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二松学舎大付か横浜か?センバツ関東7枠目の行方は

センバツ選考で毎年揉めるのが、関東の最後枠である。別々に行われている関東大会と東京大会を戦ったチームを比較するために、毎回議論の的となるのもやむを得ない。今年は95回の記念大会ということで、関東の枠も7枠となり、関東大会から5校、東京大会から1校はほぼ確実で、最後の1校を関東6校目と東京2校目で比較することになると思われる。


関東大会でみると、ベスト4の山梨学院・専大松戸・健大高崎・慶応の4校はセンバツ当確。ベスト8では、準優勝の専大松戸相手に準々決勝で3-4と1点差の接戦を演じた作新学院が5校目となる可能性が高い。ベスト8の中でも、準々決勝でコールド敗けを喫してしまった山村学園、さらにスーパーシードゆえに初戦敗退となってしまった昌平の選出は厳しく、関東6校目は準々決勝では健大高崎に2-5で敗れた横浜とみて間違いない。

東京2枠目は順当にいけば準優勝の二松学舎大付だろうが、やや陰りはある。そもそも1枠増えたことにより、決勝で点差がつかなければ東京準優勝のチームも選出されると思われていたが、二松学舎大付は決勝で東海大菅生に2-8で敗北。このスコア以上に力の差を感じるゲームであった(決勝戦の観戦記はコチラ)。準決勝で日大三が2-3で東海大菅生に敗れていることを踏まえると、日大三が東京2校目に選ばれる可能性も否定はできない。ただこの逆転現象は近年は起きていないことを考慮すると、二松学舎大付が東京2校目となる可能性が極めて高いと思われる。


さてここから横浜と二松学舎大付の比較に入るわけだが、同じ大会にも出ていないチームなので、まっとうに比較することは不可能だ。ただ両チームの戦いぶりをみた身から言わせてもらえば、強いのは間違いなく横浜だ。横浜はエース杉山をはじめとして、緒方・萩・山崎ら夏の甲子園にも出場した前チームからのレギュラーが残り、さらに峯・井上・椎木・上田といった有望な新2年生が加わり、激戦の神奈川大会を制した。関東大会でも初戦では浦和学院と当たるという不運も杉山の完封で勝利したが、準々決勝では健大高崎に終盤で痛い一打を浴びて敗れている。センバツ選考ではディフェンス面が大きく評価され、過去に及川の存在で逆転でセンバツに出場したように、安定した投球をみせるエース杉山の存在は心強い。また秋には不発だった打線が奮起すれば、センバツでも優勝を狙えるほどの実力はあるだろう。
20220911横浜 杉山
関東大会でも浦和学院を完封するなど抜群の投球をみせた横浜のエース杉山

一方の二松学舎大付も大矢→重川の継投で相手の攻撃をかわし、夏の甲子園でも4番を務めた新2年生の片山は東京大会では4割3ホーマーの活躍。東京大会の準決勝では優勝候補の帝京に快勝した試合は素晴らしかったが、それ以外にはコールドは1試合のみと迫力不足は否めなかった。また決勝は単なる1試合でなく、センバツ選考には大きなウェイトを占めるために、そこで本来の力が発揮できなかったのは、非常に残念であった。実力に関しても東京ではトップレベルで高いものがあるが、横浜と比べるとレベル的には低いという評価になってしまう。
20221113二松学舎大付 片井
東京大会では4割り3ホーマーの活躍をみせた二松学舎大付の4番片井


2チームの試合を見た人なら私でなくても、横浜を推すだろうが、そんな実力が高いからというだけで選ばれるのがセンバツではない。これに関しては、もはや高野連のおっちゃんの気まぐれで決まると言っても過言ではないが…あえていえば横浜の実力を評価して選考するのではないかと思う。よって関東7校目は個人的には横浜と予想します。皆さんの意見もコメントなどで頂ければ幸いです。


以上です。


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