々決勝では打撃戦となった智弁和歌山との智弁対決を17-13で制して、センバツ出場を確実なものとすると、準決勝では大阪桐蔭相手に試合を有利に進めたものの最後はサヨナラ敗けを喫してしまった。
戦力分析
予想オーダー
投手陣は1年生ながら夏の甲子園でも登板を果たした左右の2枚看板が中心となる。左腕の西村はキレのあるストレートに多彩な変化球が武器で、これらの球を度胸満点に投げ込んでいく。近畿大会では神戸国際付から2失点完投勝利をあげるなどして、秋は背負った背番号1の通りエースとしての働きをみせた。小畠は185㎝の長身から繰り出すMax143㌔のストレートとスライダー・フォークが武器の本格派右腕で、1年春の近畿大会では近江相手に8回無失点、夏の甲子園の八戸学院光星戦でも先発を務めた。この2人の能力の高さは光るものの、夏の甲子園の八戸学院光星戦では10失点、秋の近畿大会の智弁和歌山戦では13失点とやや脆いところはある。これを防ぐべく、左腕の荒川、球威のある岡田、1年時には投手も兼任していたショート三田ら3年生投手の奮起にも期待したい。

185㎝の本格派右腕の小畠
秋の公式戦では打率.586、近畿大会の初戦の神戸国際大付戦での2発を含む6ホーマーをマークした4番前川は、1年夏の甲子園でも4番を務め、2年生世代では現状No1スラッガーと言える存在。主将の白石は俊足強打の1番打者として、チャンスメークもできるが、秋は3ホーマーを放つなど試合を決める力もあり、前川に次ぐ13打点をマーク。これに秋は打率.435をマークしたレフト山崎も含めた外野の3人は、夏の甲子園のレギュラーがそのままで守備力も高い。前川の前後を打つ、3番今崎は.400、5番浦谷は.500とともに打率が高く、1発のある2年生スラッガーの山下など、どこからでも点がとれる強力な打線である。主力・控えに2年生が多く、全体的にポテンシャルも高いチームなので一冬越えてのレベルアップも期待できる。あとは内野の守備をどれだけ強化して、投手陣を支えられるかがキーになってくる。

2年生世代再強打者との呼び声高い前川

リードオフマンを務める主将の白石
センバツ制覇へのキーマン
三田智也 3年 ショート
U15日本代表ではショート兼投手として活躍した逸材は、智弁学園でも1年春の近畿大会の大阪桐蔭戦でショートとしてスタメン出場を果たし、1年夏の奈良大会では背番号11で投手としてもマウンドに上がる。1年秋よりショート、2年春からはセカンドのレギュラーをとして活躍するも、2年夏の甲子園ではスタメンの座を奪われ、代打のみの出場となる。2年秋は2番ショートとして活躍し、奈良大会では準々決勝の郡山戦と準決勝の天理戦で2試合連続弾を放つなど活躍。ただ打率は投手以外のスタメンでは唯一の2割台であり、ショート守備でもエラーが目立った。
入学当時の期待度の高さ活躍ぶりからみれば、現在の三田は期待通りとは言いづらい状況だ。小坂監督からも「守備ならショートは岡島(2年)の起用も~」と口にしてしまうほどである。ただ肩の強さでいえば唯一無二のショートとなれるポテンシャルもあり、本来は守備陣の中心となるべき選手であり、その肩力を生かして投手としてもマウンドに上がる姿にも期待したい。打っても白石と前川繋ぐ2番打者としての役割も需要であり、三田が攻撃・守備・投手の3つの面で智弁学園のキーマンとなることだろう。

打って守って投げてで期待のかかる三田
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秋の戦いぶり
夏の甲子園に出場した前チームのベンチ入りメンバーのうち、9人が残った新チームは前評判が高かった。奈良大会ではその前評判通りに順当に勝ち上がっていくと、準決勝ではライバル天理(のちに近畿大会優勝)にコールド勝ち、決勝では奈良大付を破って優勝果たした。地元の1位として臨んだ近畿大会でも初戦で神戸国際大付に逆転勝ちを収めると、準々決勝では打撃戦となった智弁和歌山との智弁対決を17-13で制して、センバツ出場を確実なものとすると、準決勝では大阪桐蔭相手に試合を有利に進めたものの最後はサヨナラ敗けを喫してしまった。
戦力分析
予想オーダー
守備 | 選手名 | 学年 | |
1 | CF | 白石 | 3 |
2 | SS | 三田 | 3 |
3 | 1B | 今崎 | 3 |
4 | RF | 前川 | 2 |
5 | 2B | 浦谷 | 3 |
6 | 3B | 山下 | 2 |
7 | LF | 山崎 | 3 |
8 | C | 田上 | 3 |
9 | P | 西村 | 2 |
投手陣は1年生ながら夏の甲子園でも登板を果たした左右の2枚看板が中心となる。左腕の西村はキレのあるストレートに多彩な変化球が武器で、これらの球を度胸満点に投げ込んでいく。近畿大会では神戸国際付から2失点完投勝利をあげるなどして、秋は背負った背番号1の通りエースとしての働きをみせた。小畠は185㎝の長身から繰り出すMax143㌔のストレートとスライダー・フォークが武器の本格派右腕で、1年春の近畿大会では近江相手に8回無失点、夏の甲子園の八戸学院光星戦でも先発を務めた。この2人の能力の高さは光るものの、夏の甲子園の八戸学院光星戦では10失点、秋の近畿大会の智弁和歌山戦では13失点とやや脆いところはある。これを防ぐべく、左腕の荒川、球威のある岡田、1年時には投手も兼任していたショート三田ら3年生投手の奮起にも期待したい。

185㎝の本格派右腕の小畠
秋の公式戦では打率.586、近畿大会の初戦の神戸国際大付戦での2発を含む6ホーマーをマークした4番前川は、1年夏の甲子園でも4番を務め、2年生世代では現状No1スラッガーと言える存在。主将の白石は俊足強打の1番打者として、チャンスメークもできるが、秋は3ホーマーを放つなど試合を決める力もあり、前川に次ぐ13打点をマーク。これに秋は打率.435をマークしたレフト山崎も含めた外野の3人は、夏の甲子園のレギュラーがそのままで守備力も高い。前川の前後を打つ、3番今崎は.400、5番浦谷は.500とともに打率が高く、1発のある2年生スラッガーの山下など、どこからでも点がとれる強力な打線である。主力・控えに2年生が多く、全体的にポテンシャルも高いチームなので一冬越えてのレベルアップも期待できる。あとは内野の守備をどれだけ強化して、投手陣を支えられるかがキーになってくる。

2年生世代再強打者との呼び声高い前川

リードオフマンを務める主将の白石
センバツ制覇へのキーマン
三田智也 3年 ショート
U15日本代表ではショート兼投手として活躍した逸材は、智弁学園でも1年春の近畿大会の大阪桐蔭戦でショートとしてスタメン出場を果たし、1年夏の奈良大会では背番号11で投手としてもマウンドに上がる。1年秋よりショート、2年春からはセカンドのレギュラーをとして活躍するも、2年夏の甲子園ではスタメンの座を奪われ、代打のみの出場となる。2年秋は2番ショートとして活躍し、奈良大会では準々決勝の郡山戦と準決勝の天理戦で2試合連続弾を放つなど活躍。ただ打率は投手以外のスタメンでは唯一の2割台であり、ショート守備でもエラーが目立った。
入学当時の期待度の高さ活躍ぶりからみれば、現在の三田は期待通りとは言いづらい状況だ。小坂監督からも「守備ならショートは岡島(2年)の起用も~」と口にしてしまうほどである。ただ肩の強さでいえば唯一無二のショートとなれるポテンシャルもあり、本来は守備陣の中心となるべき選手であり、その肩力を生かして投手としてもマウンドに上がる姿にも期待したい。打っても白石と前川繋ぐ2番打者としての役割も需要であり、三田が攻撃・守備・投手の3つの面で智弁学園のキーマンとなることだろう。

打って守って投げてで期待のかかる三田
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