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法政大×日本通運【オープン戦】

7/24 オープン戦
法政大×日本通運 @NITTTSボールパーク

試合経過

法政大は1回表、1死から2番永廣が四球で出塁し、ワイルドピッチで進塁してチャンスを作る。ここで3番野尻はフルカウントからの変化球をすくいあげると、打球はライトフェンス直撃の2ベース。タッチアップの体制に入っていた永廣は3塁止まりとなってしまったものの、続く4番村田は強烈な打球のセンター前ヒットを放ち、永廣・野尻が生還。村田がきっちりと4番の仕事を果たして、法政大が2点を先制する。
20200724法政大 村田
初回に2点タイムリーを放った法政大の4番村田

法政大の先発の鈴木は初回からエンジン全開。最速149㌔をマークしたストレートは、ほとんどが140㌔後半と安定しており、鋭いスライダー、130㌔を超える高速チェンジアップ(?)、持ち前のシュートを駆使して、3回までは打者9人で片づけ、4回までは外野に打球を飛ばされないという、社会人チームを圧倒する素晴らしい立ち上がりをみせる。
20200724法政大 鈴木
4回まで打球を外野に飛ばされない圧巻の投球を披露した法政大の先発鈴木

ただそんな鈴木の前に立ちはだかったのは、法政大の1個上の先輩であり、今年から日本通運でプレーする毛利であった。毛利は1打席目では147㌔のストレートを弾き返して、打球が鈴木に直撃する強襲ヒット。鈴木はやはり毛利には投げづらかったのか、2打席目にはこの試合で初となる四球を与えてしまう。鈴木はこれでペースを乱したのか、続く森松にも四球を与えて1・2塁のピンチを招いてしまうと、8番木下には二遊間を破るタイムリーを浴びてしまう。
20200724日本通運 毛利
法政卒の日本通運のルーキー毛利

試合は後半戦に入ると、日本通運は2回以降好投を続けていた先発の池田から、2番手の庄司にスイッチ。ただ法政大は2死から3番野尻がストレートを捉えると、打球は逆後方の左中間フェンスを越えるソロホームランとなり、法政大が3-1と突き放す。
20200724法政大 野尻
6回表にホームランを放った法政大の3番野尻

日本通運も6回裏、この回先頭の稲垣が鈴木のシュートを捉えると、こちらも逆方向のレフトフェンスを越えるソロホームランで1点差。さらに北川のヒットとエラーで1死1・2塁と同点のチャンスを作り、6番毛利を迎える。しかしここは鈴木が今日1番というアウトコースのストレートで空振り三振に仕留めると、女房役の大柿が素晴らしい牽制で2塁ランナーを刺してこのピンチを脱する。鈴木は6回4安打2失点5奪三振という内容でマウンドという内容であった。
20200724日本通運 稲垣
逆方向のレフトにホームランを放った日本通運の稲垣

ただ日本通運は7回裏、法政の2番手落合から先頭の森松がヒットで出塁すると、送りバントなどで2死3塁のチャンスを作る。ここ代打諸見里の打球を法政のサード中村迅がエラーしてしまい、日本通運が3-3の同点に追いつく。日本通運の2番手の庄司は、ワンポイントなどでの起用の多いサイド左腕であるが、この試合ではロングリリーフ。6回に野尻に1発を浴びた以外は安定した投球で、法政打線を打ち取っていき、7~9回は法政を無得点に抑える。
20200724日本通運 庄司
日通の2番手として4回1失点の好リリーフをみせた庄司

9回裏、法政は5番手として山下がマウンドにあがる。186㎝95㎏という大型左腕は、初球いきなり149㌔をマークして空振りをとり、観衆を沸かせるものの、先頭の木南を四球で歩かせてしまう。続く手銭は球威に押されてバントをフライとしてしまい1死1塁となるものの、諸見里は低めのボールをレフト前に運び、スタートを切っていた代走の佐藤将は一気に3塁まで進み1死1・3塁とサヨナラのチャンスを迎える。すると2番稲垣は、山下のストレートを見事にレフト前に弾き返して、日本通運が4-3とサヨナラ勝ちをおさめた。


20200724法政大×日本通運
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください


先発の鈴木については、序盤は本当に素晴らしかったものの、中盤にかけてはその勢いはなくなっていった。雨が降ってきたという影響もあるが、やはりまだ試合数をこなせていないということもあり、スタミナ面では不安があるといったところであろうか?この試合では三浦・石川といった法政の実績のあるリリーフ投手がベンチ入りしていなかったこともあり、7回以降は投手のレベルとしては大きく落ちてしまった。扇谷や山下はその素質、指にかかったときの球は素晴らしいものがあり、今後は非常に楽しみな投手であったが、まだリーグ戦で重要な場面を任せられるかというと厳しい。東京六大学はリーグ戦の開幕まで1か月を切っており、鈴木にはエースとして、序盤のピッチングを続けられるように期待をしたい。

ただ法政としてはリーグ戦に向けて光明も差してきたといえるのが、正捕手の存在だ。これまでは後藤、渡辺。大柿といったあたりを1試合の中でも併用してきたが、この試合では大柿がフル出場。6回のピンチでは持ち前の強肩で、セカンドへの牽制でランナーを刺してピンチを脱するという場面もあり、打撃でも放ったレフト前ヒット2本はいずれも芯で捉えた素晴らしい打球であった。やはり正捕手が固定されるとチームも安定してくるので、これは1つ収穫であったと思える。
20200724法政大 大柿
この試合フル出場した大柿は法政の正捕手確定か?

日本通運はもともと野手はいい感じに経験の積んだ選手が揃っているが、そこに食い込むべくこの試合では2人のルーキーがスタメン出場。1番ショートの添田は3打数ノーヒットであったものの、昨年まで対戦していた法政相手に2打席目ではピッチャーライナーを放つなど内容は悪くなかったし、守備では三遊間の難しい打球を華麗に裁いて2塁でアウトにする場面が2度ほど見られた。毛利は上述のように1打席目ではピッチャー強襲ヒットを放ち、2打席目にも得点のきっかけるとなっていた。この試合のスタメンは古巣への顔見世の意味合いもあるだろうが、2人とも十分にレギュラー争いに食い込む力をもっているようで、チームにとってはいい刺激になるであろう。
20200724日本通運 添田
1番ショートでスタメン出場した日通のルーキー添田


Pickup Player
稲垣誠也 日本通運 サード
~逆方向への見事な強いバッティング~
6回にはソロホームランに、9回にはサヨナラ打とともに逆方向であるレフトに殊勲打を放ったのが稲垣であった。

稲垣は走攻守揃った内野手として、明豊では1年夏よりベンチ入りをはたし、甲子園でも関西戦で途中出場すると2安打を放っている。2年夏・3年夏はともに1番セカンドとして、チームを牽引するも、甲子園出場はならなかった。中部学院大に進学すると、1年秋から新人賞とベストナインを獲得すると、3年春には優秀選手賞、4年春には本塁打王、4年秋には首位打者、他にも盗塁王を4回獲得するなど走攻守でリーグ代表する選手に成長。

2018年に日本通運に入社すると、すぐさまサードのレギュラーに定着。1年目の都市対抗には2番サードで出場すると、いきなり兄である稲垣翔太(Honda熊本)との対決も実現し、2安打1打点の活躍で勝利。その後は2番だけでなく、3番や5番などチームの中軸も打つようになり、昨年はBFAアジア選手権日本代表にも名を連ね、台湾のウィンターリーグではJABA選抜の一員として優勝にも貢献している。

この試合では2番サードでスタメン出場した稲垣は、1・2打席目は鈴木の前に完璧に抑えられてしまうも、迎えた3打目にはカウント2B1Sからのシュートを捉えると、打球はレフトのフェンスを越えるソロホームラン。さらに最終回に1死1・3塁で迎えた第5打席でも、山下の力のあるストレートをレフト前に弾き返してサヨナラ打とした。

稲垣の魅力は167㎝と小柄であり、見た目通りの俊足や好守はもちろんのこと、パンチ力のある打撃も兼ねそろえているところである。スタンス広めに重心を落として、ボールを呼び込んで強くたたくスタイルはちょうど、森友哉(西武)のような感じであり、まさに森と同じくこの試合ではボールを呼び込んで逆方向に強い打球を2発はなっていた。走攻守においての実力は十分であり、今年3年目という年齢からも、まだまだプロ入りの可能性も十分にありそうな選手である。

20200724日本通運 稲垣2

20200724日本通運 稲垣3

ホームランにサヨナラ打と逆方向への素晴らしいバッティングを披露した稲垣



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