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立正大✕JR東日本【オープン戦】

8/9 オープン戦
立正大✕JR東日本 @JR東日本柏グランド

試合経過

立正大✕JR東日本のオープン戦は、立正大が山本、JR東日本が山口という共に背番号17をつける左腕の先発。台風が通り過ぎた翌日ということもあり、強風が吹き荒れる中での試合となった。

JR東日本は1回裏、先頭の菅田が死球で出塁すると、3番丸子が広陵の後輩の山本から強烈な当たりを放って三遊間を破り、1・3塁とチャンスを広げる。山本は4番大城からは三球三振を奪うものの、5番服部にはレフト線に運ばれてしまい、JR東日本が先制。さらに山本は、昨年まで東都1部で対戦していた倉石に四球を与えて満塁としてしまうと、続く小室にはインコースを攻めたボールが死球となってしまい、押し出しでJR東日本が2点目をあげる。
20210809立正大 山本
立正大の先発山本

ただJR東日本の先発の山口は、履正社では寺島(ヤクルト)と2枚看板を組み、ドラフトでは日本ハムから指名されるも入団拒否でJR東日本に入った左腕も、もう5年目を迎える。もともとサイドK気味のフォームの左腕であったが、さらに腕の位置をさげたようで、JR東日本のチームメイトの西居を彷彿とさせるようなザ・サイドスローというフォームになっていた。ストレートは145㌔をマークしており、左バッターのアウトコースに決まる球は素晴らしかったが、その球が続かずに甘く入ったボールは立正大打線に打たれてしまっていた。
20210809JR東日本 山口
JR東日本の先発山口

立正大打線は2回表に、1死からこの試合ではマスクを被った8番中嶋が初球のスライダーを右中間に運ぶ2ベースで出塁。すると2死2塁から1番佐々木もスライダーをうまくレフト前に運ぶタイムリーで得点をあげる。ただ1・3回もランナーを出すものの、山口の牽制に2度も引っ掛かってしまうなどしていた。それでも4回表、1死から6番宮﨑が出塁したところで、早くもベンチが動き右の代打の木村を送る。するとJR東日本はどこかパッとしない山口に代えて、2番手として石井をマウンドに送る。ただ立正大は木村のポテンヒットと四球で満塁とすると、代打の梶原がスクイズを決めて同点とする。
20210809立正大 梶原
同点となるスクイズを決めた立正大の梶原

2-2のまま後半戦へ突入した試合は6回裏、立正大はこの回から3番手として1年生右腕の山下がマウンドに上がる。183㎝84㎏という体格から力のあるストレートに加えて、この試合ではスライダー・フォークといった変化球も巧に操っていた山下は金子・内野とJR東日本が繰り出してきた代打から2三振を奪うも、JR東日本は福武がボテボテのサードゴロが内野安打として盗塁を決めるなど足で魅せると、1番菅田が1・2塁間を破るヒットを放ち勝ち越しに成功する。さらにJR東日本は7回裏、立正大の4番手の梅田から四球と服部のヒットで1死1・2塁のチャンスを作ると、代打近森もレフト前ヒット、2塁ランナーの大西はレフトが浅かったために1度は3塁で止まるも、ファンブルするのを見ると、一気にホームを陥れ、JR東日本がリードを4-2と広げる。
20210809JR東日本 菅田
6回に勝ち越しタイムリーを放ったJR東日本の菅田

5~7回までJR東日本の3番手の河浦にパーフェクトに抑えられてしまった立正大打線であるが、JR東日本が8回からピッチャーを柴田に交代すると再び息を吹き返す。先頭の代打土岐がヒットを放ち、4番桂川が四球を選んで1死1・2塁とチャンスを作ると、JR東日本はリリーフエース西田を投入するものの、5番小林の1・2塁間の打球を丸子が捕れずに、土岐の代走の楠本が一気にホームイン。さらに6番宮﨑も1・2塁間を破るヒットで続いて1死満塁と一気に逆転のチャンスを作るものの、後続は西田に抑えられて同点ならず。最終回は、西田が本来の力を見せつけて、佐々木・楠本から連続三振を奪うなど3人で抑えて、JR東日本が4-3で勝利した。
20210809JR東日本 西田
試合を締めたJR東日本のリリーフエース西田


20210809立正大✕JR東日本
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください

台風が通り過ぎた後で、3回には雨で試合が中断し、さらに終始バックネット方向に向けて強い風が吹き付ける中で試合が行われた。風に関しては、見ている方もツラいような状況なので、プレーする選手たちは大変だったことであろう。特に打者に関しては逆風なので打球が飛ばず、両チームともに外野は常時前進守備であり、それでもホームランはおろか外野の頭を越えるような打球は0という試合であった。風の中で投げる投手も大変だろうが、それ以上に打者には不利な試合となった。

入替戦で敗れてしまい、秋からは東都2部で戦うこととなる立正大。課題は何といってもエース不在の投手陣であるが、この試合では社会人屈指の強豪に対して、下級生投手がいいピッチングをみせたのは大きな収穫であった。まず4回から2番手として登板した2年生右腕の杉田は、ゆったりと足をあげてバランスのとれたフォームから、勢いよく腕を振り出すので、勢いのあるストレートはさらにタイミングがとりずらく、スライダー・フォークといった変化球も冴えており、2回1安打無失点という投球であった。失点はしてしまったものの、6回を投げた山下、7回を投げた梅田の両1年生もそれほど捉えられたという内容でもなく、秋のリーグ戦で十分に戦力になりそうであり、課題の投手陣のレベルアップに期待できそうだ。
20210809立正大 杉田
2回無失点の好投をみせた立正大の2番手杉田

相手が大学生ということもあり、渡辺・杉崎・糸野・佐藤といった一部の主力がお休みのJR東日本で、4番に座ったのは大城であった。左の強打者である大城だが、これまではファーストのレギュラーの丸子とキャラが被っていることもあり、出場機会も多くなかったが、ここ最近は打撃が好調のようで出場機会を増やしている。この試合では3打数1安打と持ち前の打撃では可もなく不可もなくという成績であったが、守備では本職のファーストでなく、レフトをまもり丸子との共存が可能なことも示した。来月からの都市対抗予選で、大城がレギュラーを掴むようなことがあれば、JR東日本の打線のパワフルさは増すことであろう。
20210809JR東日本 大城
この試合のJR東日本の4番に座った大城


Pickup Player
河浦圭佑 JR東日本 投手
~腕を下げて3回パーフェクトリリーフ~
5回からJR東日本の3番手として登板した河浦が、3回パーフェクトリリーフをみせてチームの勝利に大きく貢献した。

小倉高自体からストレートはMax145㌔をマークしてコントロールもよく、総合力の高い右腕として注目されていた河浦。2年秋には、その後センバツに出場した東筑の石田(法政大)と、延長線まで投げ合う大接戦を展開。3年春には九産大九州や九州国際大付といった強豪を破り福岡大会を制覇(ただし九州大会は不祥事で辞退)。3年夏もエースとして5試合全てをほぼ1人で投げぬくも、飯塚に敗れた。プロからも注目されたが、進学校の小倉なので河浦も大学進学かと思われたが、高卒で社会人野球の名門JR東日本に入社した。

投球の完成度は高いので1年目からオープン戦などでは登板を重ねており、今年もJABA大会では登板を果たしているものの、二大大会での登板はまだなし。今年ドラフト解禁となる3年目を迎えた右腕は、そんな事情もあってかフォームを改造した。もともとはコンパクトなテイクバックからボールを投げこむ本格派右腕タイプであったが、この試合で見た河浦は、コンパクトなテイクバックは一緒だが、そこからサイド気味に腕を振りぬいていた。

5回から3番手としてマウンドにあがると、世代的には同じ(河浦は大学3年生世代)立正大の選手たちに対して、140㌔中盤をマークしたストレートを勢いよく投げていく。変化球は120後半~130㌔台の手元で鋭く曲がるスライダーを投げており、このコンビネーションで、3回を投げてパーフェクトの4奪三振という投球内容で立正大を圧倒した。

腕の位置を下げたことでリリーフとしては非常に貴重な戦力となったであろうが、(リリーフということもあるだろうが)変化球の種類が少なくなっているなど気がかりなところもあった。まだ高卒3年目であり、本格派右腕としてチームのエースに成長して欲しい選手でもあり、このフォームチェンジは賛否両論あるものかと思われる。今年はJR東日本が日本選手権の本戦出場を果たせなかったので、解禁となるドラフト会議前に大舞台を踏むことができずにドラフト指名は厳しい状況。それでも高卒での社会人野球選手は伸びしろがあり、本格派右腕であれサイドスローであれ、プロからの期待はまだ十分な投手であろう。

20210809JR東日本 河浦
腕の位置を下げたフォームで3回無失点の好リリーフをみせたJR東日本の河浦



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