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専大松戸✕木更津総合【秋季千葉大会】

9/25 秋季千葉大会準々決勝
専大松戸✕木更津総合@千葉県総合SC野球場

試合経過

秋季千葉大会の準々決勝は、専大松戸×木更津総合という千葉ゴールデンカード。この大一番において、専大松戸は151㌔右腕の平野、木更津総合は1年生左腕の井上と、共に今大会初先発となる投手をマウンドに送り出した。

先制したのは専大松戸。1回表に先頭の大森が四球で出塁すると、1死2塁となってから、3番中山が左中間へタイムリー2ベースを放った。
20220925専大松戸 中山
先制のタイムリー2ベースを放った中山

木更津総合の井上は、182㎝88㎏と1年生離れした体格の大型左腕で、そのフォームといいちょうど木更津総合OBでもある山下輝(ヤクルト)を彷彿とさせる。ただ球速は本家には及ばす、ストレートは120㌔台後半であったが、スライダーやカーブでうまく緩急をつけて、2回以降は専大松戸打線を抑えていった。
20220925木更津総合 井上
どこか雰囲気が山下に似ている井上

専大松戸の平野は、直前の登録変更でベンチ入りし背番号は18、この試合が今大会初登板であったが、そんなことは感じさせない素晴らしい投球。ストレートはMAX149㌔をマークし、スライダーなども器用に使い、木更津総合打線を完璧に封じていく。

平野は打撃でも非凡さを見せつけ、無死1塁で迎えた5回表の第2打席では、泳がされながら打って舞い上がった打球はレフトフライかと思いきや、どんどん伸びてフェンス直撃のタイムリー3ベース。ここで木更津総合は井上→エースナンバーを背負うサイド右腕の伊藤にスイッチするも、専大松戸は2死1・2塁から4番吉田がサード強襲のタイムリーを放ち、この回2点を追加。

専大松戸は続く6回表にも、先頭の宮尾が四球で出塁すると、2死2塁で迎えた9番平野は、今度は打った瞬間にそれと分かるレフトフェンスオーバーの2ランを放ち、リードを5ー0に広げる。専大松戸はさらに9回にも、2番清水のヒットから2死3塁のチャンスを作ると、5版太田がレフトスタンドに飛び込む2ランホームラン。
20220925専大松戸 太田
9回にトドメの2ランを放った太田

平野は終盤に疲れが見えたか、8回には3四死球で満塁のピンチを招くと、羽根のサードゴロの間に初失点。それでも続く4番水野をファーストフライに抑えて最少失点で凌ぐと、9回にもエラーが絡んで1点を失うも、7安打8奪三振2失点完投勝利。専大松戸が7ー2で勝利し、関東大会出場に王手をかけた。
20220925専大松戸 平野2
完投勝利をあげてガッツポーズの平野


20220925専大松戸✕木更津総合
※お手数ですが、もしスコアが見づらい場合には画面を拡大してみてください

この試合は、個人的には戦力的に木更津総合が有利と見ていた。ただその時の専大松戸の戦力の見立てに、直前でベンチ入りしたとはいえ、この試合まで全く出場していなかった平野は含まれていなかった。しかしフタを開けてみれば、平野が投げては149㌔をマークして2失点完投、打っては2ランホームランを含む3打点の大活躍。平野という怪物の登場により、上記の見立てが一気にひっくり返る形となった。平野は腰痛などコンディションが良くなったとのことだが、この大一番でのいきなりの起用、そして見事な投球は、持丸監督の戦略(実はもう少し早く復帰できたけど、この試合まで隠していた)でないかとも疑いたくなるほどだ。

木更津総合も、選手は揃っているものの、平野という1人の怪物に太刀打ちできなかった。特に打線は芦川こそ不在だったものの、羽根→水野→三富と前チームからの経験者のクリーンアップは強力で、この試合では7番に座ったパンチ力のある中谷など全体を通して選手のレベルは高かったものの、この秋季大会では、ずっと低調であった。投手陣も右サイドの伊藤海をはじめ、左腕の井上、右本格派の金澤とタイプの異なる投手が揃っている。その反面絶対的なエースがいるわけではなく、近年は鈴木(日本ハム)・早川(楽天)・山下(ヤクルト)・野尻(法政大)・篠木(法政大)といった好投手を輩出している木更津総合としては物足りない。左腕の井上、この試合では代打での出場となった右腕の千葉の1年生2人は体格もよく、そのエースとなる素質があるので、一冬越えた来年の春の姿に期待したいところだ。
20220925木更津総合 千葉
この試合では代打で出場したものの、春には投手として期待したい千葉


Pickup Player
平野大地 専大松戸2年 投手
~全てを覆す怪物の出現~
今大会これまで出場のなかった専大松戸の平野は、初出場となったこの試合で、いきなり投打に渡り怪物ぶりを発揮した。

平野は取手シニア時代は捕手であり、本格的に投手を始めたのは専大松戸に入ってからである。ただ体格も181cm84kgとガッチリしてくると、2年夏の千葉英和戦ではリリーフ登板して150㌔をマークし、一躍その名を轟かせた。ただ鈴木・宮崎ら好投手を擁していた前チームにおいては出番は少なく、敗れた木更津総合戦でも代打での出場に留まった。新チームではエースとして期待されていたものの、コンディションが上がらずに、今大会は直前の登録変更で、背番号18でベンチ入り。この試合までは出場が全くないという状態だった。

なのでこの大一番でも平野の登板は正直薄くしか期待していなかったが、何と先発投手としてマウンドに上がった。平野のストレートは初回から140㌔中盤~後半をマークしており、2回にはこの試合最速の149㌔をマーク。前チームでも出番が少なかったあたり、球は速いものの、まだ完成度は低い投手なのかと思っていた。だが実際はコントロールもまとまっており、120㌔後半のスライダーはキレがよく有効なボールとして多投しており、投手としての完成度も高く、これは怪物が現れたと思った。

平野は木更津総合打線に対して一巡目を9人で終わらせる滑り出しをみせる。4回には2死2・3塁と初めてピンチを背負うと5番三富から147㌔のストレートで見逃し三振、6回には1死2・3塁のピンチで3番羽根・4番水野と打ち取るなどピンチになると、明らかにギアがまた一段階上がっていた。7回までは快調な投球であった平野だが、これが初登板ということでさすがに疲れたのか、8回にはコントロールが乱れ3四死球で満塁のピンチを背負い、サードゴロの間に初失点を喫するも、またもや4番水野を打ち取り、この回最少失点。9回にもエラーが絡んで1点を失うも、9回7安打8奪三振2失点で完投勝利をあげた。

投球もさることながら、打撃でも怪物ぶりを発揮。181cm84kgという体格でパワーがあり、バットを寝かせて、そのまま振り出すフォームで、最初の打席で強烈なレフトライナーを放った。2打席目には変化球に泳がされながらも、フラフラと上がった打球はどんどん伸びて、レフトフェンス直撃のタイムリー3ベース。そして第3打席では伊藤のスライダーを捉えると、今度は打った瞬間にそれと分かるフェンスオーバーの2ランホームランとなり、4打数2安打3打点という活躍をみせた。

上述した通りに、この試合は個人的な前評判でいえば木更津総合の方が上であった。ただ平野という怪物は、投げては2失点完投、打ってもタイムリー3ベースに2ランという活躍で、それを一気に覆してみせた。投打に能力はピカイチで、投手としては間違いなく来年のドラフト上位候補。ただこの試合の活躍により、他のチームからかなりマークされる存在となるだろうが、その中で今日のような活躍が続けられるかが、その上位評価を確定させる上でカギになってくることだろう。


20220925専大松戸 平野

20220925専大松戸 平野3
投げては2失点完投、打っては2ランを含む3打点と投打に渡り大活躍の平野


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