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東京情報大×国際武道大【千葉学生野球連盟】

9/13 千葉学生野球連盟第1節1日目
東京情報大×国際武道大 @長生の森野球場

試合経過

雨で1日遅れてこの日に秋季リーグの開幕を迎えた千葉学生野球連盟。開幕戦は東京情報大×国際武道大の試合となった。

国際武道大の開幕投手は、U18日本代表にも選ばれている横浜のエースであった板川。2年生となった今年は、先輩の伊藤(JR東日本)と同様に国際武道大のエースとして期待される左腕であったが、序盤はコントロールにバラツキがあり、いきなり先頭の山崎をストレートの四球で歩かせてしまう。山崎は盗塁を決め、さらに2番吉野のセカンドゴロの間に3塁へ進塁する。ここで迎えた3番岡は初球のカーブを捉えると、左中間を深々と破るタイムリー2ベースとなり、東京情報大が先制する。
20200913東京情報大 岡
先制打を放った東京情報大の岡

板川は2回になっても、先頭の松山にヒットを浴びると、続く加藤には四球を与えてしまい、バントで1死2・3塁とピンチを招いてしまう。ただここから本領を発揮し、9番高城をインコースのストレートで見逃し三振、1番山崎もインコースのストレートで空振り三振と、ともに右バッターの懐に勢いよくストレートを投げ込みピンチを脱するなど、本来の投球を取り戻したかに見えた。
20200913国際武道大 板川
2回には本領を発揮しピンチを凌いだ国際武道大の先発板川

すると国際武道大は2回裏、4番吉田のボテボテのサードゴロが内野安打となると、5番鮎ケ瀬もセンター前ヒットで続き1・2塁。1死となってから7番塚越はセーフティバントを試みると、これを処理したピッチャー斎藤の送球は逸れ、ファーストが捕球できずに2塁ランナーの吉田が生還。さらに続く8番の1年生籾山のサードゴロは併殺崩れとなり、その間に3塁ランナーの鮎ケ瀬が生還し、国際武道大が2-1と逆転に成功する。
20200913国際武道大 塚越
国際武道大は塚越のセーフティバントがエラーを誘い同点→逆転へとつなげた

2回に本来の姿を取り戻したかに見えた板川であったが、序盤に安定感を欠いたところはあり、岩井監督は何と3回のマウンドには2番手として青木を送った。アンダーハンドの青木は持ち前のテンポのよい投球で、情報大打線を次々に打ち取っていき、スコアボードに0を重ねていく。一方の東京情報大のエース斎藤も、持ち前の肩の柔らかさを生かしたフォームからのストレートがどんどん良くなり、これに2シーム・スライダー・フォークといったボールも交えて、3・4・5回と3イニング連続で武道大打線を3人ずつで抑え、試合は2-1のまま後半戦に突入する。
20200913東京情報大 齊藤
3~5回は打者9人で片づけた東京情報大の先発齊藤

武道大は6回裏、先頭の梅田が死球で出塁すると、2番加瀬がセンター前ヒットで続き、3番柄澤が送って1死2・3塁とチャンスを作る。ここで1塁が空いていたこともあり、4番吉田に対してカウント3B0Sとなるものの、このカウントから甘く入ったストレートを吉田はレフト線に運び、武道大が2点を追加する。
20200913国際武道大 吉田将
6回に2点タイムリー2ベースを放った国際武道大の新4番吉田

青木の投球は後半戦に入っても快調そのもの。ほぼ四球などを出すことはなく、情報大打線がヒットを放っても散発となってしまい、なかなか得点に結びつかない。青木が登板した際には、原田・山本といった投手がすでにブルペンで投球練習をしており、「板川も早めに降板したので、今日の武道大は繋いでいくのか~」と思いきや、気づけば青木が9回のマウンドにあがる。最終回の青木は1死から星山にヒットを許すものの、最後は加藤をレフトフライ打ち取りゲームセット。国際武道大が4-1で勝利し、見事開幕戦を飾った。


20200913東京情報大×国際武道大
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください


国際武道大の多彩な投手陣にまたニューフェイスが誕生した。エースとして期待される板川、同じ左腕でもサイドスローの原田、右のサイドスローの山本と昨年から登板経験のある多彩な顔ぶれに、新たにアンダースロー青木が加わり、バリエーションに飛んでいる。昨年は先発として活躍した吉田・尾身、高校時代には名を馳せた菊地・北村といった本来はエースとして期待したい4年生本格派右腕が揃ってベンチ外となる中でも、国際武道大の投手層の厚さを感じた。

打線に関していえば、4年間レギュラーとして打線を牽引し、2度もチームを全日本大学野球選手権準Vに導いた豊田(日立製作所)・磯網(日本通運)・勝俣(オリックス)・三河(TDK)のカルテッドが卒業。今年の打線は、昨年に比べて小粒感が否めないが、その中でも2人の若きスラッガーがその片鱗を見せつけた。まず4番に座った2年生の吉田は6回にカウント3B0Sから果敢に打ちに行って2点タイムリー2ベースを放つなど、いずれも得点に絡む2安打を放つ上々の4番デビュー。本職は捕手であるものの、1年生ながら背番号「3」を背負い、8番DHでスタメン出場した籾山は、デビュー戦とは思えないくらい、どっしりした構えで雰囲気があった。この試合ではヒットは出なかったものの、翌日の試合ではホームランを放っている。上述のカルテッドの後継者として、これからが楽しみである。
20200913国際武道大 籾山
1年生ながら背番号3を背負い、スタメン出場を果たした国際武道大の籾山

3回以降は完全に沈黙していまった東京情報大の中で光ったのは、1年生ながらスタメンマスクを被った島上であった。昨年は盛岡大付の正捕手としてチームをセンバツ出場に導いた島上は、前半戦はエース斎藤を見事にリード。6回に吉田に3B0Sから打たれてしまったあたりは中途半端であったが、守備面でも上々のデビューを飾ったと思う。それより目立ったのが打撃であり、初打席では見事にバントを決めると、その後はチームが大苦戦した青木相手に1人気を吐く2安打。さらには盗塁も決めるなど躍動しており、伊藤(かずさマジック)の卒業によりキャッチャーが課題となっていた東京情報大にとっては大きな収穫であろう。
20200913東京情報大 島上
打っても2安打の活躍をみせた東京情報大の1年生捕手島上


Pickup Player
青木快人 国際武道大4年 投手
~遅れてやってきた4年生アンダーハンドがチームを救う好リリーフ~
何といってもこの試合で国際武道大を勝利に導いたのは、3回からリリーフ登板して最後まで無失点で投げ抜いたアンダースローの4年生右腕の青木であろう。

アンダースローの青木は桐生第一では2年秋にエース内池(東洋大)に次ぐ2番手として活躍し、関東大会では準決勝の常総学院戦に2番手として登板し、4イニングを投げている。3年春のセンバツでも、初戦の滋賀学園戦で4回途中からリリーフ登板して、7回まで投げ抜いている。当時から貴重なアンダースローとして注目されていたものの、残念ながら国際武道大に進学してからはその活躍を耳にすることはなく、少なくとも直近の3年秋のリーグ戦では登板はなかった。

この試合では先発の板川が不安定だったこともあり、初回からブルペンに入っていた青木。チームが逆転した直後の3回から2番手としてマウンドに上がった。青木の下手から繰り出すストレートのスピードは120㌔行くか行かないかというレベルであったが、コントロールはよく低めに決まっており、ここにスライダーやカーブといった球でさらに緩急をつけていた。また特徴的だったのがそのテンポの速さで、時には審判から注意されるほどのスピードで球を投げ込んでいき、今日の試合は完全に青木のペースとなった。青木はこのテンポで次々に情報大打線を打ち取っていき、また四球を与えることもなく、ヒットも散発であったために、ランナーを2人以上出すことはなかった。正直青木は短いイニングのつなぎかと思っていたが、気づけば3回から最後までわずか、85球で7イニングを投げ切り、7回3安打無失点の好投で勝利投手となった。

国際武道大の多彩な投手陣に、右のアンダースローというまた新たなタイプの投手が加わった。4年秋ということで大学では遅咲きといえるタイミングだが、右のアンダースローは社会人野球でも需要のあるところだと思うので、まずはこのリーグ戦で今日のようなピッチングを続け、来年以降も活躍が見れることに期待したい。

20200913国際武道大 青木
3回から最後まで7回無失点リリーフをみせた国際武道大の青木




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