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センバツでドラフト戦線はこう変わった【投手編】

センバツ高校野球大会はやはり注目度が高いだけあって、そこでの活躍はドラフト候補にとっては重要です。大会で活躍して評価をあげた選手もいれば、逆に下げた選手もいる。あるいはこれまで注目されていなかったのに一躍ドラフト候補に躍り出た選手もいました。そんなセンバツの結果で、ドラフトの地位が変わった選手を紹介していきたいと思います。
※あくまで個人的見解です

評価急上昇↑
ドラフト候補の中で1番評価をあげたといえるのは、石田(東海大相模)と達(天理)の2人である。

石田はもともと2年夏の時点で東海大相模のエースであったように、いい投手であることは間違いなかったが、ドラフト上位候補というほど突出した能力をもっている投手ではなかった。ただセンバツでは初戦の東海大甲府戦でリリーフ登板すると、自己最速を更新する146㌔をマークし、チェンジアップの質もかなり向上していた。大会通じて5試合で29回1/3をなげて失点0という成績は、ここまで突出した成績を残されると、スカウトも問答無用で高い評価をせざるを得ないというほどのものであった。
20210320東海大相模 石田

達はもともと193㎝の大型右腕として注目されており、素質を評価されているところも多かったが、今大会では初戦で宮崎商から1失点完投勝利をあげると、2回戦では強打の健大高崎から完封勝利。大型右腕というだけでなく、フォークなどの変化球を器用に操り、しっかりとゲームを作れることを証明しつつも、自己最速を更新する148㌔をマークするなど、まだまだ伸びしろもありそうだとアピールした。準決勝では登板を回避したが、その際に「投げられない状態ではなかったが、メジャーリーガーという目標があるので故障したら意味がない」と言い切ったあたりもスカウトからは好感が持てるものであったのではないだろうか?
20210320天理 達


評判通りの素晴らしい活躍
小園(市和歌山)、畔柳(中京大中京)、木村(北海)といった、昨秋の大会で素晴らしい投球をみせてドラフト上位候補とみられていた投手も、今大会でその評価が適切であるということを証明した。

まず今大会No1との呼び声が高かった小園は、ストレートこそ自己最速の152㌔には及ばない147㌔がMaxだったものの、スライダー・カットボール・カーブ・チェンジアップ・フォーク・2シームといった多彩な変化球が光り、打者を見ながら様々なパターンの投球ができる器用さを見せつけた。初戦の県岐阜商戦では完封勝利をあげ、リリーフとして登板した明豊戦でも決勝打は浴びたものの5回1失点の好投。今大会No1という評判は決して、間違っていなかったといえる。
20210323市和歌山 小園

今大会最速の149㌔をマークした畔柳は、スピードもさることながら、そのストレートは則本のように低い位置から伸びあがるような質のいいものであった。初戦で専大松戸から完封勝利をあげると、常総学院戦では7回1支店、東海大菅生戦でも完封勝利をああげるなど、計27回1/3を投げて失点は1のみという圧倒的な成績。準決勝では「右腕に力が入らない」と降板したのは残念であったが、スカウトから見れば十分な活躍。ここのところ3年連続で地元の高校生をドラフト1位で指名している中日から見れば、4年連続がかなり眼中に入ってきたというところであろう。

開幕戦で惜しくも敗れてしまったが、北海の木村も秋の防御率0.32という前評判に違わない投球をみせた。スリークウォーターからクロスファイヤー気味に放たれるストレートはMax145㌔をマークし、それと得意のスライダーというほぼ2種類だけでの投球。神戸国際大付打線を4回までノーヒットに抑え、終盤は2点を失い同点に追いつかれたものの、それはポテンヒットと本盗とういことであまり打たれてはおらず、十分に評価できる内容であった。
20210319北海 木村


残念ながら評価Down↓

大阪桐蔭の松浦、関戸の2枚看板は評価が下がる結果となってしまった。まず松浦は智弁学園戦で初回に四球も絡んで満塁のピンチを背負うと4失点、2回以降は何とか立て直したものの、150㌔越えと言われていたストレートはMax141㌔にとどまってしまったのが痛かった。松浦がスピード不足であれば、コントロール不足であったのが、松浦の後に2番手として登板した関戸。キャッチャーの頭上を大きく越えて、バックネットにダイレクトで届くボールも見られるなどとにかくコントロールが悪く、1回1/3を投げて3失点という散々な内容であった。実は両投手ともたまたま1回戦で調子が悪かっただけかもしれないが、大阪桐蔭がこの1回戦で敗れたためにセンバツで下がった評価を覆すことができなかった。
20210323大阪桐蔭 関戸

神戸国際大付の阪上も気になった。1回戦・2回戦ともに先発のマウンドに上がったものの、右肘が本調子ではないようで、投球に迫力とスピードがなく、ともに2回途中で降板。スピードが出ないだけならケガのせいで終わりだが、この右肘は昨秋からであり、ずっと右肘が治っていないというのはスカウトからすると爆弾持ちと思われてしまう可能性あがる。また投げない決断をして達が評価をあげたのであれば、逆に無理をしてでも甲子園で投げてしまった阪上は評価が下がってしまうかもしれない。
20210319神戸国際大付 阪上


一躍ドラフト候補に急上昇

センバツに出るほどの強豪チームの投手なので、もともと注目はされていたものの、センバツの投球で本格的にドラフト候補となったのが、深沢(専大松戸)と花田(広島新庄)である。

深沢は昨秋の関東大会では、鹿島学園と鎌倉学園から2試合連続で完封勝利をあげるなど実績十分であったが、実戦的なサイドスロー右腕というイメージが強かった。ただセンバツでは初戦で中京大中京の畔柳との投手戦を展開し、ストレートは自己最速を更新する143㌔をマークするなど、まだまだ伸びしろがあるところを見せつけた。ちょうど専大松戸のサイドスローでいえば数年前に横山(ロッテ)が指名されたが、横山と比較してももう十分なレベルであり、ドラフトでの指名も十分にあり得そうだ。

広島新庄といえば左腕王国であり、今年も前チームからエース格として活躍する左腕の秋山が注目されていた。ただセンバツで背番号1を背負ったのは、度重なるケガから復帰した本格派右腕の花田であり、初戦の上田西戦で先発のマウンドにあがると144㌔をマーク。カットボールやフォークなどの変化球もあったものの、花田のストレートは質がよく空振りがとれるのが特徴で、今の時代にしては珍しくストレートでゴリ押しできる投手であり、これにはスカウトの目も輝いたことであろう。
20210323広島新庄 花田


以上です。
まだ夏の大会もありますので、このセンバツで変わったドラフト戦線が今度どうなっていくのか楽しみです。



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