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茨城トヨペット×日立製作所【都市対抗茨城予選】

9/6 都市対抗茨城予選準決勝
茨城トヨペット×日立製作所 @日立市民球場

試合経過

都市対抗茨城予選の準決勝はこれが今年初の公式戦となる日立製作所に、ゴールデンゴールズ(欽ちゃん球団)と日本ウェルネススポーツ大学を破ってB代表の座を手にした茨城トヨペットが挑んだ。

日立の初戦の先発はルーキーの原田。これが公式戦初登板となる右腕は緊張もあったのか、いきなり1番中根に対して3球連ボールとなるものの、ここから3球連続でストライクを投げ込み、最後はこの試合最速となる146㌔のストレートで空振り三振。続く2番山田に対しても3ボールとなるも、ここからまたもやストレート3球で見逃し三振。原田は3番本間も三振に仕留め、原田は初回ストライクが全部ストレートで3者連続三振のスタートを切る。
20200905日立製作所 原田
初回を3者三振に仕留めた日立製作所の先発原田

日立打線は初回、先頭の野中が粘って9球目で四球を選んで出塁。続く強打の2番豊田はバントの構えもみせずに強硬策に出るも四球、さらに3番大塚も四球で無死満塁となる。トヨペットのエース武藤公は決してコントロールが悪いというわけではないが、コースを狙ったボールがわずかに外れてしまっていて、いきなり大ピンチを迎える。日立は5番の19回目の都市対抗予選を迎えるベテラン田中がライト前にタイムリーを放ち2点を先制。さらに死球で再び満塁とすると、7番河野が振りぬいた打球はレフトスタンドに飛び込む満塁ホームランとなる。
20200905日立製作所 田中
先制タイムリーを放った日立製作所の19年目田中

日立はなおも吉田のヒット、野中が今度は10球投げさせた末に四球を選んで2死1・2塁のチャンスを作ると、2番豊田は初球のカーブを捉えて左中間スタンドに飛び込む3ランホームラン。東海大相模では4番打者として夏の甲子園制覇、国際武道大でも1年から4番を務め、全日本大学野球選手権準優勝2回を誇る強打者が、社会人の舞台で初となるホームランを放った。日立は結局初回に9点をあげる形となる。
20200905日立製作所 豊田
社会人デビュー戦で3ランを放った日立製作所の豊田

トヨペットは2回からマウンドに上がった片倉が、ナチュラルに動くストレートを武器に、2・3回と日立打線を無得点に抑えるナイスピッチング。試合は落ち着きを取り戻したように見えたが、4回にトヨペットは投手を村中に交代させてしまったことで、また試合は日立ペースとなっていく。
20200905茨城トヨペット 片倉
日立打線を2回無失点に抑えた茨城トヨペットの片倉

4回裏、日立は先頭の森下のヒットと四球で1死1・2塁のチャンスを作ると、7番河野が今度はセンター前に弾き返すタイムリーヒット。さらに8番吉田は1塁線を破り、9番川本もセンター前に絶妙に落とす当たりを放ち、日立が7・8・9番と下位打線の3連続タイムリーで3点を追加する。さらにここで登場した代打のルーキー江藤は、社会人公式戦初打席でライトスタンドに2ランホームランでこの回5得点。5回裏にも1死2塁からこちらもルーキー八幡がタイムリーを放ち、日立がリードを14-0と広げる。
20200905日立製作所 江藤
社会人初打席で2ランを放った日立製作所のルーキー江藤

初回はボール先行が目立ったものの、2回以降は安定してきた原田は安定した投球でトヨペット打線を打ち取っていき、5回までわずか58球でパーフェクトピッチング。デビュー戦で完全試合を期待したいところであったが、日立は都市対抗予選の経験を積ませるべく6回からは同じくルーキー杉尾にスイッチ。杉尾はヒットを2本浴びたものの、Max143㌔のストレートに加えて、大きく鋭く曲がるスライダーで3つのアウトを全て三振で獲り6回を無失点。7回はまたもやルーキー西山が登板して、2個の三振を奪って3人でトヨペットを抑えた。これで大会規定により日立製作所が14-0でコールド勝ちとなり、都市対抗北関東予選の第1代表決定戦進出を決めた。

20200905茨城トヨペット×日立製作所
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください


日立製作所にとってはいい形で今年の公式戦初戦を飾れた。特に8人中7人が出場した新人の大活躍は喜ばしいことであろう。投げては先発の原田が5回をパーフェクト、6回を杉尾、7回を西山と3投手での完封リレー。ここまでの起用をみていると原田は先発、杉尾と西山はリリーフという役割のよう。杉尾と西山に関しては2人ともに地方大学の大エースとして活躍していたということもあり、先発向きかと思っていたが、リリーフでもそれなりに投げれることを証明できているようだ。野手でいえば豊田と八幡が、層の厚い外野手の中でもスタメン出場をはたし、豊田は初回に3ランホームラン、八幡は6回にタイムリーを放つなど結果を残した。代打で出場した江藤も初打席では2ランを放ち、渡邉は6回からマスクを被り杉尾・西山をリードした。
20200905日立製作所 杉尾
2番手として登板した日立製作所のルーキー杉尾

若い力の1発攻勢で大勝したこの試合で、重要な役割を果たしたのは7年目の1番野中であろう。初回の第1打席では3球ファールを打つなどして粘って9球も投げさせて四球で出塁。ここから相手の武藤公は連続四球を与えてしまうわけだが、この野中の四球がなければ、展開は大きく変わっていたと思う。打者一巡して初回に回ってきた第2打席でも10球を投げさせて四球を選んで出塁。次打者の豊田が初球を捉えて3ランだったのも、この野中の10球が効いていたことだろう。結局初回に1人で相手投手に19球投げされているってのは凄い話です。新人の活躍も目立ったが、それをささえた1番野中、主将の大塚、先制タイムリーの大ベテラン田中らの働きも重要であった。
20200905日立製作所 野中
初回に計19球を投げさせて2四球を選んだ日立製作所の1番野中


Pickup Player
河野祐斗 日立製作所 セカンド
~初回の満塁弾を含む5打点の活躍~
初回に事実上試合を決定づける満塁ホームランを放ったのは、7番セカンドでスタメン出場した河野であった。

河野は走攻守揃った1番ショートとして2年春から4季連続で甲子園に出場。2年春の初戦の洲本戦ではサヨナラ安打を放ち、8強入りに貢献。3年春のセンバツでは鳴門の主将として選手宣誓も務め、3年夏にはエース板東(ソフトバンク)を擁して8強入りを果たした。明治大では同期に竹村(JR東海)がいたこともあり、セカンドに転向すると3年春からリーグ戦に出場。4年秋には立教戦で決勝弾を放つなど2ホーマーを放ち、リーグ11位の打率.313をマーク。規定打席に達したのはこの1度だけだが、リーグ戦の通算打率は.299とハイアベレージを誇る。2018年に日立製作所に入社して、今年は3年目を迎える。

このような経歴をもつ河野だけに、8/6のパリーグの勝利投手3人は、
日本ハム河野 →弟
ソフトバンク板東→鳴門の同級生
オリックス山崎 →明治大の先輩
と全員が河野祐斗の関係者という珍事も起きていた。

この試合では7番セカンドで出場した河野。初回に2点を先制した後に1死満塁のチャンスで回ってきた第1打席ではカウント2B1Sからのストレートを見事にとらえると打球はレフトスタンドに飛び込むグランドスラム。173㎝でありながらそのパンチ力は健在であることを見せつけた。これで日立は初回の得点を6とし、見ている側からすればこれでもう試合が決まったなと思った。1死1・2塁で回ってきた4回の第3打席でも、綺麗にセンター前に弾き返えすタイムリーヒット。結局この試合で4打数2安打5打点という活躍で、チームの勝利に大きく貢献した。

日立製作所ではこれまでケガもあり、なかなか活躍できていなかったものの3年目となる今年、これまでセカンドのレギュラーであった元オリックスの岩崎はスーパーサブ的な位置になりつつあり、セカンドのレギュラーを掴みつつある河野。この調子で北関東予選でも活躍し、セカンドのレギュラーとして東京ドームで躍動する姿を見たいところだ。

20200905日立製作所 河野
初回の満塁弾を含む5打点をあげた日立製作所の河野



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