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専修大×日本通運【オープン戦】

8/12 オープン戦
専修大×日本通運 @NITTSUボールパーク

試合経過

専修大の先発はアンダースローの谷村。専修大のアンダースローといえば高橋礼(ソフトバンク)を思い出すが、アンダースローでも140㌔近い球をなげる高橋礼とは異なって、谷村はストレートはこの試合ではMax126㌔であり、スライダーやシンカーといった変化球を交えた技巧派の投手。この試合では変化球はあまり決まっていないように見えたが、それでも低い軌道からくるストレートはそのまま低めに決まり、日通打線を打ち取っていき、3回を投げて被安打1の無失点と結果を残した。
20200812専修大 谷村
3回無失点と結果を残した専修大の先発谷村

専修大は4回からは2番手として上野が登板。小さなテイクバックが特徴のスリークウォーター右腕は、140㌔前後(Maxは144㌔)のストレートと、130㌔前半のカットボールを駆使した投球。登板した4回には磯網・内海に連打を浴びて1死2・3塁のピンチを背負うものの、沓澤を前進守備のサード正面のゴロに仕留め、続く大谷もセンターフライに打ち取ってピンチを凌ぐと、5回も3人で日通の攻撃を抑え、5回まで無失点リレーをみせる。
20200812専修大 上野
専修大の2番手として2回無失点の好投をみせた上野

日通の先発は、なんと昨年までは専修大のエースであった前田。今年日通に入社にしたルーキー右腕は、昨年まで一緒にプレーしていた後輩たちの前に立ちはだかり、こちらも5回まで無失点の好投。試合は両チームの投手の好投により、前半戦は0-0のまま折り返すこととなる。
20200812日本通運 前田2
日通の先発のルーキー前田

試合が動いたのは6回裏、この回から登板した専修大の3番手の高原は、添田・諸見里の1・2番を打ち取って2死とするものの、日通の3番磯網はカウント2B2Sからの変化球を捉えると、打球は左中間のフェンスを越えるソロホームラン。日通がルーキー磯網の一振りで、試合の均衡を破る。
20200812日本通運 磯網
先制のホームランを放った日通の磯網

日通は7回裏、この回から登板した4番手の辻に対して、2個の四球と筒井のヒットで無死満塁のチャンスを作る。ここで代打として登場したルーキーの高野は、右とにセンター前にタイムリーを放ち辻をKO。専修大はマウンドに寺西を送るものの、代打の手銭には押し出しの四球を与えてしまい、続く1番添田も犠牲フライを放つ。さらに2死満塁となってから迎えた4番内海は、2球目のストレートを捉えると、打球は弾丸ライナーで左中間のフェンスを越えるグランドスラム。日通がこの回打者一巡の猛攻で7点を追加する。
20200812日本通運 高野
代打で登場してタイムリーを放った日通のルーキー高野

日通は7回まで無失点の好投をみせた前田に代えて、8回からは同じルーキーの西村が登板。しかし西村は先頭の杉山をストレートの四球で歩かせてしまうと、山本のヒット→送りバントで1死2・3塁とピンチを招いてしまい、1番龍野の犠牲フライで1点を失う。さらにここから自らの牽制暴投や連続四死球と乱れてしまい満塁のピンチを背負う。それでも専修大の4番今里をセカンドに打ち取って凌いだかと思いきや、セカンド磯網の送球が暴投となり2者生還。専修大は続く5番山内がレフト線に2点タイムリー2ベースを放ち、この回5点を返し、スコアを5-8とする。
20200812専修大 山内
2点タイムリー2ベースを放った専修大の5番山内

専修大は8回裏に6番手として菊地がマウンドに上がるものの、制球が定まらずに3連続四球で満塁。このチャンスに日通の1番添田がライト前にタイムリーを放ち9点目。菊地はここから立ち直り後続を抑えたものの、ここら辺から浦和の天気は大雨となり、8回が終わったところで一時中断。雨は勢いを増すばかりで、そのまま8回降雨コールドで試合は終了し、日通が9-5で専修大を破った。

20200812専修大×日本通運
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください


日通はこの試合、相手が大学生ということもあり、打線では本来の3番浦部・4番北川、正捕手の木南、さらには1・2番を打つ稲垣と主力を出場させずに臨んだ。それでも浦部の代わりにそのまま3番セカンドで出場した磯網が先制ホームラン、4番に入った内海も満塁ホームラン、稲垣の代わりに1番に入った添田も2打点の活躍とルーキーをはじめとした代役のメンバーが起用に応えてみせた。ここ最近日通の試合をそれなりに見させてもらっているが、メンバーが代わっても打線としては低迷することなく、非常に安定した戦いぶりをみせていて、チームとしての成熟度も高いと感じている。
20200812日本通運 内海
代役の4番であるがグランドスラムという形で結果を残した内海

対照的に専修大は、まだまだチームとして固まっていないという感じであった。レギュラーが確定しているのは、プロも注目しているショートの大庭と、4番を打つ今里くらいであると思われ、この試合でも野手でいえば計18人の選手を起用している。特にチームの扇の要である捕手に関しては、この試合では夏目→新出→大澤→石川と4人もの選手がマスクを被った。昨年まで正捕手を務めた深水が卒業したこともあり、まだまだ競わせているという段階なのだろうけど、キャッチャーが固まらないとチームが固まらない部分もある。この試合に出場した4人は高校時代にそれなりに実績もあり、ハイレベルな選手たちなので、思い切って誰かに固定してしまうのも手かもしれない。
20200812専修大 大澤
4年生として専修大の正捕手の座を射止めたい大澤

また専修大で個人的に注目したいのは、5番手としてマウンドに上がった寺西だ。星稜時代から大型左腕兼4番打者として活躍しており、星稜の先輩でもある松井秀喜と小中高が同じことから「ゴジラ2世」とも呼ばれた。ただ専修大に進学してから一部では二刀流に挑戦しているとの情報もあったが、ここまでリーグ戦出場はなく、未知の存在となっていた。ただ東都のHPでは外囲野手となっている寺西は、この試合では7回の満塁のピンチで投手として登板。球にまだバラツキがあり、押し出しや満塁弾を浴びるなど結果は残せなかったものの、191㎝の長身から繰り出すMax145㌔のストレートには可能性を感じさせるものがあった。本格的に投手に専念すれば、まだまだ伸びる余地があると思われ、専修大の中でも今後も注視していきたい選手の1人だ。
20200812専修大 寺西
投手としての可能性を感じされた専修大の5番手寺西


Pickup Player
前田敬太 日本通運 投手
~後輩の前二立ちはだかった昨年のエース~

日本通運のルーキー前田は、昨年までプレーしていた専修大の後輩たちの前に立ちはだかり、7回無失点の好投をみせた。

前田は中部商時代から注目されていた本格派右腕であり、2年秋にはエースとして沖縄大会6試合中4試合に先発、2試合にリリーフと全試合に登板し、チームを優勝に導き、九州大会でも8強まで進出した。専修大では1年春よりリーグ戦で登板を果たすと、エースとなった3年秋には3勝をあげて、チームを東都2部優勝に導き、最優秀投手賞を獲得。4年秋にも3勝をあげて、リーグ2位の防御率1.60をマーク。プロからも注目されていたが、この春から日本通運に入社していた。

この試合で先発のマウンドにあがった前田は、185㎝85㎏という恵まれた体格から投げ下ろすストレートはMax147㌔をマーク。フォームはゆったりとしていて、また力を抜いて投げているようにも見えるために、打者から見ると実際のスピードとの差が感じられるようにみえた。このストレートを中心に、スライダー・カットボール・カーブ・フォークと一通りの変化球を操っていた。母校の後輩を淡々と打ち取っていき、ピンチといえるものは3回の2死1・3塁の場面くらい。「あの人きっと、点取られるまで(マウンド)降りないぞ…」という専修ベンチの読みとは裏腹に、大量援護のあった7回でお役御免となったものの、7回5安打5奪三振無失点という見事な内容であり、また球数が82球と少ないのも特徴的であった。

前田としては1年目から先発の座を獲得する上で、非常にいいアピールとなったことだろう。日本通運は阿部・釘宮が先発の中心となるものの、これに続く投手は横一線状態であり、前田にも十分にチャンスはあると思われる。もともと高校時代よりずっとスカウトからも注目されている右腕なので、今年2大大会で先発として結果が残せれば、来年には十分にドラフト候補となってくることだろう。

20200812日本通運 前田1
母校相手に7回無失点の好投をみせた日通の先発前田



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