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ENEOS×JR東日本【オープン戦】

6/27 オープン戦
ENEOS×JR東日本 @JR東日本柏グランド


試合経過

ENEOSとJR東日本は、現役プロ野球選手の輩出数がともに11人であり、これは社会人野球でトップ。2012年には都市対抗の決勝で対戦するなど、少し前であれば社会人野球のゴールデンカードであった。近年では両チームともに、二大大会の優勝から遠ざかっているが、当時ENEOSを指揮していた大久保監督が復帰したこともあり、また楽しみな対戦である。ちなみにチーム名はこの試合からJX-ENEOS→ENEOSとなっている。

JR東日本は伊藤、ENEOSは山岡という独特なフォームの両左腕の先発で始まった試合は、両投手ともにランナーは出すものの、得点は与えない投球の序盤となる。R東日本で3回裏、左打ちに転向してこの日も9番でスタメン出場していた糸野がヒットで出塁すると、バントさらには3盗を決めて2死3塁のチャンスを作る。ここで3番長谷川の打球は、ENEOSのショート川口の手につかず、JR東日本が先制する。
20200627JR東日本 糸野
先制点のきっかけとなったJR東日本の糸野

先制を許したENEOSであるが5回表、先頭の1番田中がヒットで出塁すると、川口が送って1死2塁のチャンスを作ると、3番のルーキー佐々木がセンター前に目の覚めるようなタイムリーを放ち同点。この後ENEOSは2死3塁とすると、5番岡部のタイムリーで逆転に成功する。ENEOSはさらに6回にも、JR東日本の2番手須永から2四球でチャンスを作る。ここで伊藤との横浜同級生対決に敗れていた主将の川口に代わって、今年からコーチ兼任となった渡辺を代打に送ると、渡辺は代わった西居からライト前にしぶとくもっていき、ENEOSが3-1とリードを広げる。
20200627ENEOS 岡部
勝ち越しのタイムリーを放ったENEOS岡部

ENEOSの先発の山岡は、5回まで毎回ランナーを出していたが、散発で与えた得点はエラーも絡んだ3回の1点のみ。正直球自体が凄いというわけではないが、社会人も2年目になって打ち取るコツを覚えたのか、三振は0個であるが、結果的には6回を1失点(自責点0)の好投。先発投手に不安のあるENEOSだけに、これは大きな収穫であり、6回まで試合はENEOSペースであったといえる。
20200627ENEOS 山岡
6回1失点(自責点0)0の好投をみせたENEOSの先発山岡

ENEOSは7回から継投に入り、7回のマウンドには西島が上がると、これに対してJR東日本は手塚→吉澤と右の代打攻勢で2・3塁のチャンスを作り、好調の1番菅田に回るものの、セカンドゴロに倒れ無得点。ただ8回にマウンドに上がった柏原からは、先頭の杉崎が四球で出塁すると、3番長谷川はエンドランで見事に1・2塁間を破り、無死1・3塁。4番丸子の併殺崩れの間に1点を返すと、ここで5番佐藤がライト線に2ベースを放ったのが大きく、続く渡辺がライトへきっちりと犠牲フライを放ち、JR東日本が8回に同点に追いつく。
20200627JR東日本 佐藤
佐藤の2ベースから8回に同点に追いついたJR東日本

JR東日本は8回から、リリーフエースの西田がマウンドに上がると、圧巻のピッチングで8・9回とENEOSの攻撃を4奪三振パーフェクトに抑える。ただENEOSも9回にマウンドに上がった大場が、勢いに乗るJR東日本の攻撃を3人で抑え、試合は3-3で引き分けとなった。

20200627ENEOS×JR東日本
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください


ENEOSの課題は柱となる投手(と2月のキャンプで大久保監督が、ソフトバンクの久保コーチに言っていた)。よって新たな先発の台頭に期待したいところであるが、そういう意味ではこの試合の先発山岡の好投は嬉しい材料であったことだろう。逆にリリーフ陣でいえば、西島・柏原といった都市対抗の補強選手にも選ばれた経験のある選手が控えている。よってこの試合でいえば、山岡が6回1失点と好投した時点で、試合は完全にENEOSのペースであった。ところが西島はピンチを招いて何とか無失点に抑えると、柏原に関してはストレートは150㌔をマークしていたものの、2失点を喫して同点に追いつかれてしまった。最終回にはこれまで主に先発を務めていた大場が登板。これは単なる調整の意味もあるかもしれないが、力のあるストレートに球速差の少ないものの曲がりのあるカットボールが武器の右腕は、元ヤンキースのリベラのような抑えになるポテンシャルを秘めており、大場が後ろに加わればENEOSのリリーフ陣は強固なものとなることだろう。
20200627ENEOS 大場
リリーフとして9回のマウンドにあがった大場

またENEOSはこの試合で佐々木と安本のルーキーがスタメン出場。この日のENEOSの選手起用は、オープン戦とはいえかなりフルメンバーに近かったので、この2人はレギュラー格との見方もできる。3番ファーストで出場した佐々木は、5回には同点タイムリーを放っており、185㎝91㎏という大型スラッガーが立正大時代からの課題であった確実性を克服すれば、ENEOSの強力な中軸となることであろう。法政大時代は主に内野であった安本は、この試合では6番ライトでスタメン出場し、1打席目にはセーフティバントを決め、守備でもスライディングキャッチをみせていた。
20200627ENEOS 佐々木
新人ながら3番に起用され、タイムリーを放ったENEOSの佐々木

JR東日本は前の週から打線を組み替えて臨んだ。1番だった佐藤が5番に、5番の長谷川が3番に、3番の杉崎が2番に、2番の菅田が1番にと上位打線を入れ替えた形だ。相手がENEOSということもあり、この試合ではさらに正捕手兼主軸の渡辺をDHとして起用するなど、こちらもほぼフルに近い打線を組んだものの、8回にど2点をあげて同点に追いついた以外は、毎回のようにランナーを出しながらも山岡にのらりくらりとかわされてしまい、繋がりを欠いてしまったといえる。まだまだ打線に関しては、試行錯誤といった段階のようである。


Pickup Player
西田光汰 JR東日本 投手
~ドラフト候補筆頭のパーフェクトリリーフ~
今年もドラフト候補を多く抱える両チームにおいて、その中でもドラフト筆頭といえる西田が、パーフェクトリリーフをみせた。

西田は大体大浪商時代から本格派右腕として注目されており、2年夏には東大阪柏原、PL学園からともに1失点完投勝利をあげ、決勝では姫野(日本ハム)らの大阪偕星に3-4と惜敗するも大阪準Vを達成。3年夏には、その年の春の近畿大会を制した履正社相手に2失点で完投するも、チームは寺島(ヤクルト)の前に完封負けしてしまった。

高卒でJR東日本に入社すると、1年目は右肘の手術を受けるも、2年目には都市対抗デビュー。日本製鉄住金戦では5連続三振を奪うなど、3試合にリリーフ登板していて、いずれも無失点の好投。3年目(昨年)の都市対抗でも、ヤマハ戦で3回無失点、NTT西日本戦でも無失点リリーフを見せるなど、威力のあるストレートに、縦に大きく曲がるスライダー、ピンチの場面でも動じない度胸の良さでJR東日本のリリーフエースとして降臨した。高卒3年目で解禁となった昨年のドラフトでも候補に上がっていたが、再び肘の手術することもあり指名を凍結した。

この試合で8回からマウンドにあがった西田は変化球が冴えていて、先頭の小豆澤を低めのボールになるスライダーで三振に仕留めると、続く村上・田中も低めの変化球を打たせて連続ショートゴロとする。西田といえば、大きく曲がる縦のスライダーが最大の武器であるが、この日はカーブやチェンジアップなども駆使したピッチングであり、投球の幅が広がっていると感じた。ちょうど1週間前の東芝戦では先発して4イニングを投げており、このピッチング内容からも先発も十分に務められそうだ。そして圧巻だったのが9回で、渡邊・佐々木・高橋と3者三振を奪って、格の違いを見せつけた。

まだ高卒4年目ながらリリーフとしての経験は抜群で、プロでも即戦力となりえる右腕は、昨年も手術さえなければドラフトで指名されていた可能性が高い逸材であり、今年はドラフトの目玉となる。西田がこのままの投球を続けられれば、JR東日本からの11年連続でのプロ入りは固いであろう。
20200627JR東日本 西田
2回4奪三振パーフェクトリリーフをみせた西田



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