ドラフト会議の意外だった指名ベスト5
今年のドラフト会議で、個人的にこれは意外と思ったドラフト指名をランキング方式で書いていきます。
5位 山崎伊織 東海大→巨人2位
Max153㌔のストレートに、スライダー・カットボールが冴え渡る右腕は、東海大では3年春夏に連続でMVPを獲得しており、大学球界屈指の本格派右腕として春先まではドラフト1位候補と言われていた。ただ今年の6月にはトミージョン手術を受けることとなり、プロ入りを断念して社会人に進むことを表明。そこからドラフト直前に急転直下でプロ志望届を提出するも、再来年まで投げられない、本人は育成でもプロ入りしたいという報道、さらには東海大の大麻事件も発生したことから(本人は関わなくてもドラフトとしての逆風は強い)、上位での指名はないと思われていた。ただドラフト会議では原監督が指揮を執り、東海大とは縁の深い巨人が2位で強硬指名。昨年はドラフト1位指名した堀田がいきなりトミージョン手術を受けて、波紋を広げていただけあって、意外な指名であったが、再来年から活躍してくれればいいというスタイルで待てるあたり巨人の戦力の充実さもうかがえる。

4位 小川龍成 国学院大→ロッテ3位
大学球界でも屈指の守備力を誇るのが、国学院大のショート小川であり、3年夏には大学日本代表にも名を連ねた。ただ打撃に関していえば、ドラフト翌日のリーグ戦では8番打者として出場するなど、ずば抜けた存在ではなかった。ロッテにおいてショートが補強ポイントなのは分かるが、今年は同じようなタイプの守備力に秀でたショートは多く、ロッテが小川を指名した時点では、他にも元山(東北福祉大)・矢野(亜大)・中野(三菱自動車岡崎)といった同レベルと思われる即戦力のショートは残っていた(つまりこここの時点では焦ってショートを指名しなくてもよかった)。なのでロッテの3位小川というは、やや評価しすぎてはと思ってしまった。そんな指名だが、数年前にも同じような感想をもった指名があって、それこそ守備力はピカイチだが打順はトヨタの9番という源田を西武が3位指名したときであった。小川にもまさに源田コースでの成長を期待したいところだ。

3位 阿部翔太 日本生命→オリックス6位
今年はコロナの影響もあってか、社会人選手は指名されるほどの実力をもった選手でも、会社に残留をするという選択をした選手が多かったように思えた。そんな中オリックスがドラフト6位で指名したのは、今年で社会人6年目、年齢でいえば先日28歳になった阿部であった。阿部の実力については問題なく、Max151㌔のストレートに巧みにフォークなどを操り、日本生命ではエース、社会人日本代表にも名を連ねるなど、プロでもすぐにやれるレベルの右腕である。社会人入社当時はケガに苦しみやや遅咲きなところもあったが、実力的にはもう何年も前に指名されていてもおかしくなく、むしろもうプロ入りはしない方針の選手かと思っていたので、名前が呼ばれたときは驚きであった。即戦力中の即戦力の右腕なので、阿部には是非とも1年目からオールドルーキーとして1軍で活躍して欲しいものだ。

2位 宇田川優希 仙台大→オリックス育成3位
184cm95kgという立派な体格からMAX152kmのストレートを繰り出す右腕は、とにかくスケールが大きな右腕。今年は春先見たときにはスピードはそれほど出ておらず、秋のリーグ戦でも先発2番手に甘んじており、本来の力を出せていないところもあったが、それでもそのポテンシャルは十分にドラフト上位候補だと思っていた。なのでドラフト会議でなかなか名前が呼ばれなかったときには、「宇田川は上位指名縛りあるの?」と思ってみたい田野で、オリックスが育成ドラフトで、宇田川を指名した際には、一瞬違う選手と間違えたのかと思うほどであった。ただ報道では宇田川は育成での指名は辞退と事前表明していたとの話もあり、指名直後も表情は曇り、オリックス入団しない可能性も十分にある。ただもし入団することになったら、オリックスとしてはこれだけの逸材を育成で獲得できて超絶ラッキーといったところだろう。

1位 渡部健人 桐蔭横浜大→西武1位
西武が外れ1位で渡部を指名した際には、競合する際などとはまた違った声があがった。渡部は115㎏を誇る右の大型スラッガーであり、桐蔭横浜大では1年春から中軸に名を連ねていたが、この秋はリーグ戦でなんと8ホーマーを放つという大きなアピールをしていた。ただそれでも渡部をドラフト上位候補というメディアはなく、守備・走力も見た目からすると意外にうまいが、やはり打撃に特化した選手であるために、プロの世界では外国人とポジションが被るタイプであったので、西武の1位指名というのは大きなサプライズであった。ただ西武には中村・山川という同じタイプのスラッガーを育てた実績、また渡部から見れば素晴らしいお手本がいるうってつけの環境でもある。ちょうど阪神が大山を1位指名したときにも、似たような空気はあったが、今ではホームラン王争いを演じるまでに成長。この西武の渡部1位という指名も、何年後かには賞賛されるものになっているかもしれない。

以上です。
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5位 山崎伊織 東海大→巨人2位
Max153㌔のストレートに、スライダー・カットボールが冴え渡る右腕は、東海大では3年春夏に連続でMVPを獲得しており、大学球界屈指の本格派右腕として春先まではドラフト1位候補と言われていた。ただ今年の6月にはトミージョン手術を受けることとなり、プロ入りを断念して社会人に進むことを表明。そこからドラフト直前に急転直下でプロ志望届を提出するも、再来年まで投げられない、本人は育成でもプロ入りしたいという報道、さらには東海大の大麻事件も発生したことから(本人は関わなくてもドラフトとしての逆風は強い)、上位での指名はないと思われていた。ただドラフト会議では原監督が指揮を執り、東海大とは縁の深い巨人が2位で強硬指名。昨年はドラフト1位指名した堀田がいきなりトミージョン手術を受けて、波紋を広げていただけあって、意外な指名であったが、再来年から活躍してくれればいいというスタイルで待てるあたり巨人の戦力の充実さもうかがえる。

4位 小川龍成 国学院大→ロッテ3位
大学球界でも屈指の守備力を誇るのが、国学院大のショート小川であり、3年夏には大学日本代表にも名を連ねた。ただ打撃に関していえば、ドラフト翌日のリーグ戦では8番打者として出場するなど、ずば抜けた存在ではなかった。ロッテにおいてショートが補強ポイントなのは分かるが、今年は同じようなタイプの守備力に秀でたショートは多く、ロッテが小川を指名した時点では、他にも元山(東北福祉大)・矢野(亜大)・中野(三菱自動車岡崎)といった同レベルと思われる即戦力のショートは残っていた(つまりこここの時点では焦ってショートを指名しなくてもよかった)。なのでロッテの3位小川というは、やや評価しすぎてはと思ってしまった。そんな指名だが、数年前にも同じような感想をもった指名があって、それこそ守備力はピカイチだが打順はトヨタの9番という源田を西武が3位指名したときであった。小川にもまさに源田コースでの成長を期待したいところだ。

3位 阿部翔太 日本生命→オリックス6位
今年はコロナの影響もあってか、社会人選手は指名されるほどの実力をもった選手でも、会社に残留をするという選択をした選手が多かったように思えた。そんな中オリックスがドラフト6位で指名したのは、今年で社会人6年目、年齢でいえば先日28歳になった阿部であった。阿部の実力については問題なく、Max151㌔のストレートに巧みにフォークなどを操り、日本生命ではエース、社会人日本代表にも名を連ねるなど、プロでもすぐにやれるレベルの右腕である。社会人入社当時はケガに苦しみやや遅咲きなところもあったが、実力的にはもう何年も前に指名されていてもおかしくなく、むしろもうプロ入りはしない方針の選手かと思っていたので、名前が呼ばれたときは驚きであった。即戦力中の即戦力の右腕なので、阿部には是非とも1年目からオールドルーキーとして1軍で活躍して欲しいものだ。

2位 宇田川優希 仙台大→オリックス育成3位
184cm95kgという立派な体格からMAX152kmのストレートを繰り出す右腕は、とにかくスケールが大きな右腕。今年は春先見たときにはスピードはそれほど出ておらず、秋のリーグ戦でも先発2番手に甘んじており、本来の力を出せていないところもあったが、それでもそのポテンシャルは十分にドラフト上位候補だと思っていた。なのでドラフト会議でなかなか名前が呼ばれなかったときには、「宇田川は上位指名縛りあるの?」と思ってみたい田野で、オリックスが育成ドラフトで、宇田川を指名した際には、一瞬違う選手と間違えたのかと思うほどであった。ただ報道では宇田川は育成での指名は辞退と事前表明していたとの話もあり、指名直後も表情は曇り、オリックス入団しない可能性も十分にある。ただもし入団することになったら、オリックスとしてはこれだけの逸材を育成で獲得できて超絶ラッキーといったところだろう。

1位 渡部健人 桐蔭横浜大→西武1位
西武が外れ1位で渡部を指名した際には、競合する際などとはまた違った声があがった。渡部は115㎏を誇る右の大型スラッガーであり、桐蔭横浜大では1年春から中軸に名を連ねていたが、この秋はリーグ戦でなんと8ホーマーを放つという大きなアピールをしていた。ただそれでも渡部をドラフト上位候補というメディアはなく、守備・走力も見た目からすると意外にうまいが、やはり打撃に特化した選手であるために、プロの世界では外国人とポジションが被るタイプであったので、西武の1位指名というのは大きなサプライズであった。ただ西武には中村・山川という同じタイプのスラッガーを育てた実績、また渡部から見れば素晴らしいお手本がいるうってつけの環境でもある。ちょうど阪神が大山を1位指名したときにも、似たような空気はあったが、今ではホームラン王争いを演じるまでに成長。この西武の渡部1位という指名も、何年後かには賞賛されるものになっているかもしれない。

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